団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

思いきって、おれはさびしいんだって、大声で言っちまった方がすっきりするのに

2018-03-04 05:22:19 | 日記
中日新聞の「妻と夫の定年塾」という西田小夜子さんのコラムが載っていました。
今回のテーマは、「幸せだなぁ」。



 「女房と一緒にいる時が一番幸せだ、って男がいてさ」

 「ふーん、他人にそんなことを言う人は、男にも女にもいるわよ」

 「幸せだなぁが口癖なんだ。72歳でね、分かったよ、うるせえなって言われても平ちゃらで」

 「加山雄三の歌みたい。君といる時が一番幸せなんだ。ボクは死ぬまで、だったか一生だったか、
君を離さないぞ、いいだろ、ての。若大将ならかっこいいけど、
あたし今さら亭主に言われたかない」

 「おれの友達で、妻を憎んで人妻を憎まず、なんてふざけるやつがいるけど、
夫婦そろって楽しそうなんだよね。見てて気持ちいい」

 「うちもそうでしょ。ケンカしてもすぐ上手に仲直りするし、
個人的なことは家の中で言うし」

 「その幸せ男はなぜか、いつも女房の写真持ち歩いているんだ。
若い時のならまだかわいいけどさ。
70の、それも仏頂面でへの字口よ。
あんな写真他人に見られたら奥さん怒るぞお」

 「目が悪いのかもね、その人」
 
 「あいつ、本当は何かつらいことがあるのかなって、おれたち心配なんだよ。
下向いて、一人トボトボ散歩してるとこよく見かけるけど、
何となく声かけにくい」

 「幸せだなぁって、自分を励ましてるのかしら。
思いきって、おれはさびしいんだって、大声で言っちまった方がすっきりするのに」

 「だんだん年をとると、男も女も素直になる人と変に見えを張る人に別れるみたいだね」


 以上です。



 この前かみさんに「いまが一番幸せだ!」と言いましたら、
かみさんに「お父さんは,今が幸せでいいね!」と、よくからかわれます。(苦笑)

 毎日が日曜日で何とか食べていける、今日どうしてもやらなければいけないこともない。
こんなノンビリした日を過ごしていて、幸せじゃないなんてある筈がない!(笑)

 好きな音楽を聴いて、好きな喫茶店で好きな珈琲を飲む。
これが幸せじゃなくて、何が幸せですかと言いたいです。(笑)





加山雄三/「君といつまでも」
コメント (19)
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