団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

背の高いご主人、小柄な奥様。

2018-03-03 05:06:54 | 日記
中日新聞の「くらしの作文」に67歳の奥様が「夫のセーターと私の右手」という作文を投稿されていました。

 早春の朝、梅林へ向かう。
この場所は、初めてデートをした道だ。
数十年前の思い出に浸って、今日は一人で歩いてみた。

 その日、足早に歩く彼に遅れまいと、慣れないハイヒールでひどく転んでしまった。
すぐ手を伸ばして助けてくれたのだが、ストッキングは破れ、靴のかかとはゆがみ、
泣きたい気持ちだった。
次の日から、ハイヒールは履かないと決めた。

 長身の彼と腕を組むと、私がぶら下がっているように見えた。
自然に私が、彼の上着の端や袖口を握って歩くようになった。
そそっかしい私がつまずかない方法を考えた。

 結婚後、実家の母がわが家のベランダに干してある夫のセーターを見て、
「左の袖が伸びているね」と気が付いた。

 いつも私の右側を歩く人。
どのセーターも左の脇と袖が伸びてしまったが、夫は全く気にしなかった。

 仲の良い時も、不機嫌な時も、セーターを握る私の右手。
その手で思いを受け止めてきたつもりだ。

 私の部屋にある夫の遺影は、亡くなった3年前の顔だ。
真っすぐ正面から私を見ている。
その横に、二人並んだ写真がもう一枚。
やっぱり、私の右手はセーターの袖口をしっかり握っている。


 以上です。


 とても仲の良いご夫婦ですね。
背の高いご主人、小柄な奥様。
昔 読んだことがある漫画「小さな恋のものがたり」のサリーとチッチを思い出しました。
こんなに仲良しのご夫婦だと、別れがさぞかし辛かったのではと思ってしまいました。
 
 結婚後もこんなに仲が良いご夫婦っているんですね。(笑)
ただ余計なことですが、ご主人はいつも右側を歩く。
車を避ける為、男は彼女の左側を歩くのではと思ったのですが。(笑)






加山雄三 - 旅人よ
コメント (8)
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