中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「楷書」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。
もう年賀状のやりとりをやめた、という方は多かろう。
それでなくとも多忙な年の暮れに、面倒な作業はしたくないし、お互い高齢になって、もう会うこともない人とのあいさつも無用だろうという判断によるものかもしれない。
おじさんにも数年前に旧友から、年賀状はとりやめにした、と通知が来た。
風のうわさに彼はその翌年に他界したとのことだった。
すでに体調が思わしくなかったのかもしれない。
高齢者にとって年賀状は「生存確認」の通知だ。
できるなら書くに越したことはない。
たとえ細いつながりであっても、一年に一度くらいはつながっていたほうがよくないか。
最近はボケ防止のいろいろな方法が吹聴されているが、「字を書く」のは手軽で効果があるような気がする。
できれば、毛筆で難しい漢字を楷書で書くのがいい。
下手でも丁寧に心を込めて書く事が大事だ。
草書や崩し字は、ごまかしが利くし、読めない。
書家に任せておこう。
小学生の時にやった「習字」を年賀状で復活させたい。
辞書を引き引き、書き順を確かめながら筆で書く。
たとえば「禮」「款」「壽」など難しい旧字を使うとカッコいいよね。
以上です。
>高齢者にとって年賀状は「生存確認」の通知だ。
確かにそうですよね。
昔の会社の同僚の奥様から「年賀状はご遠慮します」というハガキを頂いた時はショックでした。
会社を辞めてからもよく電話をした仲だったのに。
彼は脳梗塞で車椅子の生活を送っていました。
年賀状も自分で書けなくなったんだと思いました。
ここ数年コロナ禍で電話をしていませんでした。
>できれば、毛筆で難しい漢字を楷書で書くのがいい。
下手でも丁寧に心を込めて書く事が大事だ。
とんでもない!
私は字が下手なのに。
コメントをボールペンで書くのが精一杯なのに。
筆ペンで書くことは出来ますが、毛筆で書くなんて無理です。
年賀状のハードルをそこまで高くしたくないです。苦笑
back number - クリスマスソング (full)