今日は本業が多忙だったからエンジンは何も出来ず、
さらに返信しなきゃいけないメールもあるんだけど、
メールは明日にでも返信するから今日は話題をガラっと変えてお星様のお話。
今までは書かなかったけど実は天文学も好きだったりして、
ただ知識オタクみたいなもんだがガキの頃から宇宙の果てはどこか真剣に考えていたし、
この話題を寝る前に考えていると本当に寝れなくなるから良くないけど。
ここからが本題で、冬の星座の風物詩と言えばオリオン座。
私なんぞ冬の夜空を見上げるとオリオン座を探してしまうくらいなんだけど、
そのオリオン座に異変が起きようとしている。
まぁ異変と言っても1つの星なんだがオリオン座の左上に位置する、
ベテルギウスと呼ばれる地球から642.5光年離れた場所にある恒星で、
天文学者が今一番注目している星と言っても大袈裟ではないと思う。
ベテルギウスはオリオン座の中でも大きめで一際赤く輝いている星だから誰でもすぐ分かると思うんだが、
この星は自分から発光する恒星としてはかなりお年寄りで、
恒星の最後と言われる超新星爆発を近く観測出来るかもしれないらしい。
私らが一番身近な恒星は太陽だが恒星の中でも小さい部類。
しかし太陽も恒星だから最後は超新星爆発を起こすのは決まっていて、
この際に恒星は何倍にも膨張するから地球は太陽に飲み込まれる運命で、人類は太陽系から脱出しない限り必ず滅亡する。
まぁ話は逸れたがベテルギウスはすでに超新星爆発の前触れである星の膨張が観測されてるんでないかな。
ベテルギウスが超新星爆発すると夜空にもう一つ月が出来たみたいに明るくなるらしく、
昼間でも場所が分かるくらい明るく輝くみたいで、
もしこの超新星爆発を見れたら前の皆既月食や日食やハレー彗星の観測以上の天体ショーとなるに間違いない。
でもベテルギウスの距離は642.5年だから地球で爆破が観測されたとしても実際は642年以上の出来事。
もし今爆発を観測したとして642年前は日本だと室町時代なんだが天体現象は観測されたのが記録に残るから、
もし観測出来れば大変ラッキーとさえ言える。
つまりさっき私が見たベテルギウスの光は642年前に発せられた光なんだな。
何でこんな事をいきなり書こうと思ったかと言うと、
90億光年先よりもっとある宇宙空間の広さに比べれば人間の行動範囲なんぞ地球上の数キロだから無いに等しいくらい狭い。
ただそのクソ狭い自分しか見えていない世界の中で会社に通い人生のほとんどを働いて過ごし、悩みながら生きていると考えると、
私らの営みがアホらしく感じてしまうくらいだ。
当然夜空を見上げれば悩みなどは消える事は無いんだけど、
視野が狭い生き方よりはダイナミックな考え方が出来るはず。
人は悩むと下しか見なくなりテメェの頭上に広がる世界なんぞ興味も無くなるけど、
上を見れば自分のあまりの小ささに気付くから思考も不思議とポジティブになるよ。
そんな訳で天気が良く新月の夜はオリオン座のベテルギウス を探して自分の目で見て、
宇宙の広さと自分のちっぽけさを感じてみて欲しいかな。
ちなみに織姫と彦星に例えられるベガとアルタイルと言われる星の距離は約15光年。
光電話でこんにちは!って言っても一言届くのに15年かかるんだから会話にならんね。