南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

自分のエンジンは意外に適当

2015年11月29日 00時00分18秒 | 輸入横型エンジン編



今日は来年の自分用のエンジンの製作。
まずはクランクケースを剥離してみたんだが、
右側のケースだけがいつものケースと素材が違って、
WIN120やGPX125とかと同じ素材で強度があるのかな。

しかし片方だけだから剥離して合わせた場合左右の肌の感じが違うから、
なんだかチグハグになるんだよねぇ。
それとケースの上に刻印されているコレってなんだろうね?
意味がサッパリ分からん。









今回使うクランクは一次側クラッチ用でストロークは57ミリ。
クラッチはモダンさんの2次側クラッチキットを使うから、
クランクは一次側のでないとダメなんだな。

早速芯出しをしてみたがローター側は芯がバッチリだけど、
クラッチ側は0.02ミリくらいだったかな。
でもクラッチ側はギアしか付かないから何もしない。
重量物が付く訳じゃないし自分のエンジンだからこれで良いのだ。

んで、さっさと作りたいんだけどクランクのベアリングはゴリゴリだから交換だし、
ミッションのベアリングもガスケットもまだ。
だからこれ以上は何も出来ないからこれまでだ。

そして明日から数日仕事が多忙だからガレージ作業はしばらくお預けで、
楽しみの無い毎日は嫌だねぇ。

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中華クランクケースについて軽く語ろうか

2015年11月27日 23時06分19秒 | 輸入横型エンジン編


また性懲りもなくコンプリートエンジンを作っています。

これはまだ磨く前で剥離の途中なんだけど、
剥離って1回じゃ終わらないから最悪10回近く剥離剤塗っては洗ってを繰り返す。
だから生産者以外この世で1番このクランクケースを見てるかもしれない。
そんな事ないか(笑)

で、このクランクケースのベースってのがちゃんとあって、
それは国内有名メーカーの強化ケース。
セカンダリーとだけ書いておけば分かるかな。

本家と違う所は数あれど、こうやってコピーの言い逃れしてるのかとかいくぐってしまうが、
でもオイルジェットはあるしポンプは本家と同じだし、
このケースが割れたと聞いた事が無いから、
実はワタクシ、このケースに絶大な信頼を寄せている。

当然国産品と互換性は無いけど、
コンプリートと偉そうなエンジンを作れるからにはこのような信頼があってこそで、
そもそも中華150ccでコンプリート作るなんて絶対無理。
高価過ぎる割には弱くてクレームの嵐だ。

しかしこんなケースを最初から使ってある中華エンジンって凄いよな。
新品のベースが3万以外で買えるんだから安過ぎだ。が、
キックスピンドルは使い方間違えると簡単に曲がるけどね。
まぁスピンドルを曲げるなんて完全なヒューマンエラーだからエンジンは毛ほども悪くないんだけど、
その対策も無く今まで作られてるのも問題なんだが。

まぁなんだかんだ言ってもコンプリートのベースとしては最高だから、
次は140ccのボアアップキットを組んだエンジンを作ってみたいが、
自分で乗らないと勧められないし、高価になり過ぎるから無理か…


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部品取りエンジン買いました

2015年11月26日 23時06分39秒 | 輸入横型エンジン編


そんな訳で部品取りエンジンを買った。

このエンジンは中華125cc1次側クラッチで、
なしてこんな部品取り買ったかって言うと、
クランクケースとクランクが欲しかったから。
ミッションは一次側用だから使えんけどギアは取れるし、
オイルポンプやテンショナー類も使えるかな。



まぁ、また変な部品買ったけど、
使い方も書きたかったが、また酒飲んで頭が回らないから、
詳しい話は次にするけどだ、
中華エンジンの部品を組み合わせて面白いエンジンを作るつもり。

しかしブログ書きたいけどまた酔っ払ってるからおいおい更新するかね。

酒飲んで書いたのは短いけどスマンね。

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色んなピストンを比べててみた

2015年11月25日 22時26分19秒 | 輸入横型エンジン編


今日は仕事が忙しくたいした事出来なかった代わりに、
ウチにあるピストンを比べてみた。

まず1番左はPCX125のピストンで、
ウチのコンプリートエンジンに使ってて、
これをロンシン125ccに使うとハイコンプになりボアサイズは52.5ミリ。


中央のはモダンさんの中華4バルブ用鍛造ピストンでボアは54ミリ。

右は1P604バルブのピストンでサイズは65ミリ。
だだ4バルブのピストンは60ミリ用のもあるし、
2バルブ用のピストンまであるんだけど、
今のところ65ミリが最高のボアで、
排気量は200ccに近くなるから、
これの4バルブなんて凄い事になってるね。









ピストンを真横から見ると中華4バルブヘッド用ピストンだけ盛り上がっていて、残りの二つはフラットかな。

ちみにどのピストンもピン径は13ミリだから、
使おうと思えば色々使えて面白いかも。



今日は他にも自分のエンジンの部品を加工したり、
ゾンシェン155ccも進んだけど、
また酒飲んで書いてるから今日も短め。

仕事してエンジン作ってパズドラもやるから時間が足らんよ。
コメント (1)
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来年のエンジンを考える

2015年11月23日 23時06分12秒 | 輸入横型エンジン編




ワタクシ、毎年のようにエンジンの仕様変更をしていて、
実は1年前から4回の仕様変更をしている。
まぁそのうち2回はブローしたんだけど、
代わりにデータも取れたし経験にもなり、
今のエンジン製作にフィールドバックされてるんだけど、
今まで一貫してたのはレギュラーガソリンを使う前提でエンジンを作っていた。
まぁ拘りは無いんだけど、自分のエンジンの使い方がツーリングメインだから、
何となくレギュラーガソリンで走れるように作りたかったんだよね。

話は変わるけど今年再販されたランクル70。
ミッションはマニュアルのみで燃料はガソリンのみ、しかもハイオク指定なんだな。

で、トヨタの営業の方と話してて初めて知ったんだけど、
海外じゃ逆にレギュラーガソリンが無く、ハイオクが普通らしい。
つまりレギュラーガソリンの指定がある国は日本くらいじゃないかな?
外車は全部ハイオク指定でしょ。
つまりレギュラーガソリンなんて日本くらいで、
レギュラーガソリンに拘る必要が無いかな、と、40歳にして初めて思った。

だから、横型エンジン作りしてから初めてハイオクじゃなきゃブローすると思われるエンジンを作るさね。

ちなみに私が組んだエンジンは全てハイオク仕様。
使われ方が分からない以上ハイオク指定にするしか無いんだな。

んで写真なんだが、
来年のエンジンの仕様を簡単に作ってみた。

まずヘッドはWIN120やGPX125ccと同じビッグバルブヘッド。
シリンダーは中華150ccでピストンは56ミリの140ccか56.5ミリの143cc。
共にクランクは57ミリストロークだから、
一次側クラッチのクランクを使えばモダンさんの2次側クラッチキットを加工して使うかな。


ピストンはタイ製のハイスピード製のハイコンプ。
シリンダーとピストンは カブの皮を被った狼のハルさんからの頂き物だが、
頂いたからには使われ方わないと失礼だから新しいエンジンを作ってみる。

クラッチはモダンさんの2次側キットをクロスミッションまで使い、
クラッチカバーとオイルポンプは加工して使う。

まぁ作り方はまた書くけど、
壊れるかどうかわかんないエンジン作って遊べれば良いさ。


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ゾンシェン155ccコンプリートエンジンのオーバーホール その5

2015年11月22日 21時56分10秒 | 輸入横型エンジン編


ただいま初期オーバーホールしているゾンシェン155cc改189cc4バルブ仕様なんだが、
4バルブヘッドはバルブクリアランスをシムで調整するタイプだから、
面倒だが挑戦してみた。
このヘッド買うとシムは入ってるがクリアランスがかなりいい加減なのだ。

写真がそのシムでドリーム50の物が使えるんだが、
ドリーム50のオーナーさんに話を聞いたが、
1.2ミリから2.8ミリまで0.01ミリ単位で用意されてるらしく、
そのパーツリストだけで1冊の本になってるらしい。

んで、写真のようにシム厚が錆びで見えないから、
この場合は錆びを磨いてからマイクロメーターで測るしかないね。









俺がこの仕事始めてから初めて使ったかもしんない(笑)
持ってはいたがデジタルノギスで何とかなっちゃうからね。

このシムはアウターシムと呼ばれロッカーアームが直接シムを押すから良いが、
ドリーム50はインナーシムのためカムを全て組み立ててからでないとクリアランスが測れないんだと。
だから何回も組んでるとネジとボルトに負担がかかるから大変らしい。









これが実際のシムで厚みが記載されていて、
写真のシムの場合上の数値がミリで、
下側はミリ以下の単位になっていて、
つまり厚みは2.30ミリと直ぐ分かる。

で、シムを組んだ状態でシックネスゲージを使いクリアランスを測りメモを取り、
計算して必要な厚みを求める。









まさに殴り書き(笑)

先ずシム厚を測り、また組んでシックネスゲージで一個ずつクリアランスを測りメモを取り、
シム厚とクリアランスを足してから欲しいクリアランスの0.05ミリを引いて右の欄に書いたのが欲しい厚さのシム。

つまりイン側の右側の場合シム厚2.2ミリとクリアランス0.2ミリを足すと2.4ミリがクリアランスゼロの状態。
そこから欲しいクリアランスの0.05ミリを引いたから2.35ミリとなる。

で、実際シムを頼んでみたが、ドリーム50の車体型式がAC15しか知らなかったが、
シム厚を指定しただけで買う事が出来た。

シムは1枚400円ほどするから計測は間違えると痛い出費になるね。









シムは頼めたから、このエンジン用のシフトアームのサポートを装着してみた。
このエンジンは左側に飛び出してる部分が長く、
もし転倒とかするとアームが曲がりやすいから、
こんなサポート部品も出てるんだね。


そんな訳でこのエンジンも少しずつだが進んでるから、
早く動かしてみたいねぇ。


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お金も仕事もまわりもの

2015年11月19日 21時20分10秒 | 輸入横型エンジン編







現在3機のエンジンを同時進行で作っていたんだが、
その中の一機が完成した。

ただケース内のチェーンガイドローラーがまだ来てないから、
結局は使ってないエンジンから取って付けて、
いつものようにバルタイを出して錆びだらけのローターを磨いておいた。

他は鉄のシリンダーをシルバーに塗装しハイカム化くらいのもんだけど、
見た目がかなり変わったから来た時とは別のエンジンみたいだ。

ちなみに剥離して磨いてあるクラッチカバーやクランクケースのメンテナンス方法なんだが、
洗車したら水切りをして、潤滑スプレーを吹いてから拭き取ってもらえれば、
表面は酸化から防げるしアルミが鈍く輝く艶を維持出来る。
逆に何もしないとすぐ腐食するからメンテナンスは忘れないで欲しいかな。

ワタクシが作るエンジンにとって剥離は冷却性向上のための立派なチューニング。
それが洗車と油拭きでメンテナンスが済むなんて安いもんだよ。


次はウチのコンプリート作ってから1P60の4バルブ189cc仕様。
モンキー系のエンジンに大枚突っ込んでるが、
10万円単位の出費が安いと思っちゃおしまいだ。

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雪が降るまで暇なんだな

2015年11月18日 22時36分36秒 | 輸入横型エンジン編



今日少し部品が揃ったからまたエンジン作り。
写真のエンジンは遠心クラッチの125ccで、
ただ昔のエンジンだからシリンダーはスチール製。

ガイドローラーやクラッチのガスケットは来たんだけど、
一気に作ろうと思ったらだ、
ヘッド右側のカバーのボルトピッチがこのエンジンは少し広く、
ガスケットが無いから今日は心が折れて終わり。
ガスケットシートから切り出して使うしかないかな。

そう言えばこのヘッドには中華エンジンのショートハイカムを入れたんだが、
カムプロフィールはウチのコンプリートで使ってるハイカムと同じくらいで、
ただビッグバルブだからバルブ加工のが必要ない。

これで上は回ると思うんだが、遠心クラッチじゃ限界は低いかな。

そんな訳で暇に物言わせて色々やったが、
今日の本業の依頼は無し。

かなりヤベェよな…
コメント (2)
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露天放置2年でこうなる

2015年11月17日 20時23分07秒 | 一般整備編
今日はほとんどが部品発注と部品待ちで何も進まず、
仕方ないから友達のマジェスティの整備。
どうやらフロントブレーキが固着したらしく動かせないから先ずはバラしてみる。









なんとパットとシューの部分が錆びで剥がれた!

この車両はしばらく露天放置されていたから無理もないね。
キャリパーは無事だからパットを交換してエア抜きを行い、
あとはレストアみたいな事する事になる。



今日は他に色々行ったんだが、
今さらバルブの擦り合わせやハイカムの組み込みなどネタにしてもツマラんからねえ。
そして仕事が超暇だからやる事全て終わって結局は部品待ち。

明日は部品来なかったら何も出来ないから、
昼間何してようか…

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またオーバーホールの依頼入りました

2015年11月16日 22時00分12秒 | 輸入横型エンジン編



またオーバーホールの依頼が入って、
今日全バラして腰下まで組み立ててしまった。
暇だったしベアリングの在庫もあったから、
剥離とクランクの芯出しが終われば早いんだな。

ちなみに今回のエンジンは54ミリスクエアの124cc。
ヘッドはビックバルブでピストンピンは14ミリ。
ただ変なのはカムがショートタイプで、こんなヘッド見た事無い。
プラグも太いしなんだろうね?









ヘッド内部の右側の肉が厚いからカムは短いんだが、
今回はハイカムに交換して欲しいと言う依頼だから、
中華110ccのあの高いハイカムを入れる事になった。









腰下を組んでいたら何か足りなくて、
写真左下にあるはずのガイドローラーが無い!

バラしてる時は気が付かなかったが、
このエンジンはジェネレーターが交換されてたから、
何してあるか分からないね。

部品は武川の補修部品があるから大丈夫。
しかしオーナーさんはオーバーホールせず乗る気だったらしく、
無理矢理説得して良かった。
ケースの中からゴミや動物の毛がわんさか出て来るし、
放置エンジンだったみたいでケース内部が汚い…
使ってなかったエンジンは中に水が溜まり錆びてる場合が多いから必ずオーバーホールしよう。
まぁ錆びてたら終わりだが。

明日は部品の発注に走るから、
このエンジンの代わりに1P60の4バルブヘッドのシムでも見るかね。

その前にシム調整した状態で送って欲しかった


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ゾンシェン155ccエンジンのオーバーホール その4

2015年11月14日 23時52分19秒 | 輸入横型エンジン編


本日189ccのボアアップキットと4バルブヘッドが届いた。

これによりピストン径は60ミリから65ミリになり、
ヘッドも排気量の割には物足りない2バルブから4バルブ、
さらに燃焼室が狭くなるハイコンプ化と凄いエンジンになる予定。

ただね、残念ながらこのまま素組みじゃ使えないな。

そもそも○○○と○○○○○の○○が出ていないし、
○○○も○○が酷いから再構築に近いことしないと危ないし、
○○○○○○○○○が広すぎるから○○調整しないといけないし、
このエンジンはバルタイがいい加減だから調整しなきゃだしと。
買っても組む前に作業がかなり多い。

大事な所を言えなくてすまないが、
BREのボスがチューンしたヘッドを実際見てるし、
俺もストックのままじゃ全く使いたくない。
だから書けませ~ん。


あまり秘密にはしたくなかったが俺みたいなエンジニアが部品見ただけでも、
そのまま使う気にさせられないくらいだった。
でもこれは中華エンジンにはよくある話で、
素組みしか出来ない人はキットを買って組んでも、
部品の性能を引き出すのは絶対無理。
これじゃブログのネタにならんわ。

だから完成の時は大事な事書けなくて一気に終わるけどスマン。

ただ1P60系エンジンはやはり埼玉のBREさんが得意だから、
そちらに出してもらいたいかな。


そんな訳で4バルブは来たから、
明日一気に仕上げようかな。

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ゾンシェン155ccコンプリートエンジンのオーバーホール その3

2015年11月13日 19時05分53秒 | 輸入横型エンジン編


ゾンシェンの155ccなんだがここからは組み立て編。

その前にクランクの芯出しなんだけど、
新品だから綺麗に0.01ミリ以下の精度で叩く必要は無かった。

その前にこのクランクって全円ではなく写真の上の分解が少し軽くなっている、のかな?
なんのためかは分からんがクランクは無加工でいく。










次にクランクケースにベアリングを打ち込むんだが、
このエンジンはプライマリキックだから、
写真右上のベアリング、カブやCD90なんかはここに6203が使われているが、
このエンジンは6002が使われていて内径が太くなっている。

で、ウチにはカブ系のベアリングしか無かったから、
こけだけ買いに行ったら金属シールしかなかったからここだけZZになった。

しかしだ、このエンジンの最大の弱点がこのベアリングで、
6203に比べ6002は中の玉が小さいため、
ラフキックやケッチンなどで簡単に使い物にならなくなる。
中華のベアリングはここが冗談抜きで軽く砕けるからね。
国産は砕けなくてもベアリングがゴリゴリになるから始動の際は慎重にね。
ケッチン3発でもうベアリングはゴリゴリになるよ。









このエンジンのキックスピンドルはこの時点でスプリングをかける。
これ忘れるとキックが戻らなくなるから忘れずに。

それとポンチマークを確認しておかないと、
もしズレたまま組まれてたらキックの遊びが多くなったりする。
中華エンジンはホントに確認作業が多いのだ。

それと4速のギアに注目。
ロンシン125ccなどのギアは4速の意味合いはオーバードライブみたいな感じで、
3速と4速がかなり離れていてミッションの右と左のギアの大きさが違うんだが、
このミッションの4速は左右のギアのサイズがほぼ同じ。
つまり4速のギア比はほぼ1でかなりクロスしている。

パワーのあるエンジンを5速にするとギアが薄くなり耐久性に問題が出てくるけど、
4速でもクロスミッションだと耐久性は安心だし、
シフトアップでの回転降下が少なくなり結果乗りやすくなる。
一回クロスミッションのエンジンに乗っちゃうと、
普通のミッションにイラっとするはずだ。










右ケースを入れたらボルトは閉めずこの状態でキックの遊びを必ず確認する。
遊びが45度もあると組み間違いだからまたバラしてスピンドルを確認しよう。

今日はここまで。

次でいきなり腰下は完成して、
多分明日4バルブヘッドとボアアップキットが届くからお金用意しとかないと。

しかし4バルブとボアアップがたった6万で買えるなんて、
良い時代になったねぇ。

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エンジン製作に追われとります

2015年11月11日 21時35分08秒 | 輸入横型エンジン編




友達の山ちゃんがウチのコンプリートエンジンを作って販売する事になったから、
必要な部品を剥離とブラストしていた。

仕様は当然今までと同じに作るんだけど、
ウチのコンプリートって一体いくらで売れるんかねぇ?
今まではブログユーザーさん向けで販売していただけだから、
誰かに値段をつけてもらった事が無い。
喜んでもらえれば良いか♪ みたいな感じでしかなかったからなぁ。

現在はモダンさんのGPX125も売り切れて、
次に買えるゾンシェン155ccコンプリートエンジンは完全に上級者向けだから、
丁度仕様変更時期も重なって売れるかもしれないけど、
こればかりは開けてみないと何にも分かんない。

仕様変更時期と言えば、
去年は12月半ばまで一人で走り回ってたんだけど、
今年は何と10月で終わりにして週末はエンジン作りしてるんだけど、
この状況はあまり良くないんだよねぇ。

そもそもエンジンを作る人間の責任としてロングツーリングで耐久性などを調べていたんだけど、
今年は正直言ってあまり走れなかった。
中華エンジン研究家としては走って耐久性を調べ、
何も問題ないですよ、みたいなレポートしたいのに、
走れないんじゃなぁ…
当然仕様変更しても走れないから色々が未知数過ぎてロングツーリングなんか行けないよ。
まさに負の連鎖だ。










ゾンシェンの155ccコンプリートエンジンなんだが、
実は結構出来上がってて完成間近なんだけど、
ここに来て4バルブヘッドとボアアップをする事になった。
ボアアップ後の排気量は182ccとなり4バルブだから、
かなりのパワーになると思われるが、
俺は残念ながらBREさんみたいな凄いチューニングは出来ないからなぁ。
だから対角に壊れないエンジンを目指そうかと思う。
ちなみにこのエンジンの就職先はカブかシャリィ12V
車体を相当作り込まないと危ないね(笑)
コメント (2)
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ゾンシェン155ccコンプリートエンジンのオーバーホール その2

2015年11月10日 19時58分47秒 | 輸入横型エンジン編
オーバーホールなんて書いておいて何だが、
今日は剥離をしていただけ。

しかし毎回思うんだが、エンジンに塗装するの止めてくれんかね?
ただの荒隠しには決まってるんだが剥離って凄い面倒で、
エンジンも全バラにしなきゃいかんから手間がハンパない。

それとこの手のエンジンって販売の所に、
始動前に再度組み立てして下さいとか書いてあるんだが、
それなら中国人に組み立てさせず部品をバラで送ってもらいたいくらいだ。
しかも嫌がらせのように使えないオイルまで入れてだから、
分解中に手がベッタベタになるしで毎回イライラしているのだ。

しかし部品だけ送ってもらって国内で組み立てなんて、
やってる事はスピードインダストリィと一緒だな。
残念ながらもう存在してないけど。









毎回クランクケースは綺麗に剥離出来るんだけど、
このエンジンはどう言う訳か塗装が浮いてはこないし溶けてもくれなかった。

当然このままじゃ話にならんから、
やりたくはなかったがブラストで塗装を綺麗に落とす事にする。









ブラスト終了後。

ブラストすると部品全てを丹念に洗浄しなきゃならんし、
ネジ穴全てをパーツクリーナーで洗わないといけないから本当に大変。
だから剥離してきたんだが結局はブラストだもんなぁ。

ただ剥離した方がブラストはかなり楽にはなる。
ブラストで塗装全て落とすなんて何時間かかるか分からんわ。

そんな訳で明日は部品を洗浄してクランクの芯を見たら早速組み立てに入る。

また見て下さいな。

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ゾンシェン155ccコンプリートエンジンのオーバーホール その1

2015年11月09日 22時46分28秒 | 輸入横型エンジン編


仕事が終わった後ゾンシェンのエンジンをバラしてみた。

このエンジンは150ccらしく、さらにエンジン形式が1P60何とかって言うエンジンで、
ヘッドはモンキーのマフラーは使えない方向に向いてるけど、
確かKSR110のが使えたんだっけ?

オーバーホールの内容はいつもとあまり変わらないけど、
1P60をいじるような感じで確認していく。









まずヘッドを外すが普通の1P60と同じ要領。
ただ普通のエンジンと違ってオイルリターンはカムチェーントンネルで、
カムスプロケットは厚いしサイレントチェーンだしと、
今まで感じた事がないような気分にさせられる。









エンジンの左側はたったこれだけ。
国産のエンジンを模倣する気が全く無いエンジンだから、
スライダーを外せば終わりだ。









これがクラッチ側でクラッチ板は6枚になっててオイルポンプはブ厚く、
でもプライマリキックなんだねぇ。
昔からWIN120系のエンジンばかりやってきたから簡単なもんだ。









ちなみにクラッチカバーなんだが、
右側はこのエンジンので、左側はGPX125、まぁモダンさんで売ってる2次側クラッチのもので、
ゾンシェンのはオイルフィルター室が少し小さいから、
オイルポンプと干渉せず、この部分の容量も多い。

つまりだ、モダンさんのクラッチキットのカバーも、
ロンシン125ccで加工有りだが使える。
今年の冬にそのエンジンを何とか作りたいなぁ。
でも自分のエンジンは後回しかなぁ…









夢中になってたら全バラしていた。

ちなみにミッションは最初からクロスで、パターンはKSR110と同じニュートラルが1番下に来るタイプ。

そんな訳で全バラは終わったけどだ、
このエンジンは非常にもったいない。
排気量の割にバルブは小さいが燃焼室は広く、シリンダーも全然広げられるキャパがある。

俺もこのエンジン欲しくなったけど、
オーバーホールついでに4バルブにしちゃうと思うくらい、
余裕があり余るエンジンだ。

どうしよう、またモダンワークスさんにお金落とす事になるかも(笑)
コメント (4)
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