ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

フィンとパークとハロウィーン

2010年10月31日 | 友達とわたし
Happy Halloween!

秋晴れの今日、8週間前に生まれた、アンドリューとモーリーの息子フィンに会いに行った。
彼らの住む所は、マンハッタン島の北はずれ、ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ってさらに北上した、それはそれは美しいエリア。


今日はどの道も混んでなくて、スルスルと調子良く行けた。なんとうちから30分とちょっとで着いてしまった?!

ブリッジを降りてすぐ、ハドソン河沿いの高速を上ると公園の中に入っていく。この公園が圧巻。石と草花で見事にコーディネイトされた広大な敷地は、どんな年齢層の人達にも居心地が良く、ハドソン河が見渡せるパノラマの景色も素晴らしい。
 

公園を抜けて、彼らのアパートメントまで歩いていると、楽しいハロウィーンデコレーションが施されたアパートメントを見つけた。


入り口まで続くジャック・ランタンの力作。
 

アンドリューが作ってくれたランチ。彼らはフィンが生まれる前から良い食べ物にこだわり、週に一度、オーガニックの野菜を仕入れにコープまで出かける。グァカモリもうまい!野菜もうまい!お腹の調子が今一戻っていないわたしにはピッタリ。


フィンの大のお気に入り、横揺れスィングマシーン。赤ちゃんの世界も20年も経つとこんなに様変わりするんだなあ……。


お祝いに、離乳食を作る時に役立った陶器の小ぶりのすり鉢とすりこぎ、おろし器、それと大判のガーゼタオルを選んで渡した。
自分が赤ん坊を育てていた時に使い勝手が良くて重宝した物が、あれから二昔も経った今の時代の、しかもアメリカンの女性に喜んでもらえるかどうかわからなかったけれど、とりあえず反応は良かったので一安心。

近所の赤ちゃん連れの家族が一同に集まるハロウィーンパーティがあるということで、我々は退散することにした。
せっかくなので、公園を散歩。

ハロウィーン犬。写真慣れしているのが可笑しかった。
 

公園の入り口。アンドリューのアパートから50メートルぐらい。


小さな子供専用の遊び場。


まだまだきれいな花壇。
  

ちょっとだけズームアップ。
     

おっきな木だらけ。


左側に延々と続くアパートメント。ミドルタウンまで地下鉄一本で30分。もちろん家賃はそれなりにする。



うちに戻り、近所のお店でキャンディを買い、ちびっ子達を待つ。


このキャンディ、実は今年もお菓子配りをするつもりがなかった旦那が、急きょ予定を変更して、近くのスーパーに飛び込みで入り、彼自身が買ってきたもの。
ずっとこの買い物はわたしがやってきたので、勝手がわからなかったのは仕方がないが、なんと一袋3キロも入っているキャンディの詰め合わせを、こともあろうに2袋も抱えて戻ってきた。
なので、子供達がやって来て、遠慮がちにひとつずつつまむと、「おいおい、もっと持ってって。ほら、こうやって」と、目一杯手掴かみして見せたりしていた。
変なおっちゃん……とでも言いた気に、じぃ~っと旦那を見つめる子、苦笑いする子……旦那よ、学べたかい?

Trick or Treat! Happy Halloween!









コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミーティングとスコーンとハイラインと天使と

2010年10月31日 | 友達とわたし
もうかなり遅いです。早く寝ないといけません。

ミーティングはいつもに増して喧々囂々、耳をダンボのようにふくらませながらの大奮闘でした。
でも、隣に座ったマイケルに、何回かくり返し説明し直してもらったりしましたが……。
えらいことになってきそうです。
来年は、資金集めのためのコンサートを、カーネギーの室内楽ホールですることも決まり、オーディションが二回、リサイタルホール用と室内楽ホール用に行われることになりました。
オーディションの様式はまだこれから検討しなければならないけれど、もう日は3月の末に決まっているので、急がなくてはなりません。
会員は400名に膨れ上がり、毎月の演奏会ミーティングの場所も、もしかしたらもう少し大きな会場に移さなくてはならないかもしれません。
わずか3年の間に、こんなに大きな協会になるなんて、ほんと、誰が想像していたでしょうか?
なによりも、プレジデントのアルベルトの情熱と行動力があったからこその成功だという事実は、誰もが認めているのですが。

ミーティング場所のフレンチカフェに、旦那とスポウドとあさこがやってきて、そこからスコーンのお店にいざいざ出発!
イギリス人スポウドはもうそこには何回か行っていて、道に詳しかったので、我々はただ後をついていくだけでオッケー。
なにしろややっこしいグラニッジヴィレッジの町中。わたしにはもう迷路としか思えない空間です。

お店の前に停められていたお店の車。


待ち時間5分と言われて外のベンチで待っていたけれど、案の定、20分はたっぷり待たされました。


いかにもイングリッシュな紅茶。
 

さて、肝心のスコーンなのだけど、う~ん……美味しいっちゃあ美味しいのだけど、ニューヨークで一番かぁ~……?なのでした。
あさこも同感。日本でもっと美味しいのあるよ。いや、マンハッタンの他の店にもあるよ。ホールフーズ(高級指向のマーケット)のも美味いよ。などと、店を出てから話し合ったのでした。
 

スポウドとはそこで別れ、雰囲気がめちゃ大好きなグラニッジヴィレッジ散策。夕顔さえもなんだかお洒落な気がするのはきっと贔屓目なのでしょう。


あさこのお勧め、ミートパッキング(食肉加工工場)ディストリクト区域(ここはもともと、食肉加工工場が軒を連ねる一角だったのですが、今は残っている数件の工場と工場の間に、とてもお洒落なブティックやレストランが店を開いている、新しい人気スポットだそうです)に行って、そこでまだ小腹が空いている彼女と旦那はワインと食事をすることになりました。
わたしはもう、ミーティングの時に食べた遅いランチとスコーンで満腹。これ以上食べたらヤバいところに達していたので、ただの付き添いです。

マリリン・モンローに化けたウェイトレスさんが居た店。ここには入らず。


ちょっと運動してから行こうということで、ハイラインを歩くことにしました。
ここは元高架鉄道があった所で、廃線になった線路をそのまま残し、散歩道として復活させた所です。


道の始まりの所に植えられた満開の花。


7月の独立記念日に、ハドソン河から上げられる花火を見に行ったホーボーケンの駅が見えました。


ミートパッキングディストリクトと呼ばれる所以のお店。


線路の枕木を使って作られた、いろんなデザインのベンチが据え付けられていました。
 

その上でいちびる東洋人一名。


道をまたぐように立てられたアパート。旦那が一言、「ボクはここでは住めへん。お風呂上がりに服着んとうろうろ歩いてられへんもん」


道は延々と続いていきますが、ビュウビュウと北風に吹かれて寒い寒い!


線路の名残。


なぜだか大勢の人が、本格的なカメラを掲げて撮影していた場所。意味不明ですが、わたしもパチリ。


さて、運動したし、寒いし、お腹も少し空いてきたので、スペイン料理をいただくことに。
ところが……わたしのお腹の調子がどうもヤバい。久々の食べ過ぎ→ゴロゴロ→冷えた……食べてる場合ではなくなってしまいました。
ほんまもんの付き添いです。しくしく……。
お店はあさこ曰く、まるでほんとにスペインにいるみたいな錯覚を起こすほどにスパニッシュな空気が漂う、素晴らしく美味しいレストランなのでした。


旦那のスペアリブ。


あさこのパエリア。これがタパスの量?充分過ぎるじゃん!味もめちゃウマ!


とりあえず頼んでふたつだけ食べて、即行トイレの主となったわたしのはまぐりちゃん。


なんともトホホなことになってしまったけれど、とりあえずお腹はすっきり。近々、体調バッチリでリベンジじゃ~!



ハロウィーン自転車です。


そして最後に、いろんなふうに仮装した人達を撮り損なったので、天使に登場していただきました。
語学学校に仮装して行ったあさこ天使で~す!彼女はこの日、学校までの地下鉄もこの格好で乗りこんだのでした。
誰ひとり、彼女のことをジロジロと見た人がいなくて、みんないい意味で無視してくれたそうな。ニューヨーカーの得意技ですね。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする