団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

身につまされます

2018-03-28 17:41:17 | 日記
中日新聞の「妻と夫の定年塾」という連載で、今回は「家庭内別居」というタイトルで西田小夜子さんがコラムを書かれています。


 「あなた、今日も一日中家にいるの。たまには遊んできたらどう」

 「今日は病院へ行く日だ。帰ってすぐ昼めしを食う。文句あるか」

 「血圧の薬もらうだけでしょ」

 「見たいテレビがあるんで、早いとこめしを作っといてくれ」

 「どうして私が毎日あなたの命令で、炊きたての昼ごはんをと味噌汁まで準備するの。
大盛りご飯三杯の食欲、見るだけでストレスがたまる。
定年退職後二年間も毎日家にいて、飽きないのかしら」

 「他人と関わるのが面倒だし、俺は自由人でマイペース人間なんだ。
誰かに迷惑かけてるわけじゃないだろうが」

 「そんなことよく言えるわね。
大迷惑なのは私の方だわ。
朝は七時、昼は十二時、夕飯は六時にきっちり用意しないとイライラ起こり出す。
グータラ昼寝してテレビを見てるうち、二年たっちゃったのよ。
つまんない人生だ、と反省したくならないの?」

 「うるさいなあ。
俺は四十年働き通しでやっと解放されたのに、
趣味がどうのこうのとか、よけいなお世話だ」

 「わかったわ。私はもう夫のためにご飯を作ったり、掃除、洗濯その他の家事も
一切やりません。テレビと昼寝で勝手に生きてください。
私はサークル活動と高齢者施設のお手伝いで楽しく暮らすわ。
他人に内緒で家庭内別居してる夫婦は多いのよ。知らないの?」

 「俺はどうなる。
このまま朽ち果てるのか。訳が分からん!」


 以上です。


 身につまされます、私もかみさんにこのように宣言されないようにしなければ。(苦笑)




「あの日にかえりたい」 Ken Hirai 平井堅
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする