団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

私はこの男性の運転免許証の更新を素直に喜ぶことができないです。

2018-03-29 15:22:01 | 日記
 中日新聞の読者投稿欄に83歳の男性が「段差なくなり 気も楽に」というタイトルで投稿されていました。



 車の運転免許証を更新するため、高齢者講習と認知機能検査を受けに今回も
自宅近くの自動車学校に出掛けた。

 私にとっては5回目となる高齢者講習だ。
筆記試験を受ける教室はいつも入ってすぐに5センチほどの段差を
越えなければならず、畳の上に机があるため靴も脱ぐ必要があった。
私は十七年前に脳卒中で倒れ、その後遺症で歩くことが難しくなり
最近は歩行器を使っているので、今回は脱着しやすいような靴を
選んで履くことにした。

 段差と靴の脱着をすることを心配しながら教室に行った。
すると何とあの段差と畳がなくなっていた。
おかげで心置きなく試験を受けることができた。

 試験後に自動車学校の関係者に聞いて見たら、
段差に困る人がいたので改善したという。
私のような「社会的弱者」への配慮を目の当たりにできて、
私はとてもうれしくなり、自動車学校を後にした。

 以上です。

 確かに段差に困っている人がいらっしゃったので改善されたという
自動車学校の対応は良かったと思います。

 それはともかく、考えてしまいます。
83歳のこの男性は、脳卒中の後遺症で歩くことが難しく、
最近は歩行器を使われている。

 私は走る凶器の車を、高齢でご不自由な体の方が運転するというのは
何かしら怖いものを感じます。

 最近は高齢者の自動車事故が多発しています。
若い未来のある学生さんが犠牲になるという痛ましい事故も起こっています。
またその事故を起こした高齢者の方は犯罪人になってしまいます。

 未来の車は自動運転ができるようになり、高齢者の方の手助けになると思いますが、
私はこの男性の運転免許証の更新を素直に喜ぶことができないです。



愛すること 辛島美登里
コメント (10)
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