団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

ばあさんになったとはいえ、少しでも輝いた顔で写りたい

2019-05-02 04:06:52 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「顔写真」というタイトルで87歳の女性が投稿されていました。



 さまざまなサービスの敬老優待券に貼った写真がヨレヨレになってきた。
20年以上も使っているから当然だけれど、写っている自分の顔は若々しく、メガネもない。
そこであらためて、証明写真なるものを撮ることにした。

 箱の中に入ってカーテンを引き、さて。
ばあさんになったとはいえ、少しでも輝いた顔で写りたいと苦慮する。
肌の色は百円余分に払えば、「美人肌」を選べると書いてあるので、迷わず百円加えた。

 白くなった髪はどうしようもないとしても、問題は表情だ。
垂れ下がった頬、巾着状にしわが走る口元、しょぼついた目。
何とかいい表情に写りたいものと苦心惨憺。
無駄と知りながら、箱の中で百面相だ。
目を見開き、口元だけはほほ笑みをたたえたアルカイックスマイルでパシャリ。

 取り出し口から出てきた写真を見て、がっかり、そして一人爆笑。
撮り直せば無駄金を使うことになるし、
代わり映えもしないだろうと、仕方なくそのまま持ち帰った。


 結論。「今後の人生、無駄な努力は必要なし。何事も自然が一番」。
しかし、それもつまらん。

 何かに向かって努力するのは楽しい。
ばあさんだって、いろいろ迷うのである。
そして、自然ないい顔で写真に写りたい。


 以上です。


 写真って老けて見えますよね。
私も自分の写真を見ると、自分が老けたのを実感します。

 この投稿者さんは87歳ですが、おしゃれ心をお持ちですね。
”アルカイックスマイル”なんていう言葉を使われていますが、私は何のことやらさっぱりわかりませんでした。(笑)
ネットで調べますと、
「唇の両端をわずかに上に向け,微笑のような表情を表わす。アルカイック期の彫刻ではイオニア系の彫刻に顕著である。」。
と書かれていました。

 写真の修正技術は進歩してきていますので、次回はお孫さんにでも写していただいて、
お気に入りの顔に修正していただいては、いかがでしょうか。(笑)








Gigliola Cinquetti - Sera
コメント (8)
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