やぁ。連日の暑さでバテたり熱中症にかかってないかな?
「のりもの倶楽部」南信州版です。ごぶさたしておりました。
しかしこうやって真面目に日記書くのはどれくらいぶりでしょうかね。
ずいぶんサボってしまいましたが子供用のお遊びバイクが完成したので記念に記しておきましょうか。
前にサーキットに見学に行った時、どこかの子供が小さく作られたモンキーBAJAに乗り走る姿を見て、
「ウチの子にもこんな小さな4ミニを作ってやりたいなぁ」などと考え初めてから半年。
頭の中で描いた「出来るだけ低予算で低いバイクを作る」がやっと形になりました。
で、上の写真がとりあえずの完成した姿。
フレームは僕のゴリラに付いていたオリジナルのフレームをサンドブラストした後に、
赤く自家塗装したレストア品。
スイングアームはモンキー純正のもらい物を同じく処理してあります。
エンジンは僕の12Vシャリーに載っていた物を全バラ、サンドブラストしてオーバーホール後に組み立て。
なのでここらあたりまではそんなにお金かかってないんですよねぇ。
これは左側からのショット。
フレームとエンジンはあまり物で作りましたが、
その他外装やフロント足回り、タイヤとホイールにいたるまでオール中華です。
何だかオール電化みたいな響きですな。
ちなみにサイドカバーは装着されていませんが、
タンクを買った時に一緒に付いてきたメッキのがあるんだけど、
裏のクリップがお粗末なため修理中で外してあります。
それとジェネレータのカバーは余っていたカブの物をバフかけして、
そのまま装着するとあちこち干渉してしまうので、
その部分はカットした物を用意しました。
意外とこう言った所はしっかり作ってあるんですよ。
クラッチ側のカバーなんてバフかけしてピカピカにするのに何日かかったことか…
外装の説明をすると、
まずタンクは5Lモンキーのコピー品、シートは国内有名メーカーのトラッカーシートのパクリ品です。
シート高を低く作ろうとすると、どうしてもこう言ったパーツチョイスしなってしまいます。
前後フェンダーも5Lモンキーのパクリ品ですが、
後ろのフェンダーはそのままでは長すぎてカッコ悪くなってしまったので、
ここはガレージに転がっていたカット済みフェンダーを白く塗装して装着しました。
ハンドルはゴリラ用の少しショートを購入したけど、
子供には広すぎるため絞り気味のクルクルハンドルにでも交換しましょうかね。
リアサスは台湾製の220ミリの一番短い物を購入しました。
それとライトはダミーで点灯しません。
これはエンジンのアップ写真。
まず目に付くのがインナーローターですかね。
外装を買うついでに入札してたら超格安で落としてしまったため装着してみました。
CDIも同梱されていたのでそのまま使いましたが、
スイッチは入っていなかったため自分でキルスイッチをハンドル部分に作り直してあります。
それとエンジン。「12Vシャリーの物をオーバーホールした物を使用」と書きましたが、
僕がそのままオーバーホールして組むはずが無い。
ブラストは当然としてもクランクまで手が入っているんですよ。
クランクシャフトは普通のRクランクなのですが、
ここは回転バランスを確認した後に重い部分を少し削って全円バランス化。
ミッションはそのまま使いましたがシリンダーはオリジナルの物を耐熱シルバーで塗装。
ヘッドはまずバルブをウエスト加工しバフかけして、
燃焼室はバルブ近くの段付きをゴム砥石で均してフラット化。
カムシャフトは中華エンジンに装着されていたハイリフト気味のカムを加工して装着。
ピストンは純正ですがバルブとは干渉しなかったため良いでしょう。
なので排気量は49ccのままです。
ポートはわざと広めに削って低回転のレスポンスが悪くなるように作ってあります。
その方がテクの無い子供には乗りやすいでしょうから。
マフラーは純正ルックな125ccまで対応の安物とも相まってさらに低回転はダル気味。
しかしキャブとエアクリーナーボックスはゴリラ純正ですが(笑
乗った感じはインナーローターと純正キャブのせいかレスポンスは鋭い感じ。
なのでキャブはもう少し大きめのPB18などに交換して、
極低回転はもっとマイルドにした方が乗りやすいでしょうね。
それに僕が乗った時はそっちの方が面白いですし。
関係ない話ですが、この12Vシャリーのクランクケース。
3速ロータリーの遠心クラッチなのでカブの物と同じと思っていましたが、
ミッションのベアリングはカブタイプのローラーベアリングではなくて、
なぜかモンキーと同じニードルベアリングのタイプでした。
なのでカブのミッションはそのまま使えず、
その代わりにモンキーのミッションがそのまま入る感じとなります。
なのでモンキーのミッションとDAX70のシフトドラムを用意して、
遠心4速ロータリーミッション♪なんてのを作っても良かったですかね。
全て組んでしまったのでもう遅いですが。
これはフロントの足周り。
フロントフォークは中華の10センチカットフォークを買って赤く塗装。
ホイールは3.5jの8インチにスペーサーをかましてセンターを出し、
90-65-8の中華タイヤを軽く引っ張って装着してあります。
こうやって低いフォルムを作ってあるんですよ。
リアもホールは3.5jと、フロントと全く同じですが、
タイヤは130-50-8を入れて、見た感じは太足化してあります。
6インチも考えたんですが、そこまで低く作らなくても良さそうだったので、
まぁここら辺のパーツチョイスはルックス重視ですかね。
それでも一緒に買った6インチ用のスタンドではまだ長すぎてしまったため、
ステップなどを削って何とか自立はするように作りましたが。
まぁこんな感じでとりあえずは完成して子供に乗らせてみたんですが、
前から小型電動スクーターに乗っていたからか、
アクセルで曲がるのが身に付いていたみたいで、おっかなビックリではあるけれど一応走れるみたいでした。
まだまだ「ただ運転だけは出来るレベル」ですが、
こうやって小さいうちから「バイクは怖いけど楽しい乗り物」と知ってもらえただけでも良かったかな。
親心としては高校になった時は出来ればバイクに乗ってもらいたくないんですけどね(汗
こんな事させてりゃ無理か…
それと問題もいくつかありまして、
まずはリアブレーキ。このペダルの位置が低すぎるためバンク角がかなり制限されてしまいまして。
せっかくペダル買ったんだけど、ここは思い切ってキャンセルし、
両手ブレーキ化にしてバンク角を確保しないと危険ですね。
後はハンドルの幅が広すぎるので、絞りハンドルに加工するか、
他のハンドルへ交換しないと危ない感じに見受けました。
やる事はまだまだ残ってます。
で、今回使ったお金を換算したところ部品代だけで6万オーバー…
全て僕のお小遣いから捻出しました(涙
しかし製作にかかった時間と加工賃と子供の笑顔はプライスレス。
なんせベースのエンジンを用意してから子供に分解のやり方教えながら、
腰下まで全て分解させましたからねぇ。
自分の手を汚して自分のバイクが作れたんだから良い体験が出来たとも思えます。
そしてたったこれだけのお金で「一生遊べるオモチャ」が作れたとも思えば安いかも。
全てをポジティブに考えなければ。
そんな訳で子供用バイクの製作は一旦終わり。
次の加工が終ったらまたUPしましょう。
そしてこのバイクを公道仕様にもしたいし、自分のバイクもそろそろ手を入れなければ。
まだまだガレージにこもる時間が減りそうにありません…
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