スタッドボルトがナメてクランクケースの修理で預かっていたGPX143ccなんだけど、
今日お客さんと一緒にエンジンを載せてセットアップが終わった。
ケースはヘリサートで修理したしヘッドガスケットをボアアップキットの付属品から140ccメタルに交換してオイル漏れも無く無事納車完了。
しかし何度も経験してはいるが自分の組んだエンジンが走り出すまでは緊張するし、
多分これからも心配や緊張しない事は無いと思う。
結構前にロンシン125ベースのコンプリートエンジン、まぁ140ccのGPXヘッド仕様を作って載せたは良いが、
パワーがあり過ぎてギア比が加速寄り過ぎて乗り難いって事でミッションをクロスにする。
製作してからまだ5000キロも走ってはいないんだけど内部は汚れているからクリーニングして、
ミッションはどうしようかねぇ…
どうするかを考えず先にバラしちゃった。
一応GPXのリターンミッションに変更も出来るし、
トップクロスにしてファイナルでロングにしても良いんだが、
GPXミッションの場所はキックギアも交換になるし、トップクロスはギアは国産を使うためどちらにせよ似た金額になる。
つまりGPXのミッションキットってバカみたいに安いのだ。
まぁ簡単に言うとトップクロスのみかフルクロスのどちらかの選択になるが、
GPXのリターンもトップが離れ気味だから純正ミッションのトップクロスにしてファイナル調整するかねぇ。
GPXミッションもトップが0.916を1.043にするのが本当のフルクロスなんだけど、
そこまでするとミッションとキックギア、4速ギアも必要だから出費が大きくなるし…
ちなみにGPX125でリターンミッションをお使いの人はトップクロスにするだけでフルクロスミッションとなる。
もし登坂路で3速か4速で悩むとか4速で長い上り坂をパワフルに登りたい場合はトップクロスにすると乗りやすくなるからオススメのメニューだ。
前に書いたか忘れたけど実はロンシン125とGPXのリターンミッションの違いって1速だけで全て同じなんだな。
今のまでバラしたエンジンのギア比は全て数えて残してあるからこんな時は役に立つね。
GPXは1速だけだとメインシャフトのみは買えないからアッセン購入となるんだが、
どちらにせよトップも交換しないとフルクロスとはならない。
でもこのエンジンは友人のだからフルクロスにしても良いし、
本人に聞いてみてから考えても良いかもだが、
フルクロスのエンジンがシャリィに必要かと言われると微妙だな。