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前回ネタ振りした混合油の話。
農機具を使ってる人のほとんどがホームセンターやガススタから混合油を買ってるんじゃないかな?
多少高くても混合比とか分からん人には一番簡単な方法だもんね。
俺の場合は自作。まぁバイクでレースやってる人は自分で作るのが当たり前なんだけど。
新しいチェンソーを買った時に混合油に目を向けるようになって、
そこで混合比も勉強したんだけど、
それまでは安い25:1のオイルを使ってたんだが、
多少高いが50:1のオイルでもちゃんと潤滑出来ると知って、
そこで試しに購入したのがハスクバーナ純正オイル。
これがホントに良いんだわ。
まず、混合比を4%から2%に減らすことが出来るから煙の量が圧倒的に少ない。
農機具を使う上で煙って凄く嫌な存在で、
長時間草刈をしてると煙で気持ち悪くなっちゃうのよ。
このオイル使うと煙が見えないくらい少ないから、
俺みたいにガソリンやオイルの臭いが嫌いな人にはオススメ。
次の利点としてパワーアップがある。
そりゃそうだ。バイクだって分離給油から混合に代えただけでパワー上がるんだもん。
理由は簡単。4%ものオイルを使わないと潤滑出来なかったエンジンを、
たった2%のオイルで潤滑出来るようになるから、
一回の吸入でシリンダーの中に入るガソリンの量が増えるって事になる。
そして爆発工程でも燃焼に邪魔なオイルが少ないから一度に得られる爆発のエネルギーが増えて、
さらにオマケで煙が少ないからチャンバーも詰まりにくい。
農機具の場合だとエンジン回転を固定で使う草刈機やエンジン噴霧器、
豆トラやポンプなどは違いが分かりにくいものの、
一旦パワーを食われてからの立ち上がりがパワフルになり、
一番分かりやすいのがチェンソーだな。
レスポンスが良くなり最高回転も上がるから、
木を切ってるだけで誰でもパワーアップを実感出来るよ。
それと、意外と重要なんだけど始動性の向上がある。
俺が使ってるヤンマーのチェンソーは暖まってからの始動性が極悪だったんだけど。
オイル換えてから良くなったもん。
始動性で困ってる人は是非使って頂きたい。
ただ、良い物は高いの例に漏れず高価だけどね。
このハスクバーナ純正で1リットル2800円するけど、
これだけの出費で上記の高価が得られるなら安いもんだと思わない?
俺はもう25:1の混合比には戻りたくないね。
オイル選びのポイントはただ1つ。
容器には必ずオイルのグレードが表記されてるんだけど、
JASO規格を取得したものでFD級のを使って頂きたい。
この規格は現在FB FC FD の3種類あって、
50:1で使うならFCでも良いとされてるんだが、
FDになるとさらにカーボンが付きにくく煙が少なくなるらしい。
農機具だって安い買い物じゃないんだし、
バイクと違ってエンジン全開で長時間使われることもある。
大事に使いたいならオイルにもこだわってもらいたいな。
ちなみに俺の知ってる中でFD級のオイルと言えばハスクバーナ純正なんだが、
他にもSTIHLからも販売されとるし、
一番安いのがヤマハのオートルーブスーパーオイルかな。
1リットルで千円ちょっとだから抜群に安い。
ただハスクバーナのは二硫化モリブデンが入ってたりしてなんとな~く信頼性があるのだ(笑)
それにハスクバーナのオイル使って混合油を作ると青色になるから、
やたら赤い4%の混合油と差別化できるし、
「俺は混合油にもこだわってるよ」感があるね。
農機具は野良仕事のパートナー。
その大事な相棒を守るためにも消耗品には気を使ってあげてほしいな。