南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

1P60FMJ やっと完成しました

2023年06月06日 20時03分00秒 | 1P60エンジン編






今日は本業があったから午前中に終わらせて
午後に頼んでいた部品が来たから1P60FMJを組み立てていた。

このエンジンは4バルブ化がメインなんだけど、
クラッチカバーとジェネレーターカバーのシルバー塗装が剥がれかけていたから剥離とブラストをお願いして、
シリンダーも再利用するから一応だが一緒にブラストもしていただいた。

そして組み立てなんだが4バルブヘッドを載せる場合はバルブタイミングが先ず出ないため、
カムスプロケットの穴を長穴加工してもらう必要があり、
カムはオーバーラップにしてあるんだがこんなにズレているんだがコレが普通で、
カムスプロケットを1丁ズラせば一応のタイミングは出るんだけど、
バルブの位置がしっくり来ない位置となってしまうためちゃんと長穴加工した方が良い。











シムは結局4枚全て交換してクリアランスは0.05ミリとしておいたんだが、
クリアランスを測り間違えるとシム代だけが増えていくだけだから、
計測の段階でシックネスゲージを入れれるだけ突っ込む事。

イン側なんて1.6ミリのシムから1.925ミリに交換したくらいだから、
最初がどれだけガタガタだったか分かると思う。

そして久しぶりに1P60系エンジンを作ったんだが、
プライマリキックって始動をミスるとクラッチなどが痛む事になるから、
正直言ってしまうと万人向けではなく玄人向けである事に間違いはない。

ただパワーはあるからやめられないんだろうねぇ。






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1P60の4バルブヘッドはかなり面倒です

2023年04月26日 20時21分00秒 | 1P60エンジン編





今日もバリバリ働いていてGPXをまた1機完成させ、
2機目もバラして仕様変更して腰下まで完成させておいた。

しかしまた似たような写真しか無いためこちらのネタは無しで、
同時進行している1P60FMJの4バルブをエンジン行ってみた。

まず1P60用の4バルブはクリアランス調整がタペットではなくシムとなっており、
ただDOHCではないからアウターシムなのがまだ救い。

インナーシムは組み立ててからでないとクリアランスが測れないからかなり面倒みたいで、
ただDOHCヘッドはまだ行った事無いから分からん。

そして私的にはロッカーアームにスクリューの調整で良いじゃん、と思うんだが、
アームの先端に重量物が着いてると多少だがフリクションになるので、
スクリューではなくわざわざシムにしてあると思う。

ただね、160ccもあるエンジンなんだからそんなに回すエンジンではないため、
豊かなトルクでゆったり乗っていただきたいなぁ、と個人的には思う。












シムとロッカーアームの隙間にシックネスゲージを差し込み現在のクリアランスを測ってみたが、
0.13ミリのクリアランスってホントにガタガタで、
このまま使ったとしたらヘッドからの異音に悩まされるはず。

ただクリアランスは分かったがこれからどうするかスッカリ忘れていたため、
ググってみたら自分のブログに書いてあった。

先ずシムを取り外して厚みをノギスで測ってからクリアランスを足して、
そこから欲しいクリアランス、例えば0.05ミリなら0.05ミリを引いた厚みのシムが欲しいシムの厚みとなるみたい。

しかしこんな事までちゃんと書いてあるって私は坂本龍馬並みの筆まめだなぁ。


ちなみに使えるシムはドリーム50の物となり純正部品で買えるはずなんだが、
前に作った時からかなり経過しているため部品が出るか分からんし、
部品番号も分からんから部品屋さんで調べてもらうしか無さそうだ。

明日はまた部品調達に走り回り、時間があったらまたエンジンを作る予定。

しかし通風が爆発してからすっかり酒の量が減り今日も朝からバリバリ働いてしまったが、
もしこれがちゃんとしたサラリーマンの日常だとしたら、
全く儲からないが現状の方が良かったのかなぁ、と超絶怠け者の私は思うw




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超久しぶりの1P60の4バルブ化

2023年04月20日 20時37分00秒 | 1P60エンジン編





今日なんだが先ずはLIFAN120改147ccが完成した。

内容としては以前書いた通りミッションはトップクロス化してキックもBタイプに変更し、
モダンワークスさんの58ミリシリンダーとピストンで147cc化。
あとヘッドはハイカムを入れて強化テンショナーを入れてある。

そしてLIFAN120と125はボアアップをしなくてもトップクロスギアとBタイプに交換し、
強化テンショナーとハイカムを入れるだけでも別物のエンジンになったようになる。

まぁLIFAN125はミッションがリターンだが安価でロータリーにも変更出来るから人気があり、
圧縮は上がらないからガソリンもレギュラーでOKと良く出来た仕様だと思う。

ただ難点としては塗装の剥離とブラストが必要だから少し費用もかかるし、
バラして剥離に出して引き取りに行くのもタダ仕事だし、
下セルのエンジンはGPXの倍近く組み立て時間がかかるからホントに面倒。
だからそのうち下セル付きだけ手間賃を上げさせていただくと思うよ。












お次のエンジンは以前ミニモトで販売されていた1P60FMJで、
メインは4バルブヘッドの取り付けとなっているんだが、
クラッチカバーとジェネレーターカバーのシルバー塗装が浮き始めていたのでシリンダーと一緒に剥離とブラストに出して来た。

そう言えばウチでは同じ1P60でもFMKやYMJなども扱って来たが、
どのエンジンも細かな所が少ずつ違い全く別物と言っても良いんでないかな。

上げればキリが無いがクランクストロークやキックスピンドルの太さにプライマリ系のギアの丁数などで、
マイノリティなエンジンのため私も細かな事は覚えていないから開けるたびに新鮮な気持ちになる。

















こちらが今回入れる4バルブヘッドでカムスプロケットは前に長穴加工しともらってあったから、
今回はシムとバルタイ調整して組む事となる。

しかし何年か前のパワー競争では主役だった1P60系エンジンもどう言う訳だか下火になってしまい、
4バルブヘッドも販売が終了になるみたいだから、
これから1P60系はもっと少なくなると思う。

そして8年くらい前に買った1P60FMKと4バルブヘッドと60ミリピストンをまだ1セットづつ持っているんだが、
今まで売る努力すらして来なかったがもし欲しい方が居ればお譲りしますよ。

とくに4バルブヘッドは新品の在庫持ってるのはもう私だけかもしれないし、
キックスピンドルが太くなった1P60FMKも買った当時の価格で販売しても良いかも。

ただ4バルブヘッドは確か8万円くらいで買ったから、
欲しがる方なんぞ誰もいないだろうねぇw







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クラッチの問題が無けりゃ良いエンジンなんだが

2022年03月22日 21時08分00秒 | 1P60エンジン編





昨日の話なんだが注文していた1P60用の部品が届いたので早速組み立ててみた。

エンジンとしては1P60でもYMJの方で1P60FMKの亜種みたいなエンジンなんだが、
まぁ中華エンジン全てが亜種と言われれば返す言葉は無いな。

オーナーさんはご自分で組み立てが出来る方なんだが、
このエンジンの持病で使ってるウチにクラッチが振れ出してクラッチが切れなくなる症状にお悩みのようだったんだが、
アルミのクラッチバスケットと鉄のドライブギアは溶接出来ないため定期的に交換するしかなく、
ただケッチンを喰らいまくってるとケース右後ろのベアリングが痛むため、
YMJに限ってはレース専用として扱った方が良いと思う。

で、私がいつもお世話になっているブローカーさんに部品注文したら、
クラッチはアッセンでしか買えず、バスケット裏のドライブギアとスターター系のギア3点もまとめ売りのため、
せっかくなのでYMJの部品ではなく強化品となるFMKの部品を買い交換してみた。













私も以前YMJを使っていたから良く知ってるんだが、
写真上のドライブギアは元は15丁となっていて、
よって相対的に他のギアも丁数が多く山が小さくなってしまうんだが、
FMKの物は13丁となっているから他のギアの山が大きく、
よって強化品となるだけの簡単な話。

ただ構造自体はどちらも同じだからいずれガタが出てしまうと思うんだが、
クラッチを長持ちさせるコツはまずエンジンの始動性を上げる事。

排気量の大きい空冷エンジンはホットスタートが苦手だからアクセルを開けて空キックして冷えた混合気を送ったり、
1番良いのが押しがけをするとケッチンなんぞ無縁となるからミッションベアリングにも良い。

自分のYMJはケッチンを喰らいまくっていたからギアが減ってしまいFMKの物に交換はしたんだが、
それからエンジンを降ろしたままとなり今では放置状態だ。
ミッションは最初からクロスミッションだから良いエンジンなんだが、
FMKのクランクケースに交換してベアリングの強度を上げてみても良いかもねぇ。












このエンジンのクランクシャフトなんだが何とH断面コンロッドになっていた。

どうやらBREさんで製作されたクランクらしいんだが、
H断面にしなきゃいけないってどう言う使い方なんだか興味があるね。

確か1P60YMJはモダンワークスさんから販売されていたんだけど、
もう販売はされていないから購入は不可能だと思うが、
FMKの方はヤフオクで普通に販売されてるし4バルブ化もウチでは可能で、
ヘッドとピストンは2セットも在庫してるんだが誰も買ってくれんかったわ…




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独立した初日が無事終わりました

2021年10月01日 20時21分00秒 | 1P60エンジン編
そんな訳で独立してから初めての1日が終わりまして、
先ずは元本社に出向いて通帳や社印をどうするか聞いたり、
使ってる軽トラの保険や社会保険の事なども聞いてなかったから色々相談し、
午後はコロナのワクチン接種に行って来たんだけどどこも痛くないし至って普通だった。

そして買い物にも行って来たんだけど、これから会社を維持していくために自分は極貧生活を余儀なくされるので、
食いたい物もあまり買えず酒もハイボールは諦めて4リットルの安い焼酎に元通りだ。

そして酒も買えなくなったら断酒するしかないし稼ぎが少なかった月はロクな食べ物にありつけないかもしれないねぇ。

よってこれから毎日が危機感に襲われると思うのでまたエンジンを1機完成させた。

















ド派手にエンジンブローした1P60FMKで以前は腰下まては作ってあったので今日は腰上を組んでいた。

このエンジンはかなりなブローをしていてクランクはコンロッドが曲がってたし、
ピストンは千切れてシリンダーなんて割れていたからどんな使い方したん?って感じだったんだけど、
何となくだが原因が分かった気がする。

クラッチカバーにオイルクーラーの取り出し口が見えると思うんだけど、
実はクランクケースの下側にもオイルクーラーの取り出しがあって、
まぁどちらかから取り出してもらっても構わないんだけど使わない方はメクラをするとクランクにオイルが行かなくなるため、
ホースを繋いでオイルバイパスを作っていただかないといけない。

このエンジンだとクランクケースの下側はメクラされていたためクランクにオイルが行ってなかったと思うんだが、
壊れた1番の原因はただの回し過ぎだと思う。

1P60はノーマルのままだと高回転はさほど得意ではないため、
排気量を生かして太いトルクで使っていただくエンジンだと私は思うよ。

とりあえず1P60は完成さたは良いんだが、このエンジンのご予約をいただいたのが去年の今頃でなんと1年もかかってしまった…

そしてこれから組むGPXも約1年前の方のだからお待たせさせ過ぎなんだけど、
これからはほぼ毎日エンジンを作っていかないといけないためスピーディーにはなると思う。

と言うかエンジン作り続けないとホントにアルバイト生活になっちゃうと思うわ。




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慣れているはずなのにコッター飛ばしました…

2021年08月13日 21時00分00秒 | 1P60エンジン編





せっかくのお盆休みだってのにずっと天気ぐ悪いみたいで甲子園はしばらくお預けだし、
エンジンの方もかなり溜まってるので出来る事からって事で部品が揃った1P60FMKを作っていた。

ただ、バルブにコッターを入れようとしたら失敗して1個飛ばしてしまい、
探すのも大変だったので諦めてカムイさんに買いに行く事にした。

12Vエンジンのコッターは売るほど持ってるんだけど、
互換性のある6Vエンジン用のコッターは持ち合わせが無く、
軽くは探したが見つからなかったので買いに行っちゃった方が早いわ。

明日はまた雨だろうから色々買い物に行ってから製作する予定で、
これが終わったらGPX125をまた一気に3機バラして休み明けに塗装に出さなければならない。

久しぶりの連休なのに全く遊んでる暇無いわぁ。


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間違った部品注文しちゃったみたい

2021年07月25日 20時42分00秒 | 1P60エンジン編






今日は休日だったが私には全く関係が無いので1P60を組んでいたんだが、
このエンジンは派手に壊れていたのでバルブも曲がっていて交換したんだけど、
ロッカーアームがカムに届いていないからまたバラしてみて比較してみたら、
どうやら届いていたのはGPX125系のバルブのようで長さが違かった。

まぁGPX125のバルブは使い道があるかもだしバルブ曲げちゃった方から修理が入るかもしれないので、
取っておいてまた注文したからまた部品待ち…












今日は他にも修理で入っていた手押し式のエンジン草刈り機を診てみたんだが、
マフラーを外してクランクを回したらピストンはちゃんと回るためどうやら原因は他にあるみたいで、
多分エンジンの横に付いてるクラッチなどだと思う。

よってエンジンは元に戻して次はその先をバラしてみようと思ったが、
せっかく天気良かったのでまた歩きに出かけて汗ビショビショになって帰ってきたからまた明日。

そしてまた農機の修理が出たらしいからまた取りに行って直すんだが、
なんでこんな忙しい人間のとこばかりに依頼が来るかねぇ。



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いよいよ東京オリンピック開会式の日

2021年07月23日 20時10分00秒 | 1P60エンジン編
今日は色々ありまして午前中は高校野球、長野県大会の決勝があり、
日大三高を抑えて松商学園が甲子園への切符を掴んだ。

ただ私みたいな高校野球ファンは全ての球児の親父みたいな目で見てるから特別な方入れはしないんだが、
最高の試合を見せていただけるよう頑張ってもらいたいね。

お昼はブルーインパルスの飛行を中継で見ていたんだけど
これから特別な事が始まると予感しこのクソ暑いのに鳥肌が立った。

とは言っても五輪円のポイントが全く映ってなかったので、
気になる方はYouTubeで確認してみてね。

ちなみに私が楽しみにしてるのがやっぱり野球に競歩とマラソン、あとはサイクルロードレースで、
特にロードレースは最高に楽しみでグランツールを戦う各国のスーパーヒーローが、
一堂に東京に集まり都心でレースするなんてまさに夢のような話。

ついこの間ツールドフランスが終わったばかりで休む暇も無く日本に直行された選手もいたみたいだけど、
メダル目指して全力で走っていただきたいねぇ。

ちなみにロードレースは日本ではマイナースポーツのため多分テレビ中継は無いと思うが、
スカパーでは放送されるみたいだから見れる方は応援していただきたい。












今日も休日だったのでエンジンを作っていた。

今回は1P60FMKで前に組んだ時は抵抗が多かったんだけど、
ミッションに入ってると思われたディスタンスカラーを入れり場所を間違えてただけで、
ちゃんとくみなおしたら簡単に直った。

ただ私の名誉のために言わしてもらうとケースを割った時に中から出て来たのは間違い無く、
プライマリキックのギアのカラーが1枚足りないのはバラしてた時に気がついていたから、
多分だがミッションのスラスト方向のガタが無いまま乗られていたんでないかなぁ。












とりあえず腰下までは完全したから、明日本業が終わったらまた組んで行く予定。

今の会社をクビになり会社はこのまま独立する事になったから、
これからエンジンをガンガン作っていかないとだが、
今夜はオリンピック開会式を観ながら酒飲んでまた明日頑張るさ。



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何度クランクケース開ければ良いのやら…

2021年05月21日 20時09分00秒 | 1P60エンジン編





いよいよ組む物が無くなったので修理でお預かりしている1P60FMKを組んでいた。
少し前にクランクとガスケット、バルブは届いたから腰下までは完成する事にはなる。












キックの遊びを確認したら蹴りしろのほぼ半分が遊びで、
このままでは始動不良になるためまたケースをバラしてラチェットの位置をポンチマークから1つズラしてみた。

そしたらケースの切り欠き部分にラチェットが当たってしまうため、
ケースの切り欠き部分を削って広げてラチェットが通れるよう加工しておいた。

ちなみにプライマリキックタイプのキックスピンドルは取り外して全バラにしないとラチェットの調整が出来ず、
そう言えば前にも同じ加工して遊び調整した気がする。












とりあえず腰下は完成したからギアがちゃんと入るか試してみたんだけど、
ニュートラルでギアを回すと渋いし4速だけギアは入るがギア同士が噛んでないみたいで空回りしてしまう。

ちゃんとシフトドラムは回転してチェンジは出来るんだがドグが移動しきれてないのか分からんが、
このままだと4速が使えないからまたバラして確認するしか無さそうで、
もしミッションまで交換になっちゃったらいよいよ全損レベルとなり修理断念、って事になりかねない…

ミッションもこのエンジン専用のボトムニュートラルだから簡単に買えないし、
組む前にミッションに異常は無かったから交換して直るのかも分からんが、
シフトドラムの頭のプラスのボルトを緩めてナメた跡があったし誰かが何かしたんかなぁ。

とりあえず部品代だけ聞いてみてから考えるかな…

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この手の壊れ方は大体が回し過ぎ

2021年04月19日 21時22分00秒 | 1P60エンジン編





現在修理に入っている1P60FMKなんだが部品を買わないといけないので簡単にだがバラしてみた。

このエンジンは現在はヤフオクで普通に販売されてはいるんだけど部品単体の販売は無く、
私の場合は輸入を専門でやられている方にお願いしているんだけど、
直ぐに注文出来るし国際郵便で届くから大変助かっている。












先ずヘッドはバルブが突いてしまっているから交換となり、
ピストンとシリンダーはご覧の有り様。

シリンダーにはクラックも入っているためどちらも交換となる。












クランクもコンロッドが曲がってるからこちらも交換で、
部品代を調べていただいたら3万円近くかかり関税の請求も来ると思う。

とりあえず腰上だけバラしてはみたがクランクまで曲がってるとケースも心配なので、
全バラにしてみてから他が大丈夫ならこのまま修理だが、
ケースまで被害が及んでいたら全損って事で新しいエンジンを買うしかなくなる。

まぁ今はW190が65,000円くらいで購入出来るから、
もし全損なら意地になって直すよりは新品の方が安く、
1P60もちゃんと販売されてはいるからどちらかにするかは自由だ。

明日はこのエンジンの続きを行い、他のエンジンもバラして剥離に出しに行ければ良いかなぁ。





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ケース強度だけは心配だがセル付きだから便利です

2020年10月07日 21時07分00秒 | 1P60エンジン編





今日のネタは1P60なんだが150ccのセル付きで初期オーバーホールの以来が入ったから早速バラす。

ただ覚えてはいないんだが以前にも同じエンジンをオーバーホールしていたらしく、
ちゃんとギア比表が残っていたからこのエンジンも一応調べてはみたが同じで、
排気量はあるくせに1速のギア比が3.272と加速重視過ぎる。

1P60だとゾンシェンの155ccのミッションはクロスミッションで、
1速は2.615と半クラは使うが発進したら後は良い感じのクロスなんだが、
組み換えは出来ないからこのままのギア比で我慢するしかない。











実はこのエンジンも色々と進化していてセルのワンウェイクラッチが3ローラーから6ローラーへと倍に強化されていた。

3ローラーの場合はローラーを押さえつけるのにコイルスプリングを使っていたからスペースの関係で3つだけだったが、
このローラーは薄い板バネで押さえてあるから組み付けも簡単で、ただ耐久性などは分からん。

あとローター軽量タイプでコイルは薄型だからレスポンスは良さそうなんだけど、
このセルのせいでクランクケースのボルトの数が6本しかなくケース強度が心配ではある。












クラッチの裏側のギアがやっと一体式となったのもかなりの進化。

ゾンシェンの155ccや以前の1P60は別体式だったからガタが広がりクラッチが振れて切れなくなったりしたもんだが、
このエンジンはその心配は無いんだがキックスタートでケッチンを喰らいまくるとこのギアが減り一式交換となるから、
セルを使わないならやはりケッチン対策CDIは必須だ。












キックスピンドルはW190と同じで太くなっていて1P60らしくクランクは円形ではないのが特徴かな。

あとシフトドラムも1P60FMKと一緒でストッパーはローラーが大きいタイプとなっている。

あと、言い忘れたが1P60は昔からボトムニュートラルで、
このエンジンはニュートラルセンサーが無かったからニュートラルランプを使うにはギアポジションセンサーに丸ごと交換する必要がある。

















あとはオーバーホール作業をしなから組んで完成。

組み間違いは無かったからまだ良かったし悪いところも全く無く開ける必要は無かったかもしれない。

ちなみにこのエンジンにも4バルブキットは取り付け可能で、
ただケース強度がやっぱり心配だからパワーアップや高回転化とかするんでなくて、
セルを使って始動してブン回さずトコトコと乗っていただきたいかな。

4バルブはバルブタイミングを取るのにカムスプロケットの長穴化が絶対必要だし、
タペットクリアランスもスクリュー式でなくてシム式だから調整が面倒で、
ただアウターシム式だから調整はまだ楽な方か。

1P60の4バルブヘッドはピストンも含めて2セットの在庫があるけど、
シム調整しても手間のお値段は据え置きだから正直言うと行たくはないかなw


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セル付き1P60FMJが1機のみ入荷しました

2020年08月12日 20時52分00秒 | 1P60エンジン編
















今日もC50のエンジンを作っていたんだけどまた明日書くとして、
とある方からお願いされたのでエンジンが欲しい方を募ってみる。


物は上の写真のセル付き1P60FMJで排気量は150ccとは書いてあったので多分60×53ミリの149.8ccで4速のボトムニュートラルとなっている。
ただこのエンジンは昔売っていた1P60YMJとは違い、
マフラーはモンキータイプの物が使えるダートマックスのヘッドとなりキックも太く強化されている。

エンジンの金額は75,000円との事なんだが1機しか用意出来なかったみたいだから早い者勝ちになってしまうが欲しい方はどうぞ。

















あとオプションなんだが4バルブヘッドの在庫があり45000円で販売しているんだが、
残念な事にピストンが無いんだがモダンワークスさんで5980円で販売してるのでそちらを用意していただくか、こちらで用意も可能となっている。

ただこのヘッドの取り付けには必ずカムスプロケットの穴を長穴に加工してからバルブタイミングを取らないとダメで、
さらにタペットクリアランスもスクリュータイプではなくドリーム50と同じアウターシムだから、
いちいちシムを買って交換するから大変面倒。

よって4バルブヘッドを取り付けたいけど自分じゃ無理って方は私が取り付けも可能だ。


もしエンジンが欲しいって方はブログタイトル下のアドレス、

msworksjapan@yahoo.co.jp

こちらまで連絡いただければ本体代や4バルブヘッドの取り付けなど無料でお見積もりをするので、
もし気になったならお気軽にお問い合わせ下さいな。

あとセル無しの1P60FMKの160ccの方も扱っているので合わせてどうぞ。




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1P60の4バルブエンジンの取り扱いを始めました

2020年04月02日 21時38分00秒 | 1P60エンジン編




今日は本業が終わったらカムイさんに頼んであったエンジンを買いに行ったり、
YBのエンジンを組むために鉄パイプを探したりしていて一日が終わった。

と言うのもクランクのスプロケットを打ち込むのに丁度良いパイプを持っておらず、
クランクシャフト径が25ミリだから内径が少し大きめの物だと水道管の物が丁度良かったから購入してきた。

でも今日はまた遅くなっちゃったから明日は今日買ったGPXをバラしてまた剥離に持って行き余った時間で製作する事にする。













とある方からのご依頼で1P60FMKの4バルブエンジンの販売を委託されたので、
もし欲しいって方がいらしたらブログ下のメールアドレスまでご一報下さい。

ちなみにエンジンの詳細はなんだが排気量は62×57ミリの172cc。

圧縮比: 10.3: 1

最大電力/Rev: 13.5/9000

最大トルク/Rev: 14.3/5000

スパークプラグ: イリジウムスパークプラグ

クラッチタイプ: マニュアル湿式多板

スタート方法: キック
 

圧縮比から下はコピペさせていただいたが金額は102,000円で初期オーバーホールも受け付けています。

1P60を買って4バルブするよりは安いし、この場合に問題になるバルブタイミングはエンジンをまだ開けた事無いから分からないが、
まさか2バルブを4バルブにした時ほど派手にはズレていないとは思う。

部品はちゃんと単体で買えるみたいだから修理は可能みたいなんだけど、
W190の部品など混ぜてどうにかする事になるんでないかなぁ。
1P60は散々オーバーホールしたが最初から4バルブのエンジンはまだ開けた事無いから未知数で、
前に紹介したケッチン対策のCDIと一緒に使っていただければと思う。

デイトナ アニマ190の国内販売のきっかけを作った私がこんな事していて良いか分からんが、
面白ければ自己責任でエンジンを選んで使っていただければ良いんでないかな。







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弄ろうと思えば172ccの4バルブヘッドにも出来る

2019年10月16日 20時18分21秒 | 1P60エンジン編








今日は中国らしき場所から謎の小荷物が届いて開けてみたら1P60用の4バルブヘッド だった。
そう言えば少し前に個人輸入が出来る方に頼んでおいたのをコロッと忘れていて、
しかも荷物がガチガチに梱包されていたたから開けながら爆弾やいけない薬が入っていたらどうしよう、などと余計な心配をしていた。

なんか犯罪に巻き込まれたりしたら嫌だし最近も飯田で暴力団の抗争があったりして物騒だからなんだが、
地元の新聞をネットで見れるからよく購読しているが暴力団の抗争はこんな田舎でも結構多く、
市内を歩いてると良く分かるが店の軒先に暴力団お断りの札がホントに多く貼ってあるから、
飲食業の方々も色々あってご苦労されているみたいだ。

まぁ話は脱線したが中身は写真のヘッドなんだけどピストンが入ってなくて、
モダンさんで60ミリピストンの4バルブヘッド用があったはずだからピストンも買えるか伺ってみたら、
60ミリの4バルブヘッド用は多分モダンさんのオリジナルで、
買えるのは62ミリピストンとシリンダーのセットで確かに1P60は172ccの設定があったんだけど、
私が思うに4バルブヘッドも62ミリシリンダーキットも多分補修用としてラインナップされてるだけみたい。

とりあえずピストンが無いと始まらないため62ミリのキットもお願いしてみたから、
現在1P60を4バルブにするには排気量も自動的に上がるがアルミシリンダーのニジカルメッキになるって事だ。

まぁ実のところ4バルブヘッドはモダンさんの最終を買っておいたから2機目になるんだけど、
バルブクリアランスはシム式でバルブタイミングもポンで組むとバルブがピストンに当たる地雷付きだから完全に玄人向け。
自分で出来ない部分も多いだけにハードルは高いんだけど、
ちゃんとチューニングされたこのエンジンは凄いパワーで全開にする勇気も無かったなぁ。

一応だが1P60FMKはヤフオクで購入出来るし心配のあるクラッチも思ったより安く購入出来るから自信がある方は手を出してみても良いかもね。

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クラッチさえどうにかなれば…

2019年10月12日 23時37分46秒 | 1P60エンジン編


台風19号が通り過ぎましたがお住いの地区はいかがだったでしょうか?
今回の台風も酷かったので被害に遭われた方には心が痛いです。

今回は長野県にも大きな被害が出てしまったので心配して色んな方からメールいただきましたが
こちらは大した被害もなく全く無事。
しかし近くの天竜川は大雨で堤防スレスレまで来た事が何度もあるので心配しております。

それと昨日ブログを休んでしまったけどイベント中止のお知らせをするのを忘れてしまい申し訳なかったです。
よって次回のイベントでお会い出来る事を楽しみにしています。






今日は久しぶりに1P60FMKの初期オーバーホールをいただいたので早速バラしてみた。








やっぱりプライマリキックが付いてるエンジンはケースがゴツくて重いね。

このエンジンは特に組み間違いは無いんだけど心配なのがクラッチバスケット。
190ccと違ってこの頃は裏のギアと一体ではなく分離式のため扱いによってはクラッチバスケットが振れ出したりする。

本当は溶接でくっつけてしまえれば良いんだが鉄とアルミだし芯がちゃんと出てないと振動になりそうだからねぇ。

今日のところはここまでにして続きはまたまた明日。
ただまた今週も予定が既にパンパンだから本業が少し暇にならないかねぇ。

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