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昨日の続きで、今年の10月13日 94歳で亡くなったアンパンマンで有名な漫画家のやなせ たかしさんも「偲ぶ」に掲載されていました。
新聞の写真を写したのできれいに撮れていませんが、一年前93歳でのお写真です。
とてもおしゃれですね!いつまでもこんなおしゃれでありたいです。
私がやなせさんの漫画に触れたのは、50年ぐらい前 妹が買っていた少女漫画雑誌だったように思います。
ジョン・ウェインとモーリン・オハラが主演した「静かなる男」からの題材をモチーフにした漫画だったように思います。主人公の顔はどことなく、やなせさんご本人に似ていましたね!
人間愛を描いた漫画でした。
さて記事を紹介しますと、
8年前のインタビューで初めてお目にかかった時、その親しみやすさに拍子抜けした。
その後、パーティーなどで何度もお見受けしたが、ひそかに観察していると、接する相手が著名人であろうと子どもであろうと、態度、振る舞いがまったく変らない。そのごく自然な平等主義に、多くの仲間たちが敬服し、敬愛した。
「なぜ子どもたちはアンパンマンに引かれるのですか」
何度も繰り返されたこの質問に、その都度、決まって「俺にも分からないんだよ」と首をかしげた。
それは謙遜と思われがちだったが、親しかった後輩の漫画家たちは「たぶん本音」(松本零士さん)と口をそろえる。
東京高等工芸学校図案科(現千葉大工学部)時代の同級生で、今年95歳で亡くなった森本真佐男さんは「彼の作品は商売じゃない。心の発露」と語っていた。
そうだろう。だからこそ、ごまかしのきかない小さな子どもの感性に「愛と勇気」が素直に入っていったのではないだろうか。
やさしさは晩年、東日本大震災後の被災地に向けられた。
東北のある母親がラジオにリクエストしたのをきっかけに、ある時期「アンパンマンのマーチ」が被災地で唱和されたことがある。
その現象に驚き、決めていた引退を撤回し、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」をテーマに応援ソングを作り、被災地に贈った。
どんなに体調がすぐれないときでも取材を断らない人だったが、東京五輪への祝福コメントは断っていた。
「震災の復興が進んでないのに、そんなに浮かれてもなあ・・・」。
病床でそうつぶやいていたという。困った人から視線をそらすことができない性分は、アンパンマンそのものだった。
(大津薫)
また輝きを取り戻してきた薬師丸ひろ子さんの「元気を出して」