この間修理した行灯カブのクラッチなんだけど、
今日メールがあってクラッチが引きずる事は無くちゃんと直ったと喜びの連絡があった。
クラッチが切れなくなった原因はやはりロックナットの締め過ぎによる変形で、
昔のガイドは柔らかい銅製だったから簡単に言うと締め過ぎで潰れて抵抗となっていたみたいで、
今回はC50のガイドに交換したから普通にトルクをかけても変形しなかったってだけ。
よって行灯カブユーザーさんで上の写真のように蓋のボルトが3本で遠心ウェイトがローラータイプのクラッチを使っている方は、
もしクラッチ交換などをする場合は必ずセンターガイドは純正の銅製の物は使わず、
今のC50のガイドに交換すればロックナットの締め付けトルクは4キロを超えても問題ない。
ちなみに対策品のホンダ部品番号は22131-035-030
どうしても純正で銅製のを使いたい場合は締め付けトルクは3.5キロほどとかなり低めで、
さらに赤いロックタイトを塗って絶対緩まないようにしてもらいたい。
今回はお客様にはお手数をおかけしていまい大変申し訳なかったんだけど、
凄く勉強になったしスキルアップしたから次はミスしないよう心に刻んで、
さらに困っている方に向けて情報を共有する意味でブログを更新している。
しかし行灯カブのミッションってかなり特殊なパターンなんだが今の道路事情に合うのかは分からんが、
せめてギア比は調べておけば良かったと今になって後悔している…