朝風呂に入っていた旦那が、「やぁ~きれいきれい!」と嬉しそうな声を上げたので、ドドドッと階段を落ち、いや、落ちたらえらいこっちゃ、下り、カメラを手に二階の風呂場に突入しました。
浴槽にゆったりと横たわりながら、目の前の窓を指差す旦那。ほほう、なかなかの景色です。
前に9年暮らしていたモントクレアの家は一階でしたが、窓という窓の向こうに大きな日本紅葉の老木が植わっていて、秋になると燃えるような赤色に包まれ、紅葉狩りを家の中に居ながらにしてできるという、とても贅沢な思いを味わっておりました。
それと比べると、ここブルームフィールドは、家の周りには木がいっぱいなのだけど常緑樹と紅葉しない木が多く、二階や三階に上がらないと、紅葉を見ることはできません。
網戸の編み目模様が少々怪しい雰囲気をかもし出していますが……風呂場の窓を開けることはできなかったので……。
さて、葉っぱがきれいに色づいてくると、もちろんそれは冬の到来ということになります。
日中はなんとか暖かさを得ることはできるけれど、朝晩はもう5℃以下の世界です。
ヒーティングはとっくに始まっていて、今年はいったい暖めるためのオイルを買うのに、どれくらいのお金を使うことになるのか、今から心配しまくり。
それで、今年の冬こそは、一階の部屋の大きな窓にカーテンを取り付けようと、秋に入った頃から考えているのですが、思いを行動に移すのが大変で大変で。
『買い物嫌い&週末は誰かと会って語り合いたい、もしくは楽しいことをしたい&カーテンは部屋の顔になるので、いい物をつけたいがお金を使いたくない』旦那に、「カーテンを買いに、あるいはせめて下見に行こう」と誘いかけるのは至難の業になるのです。
でも、気温はどんどん下がってくるし、今が一番余暇がある(ほんとは練習せにゃいかんのですが……)わたしとしては、11月に入るまでになんとか片をつけておかねばと、どんどん焦ってきてしまい、とうとうカーテンの話を口から漏らすと……、
見事に想像通りのリアクションでもって旦那の機嫌がみるみる悪くなりましたとさ……はぁ~~~
そんなにイヤならイヤで、わたしに任せてくれるんならそれはそれでいいのだけれど、それもイヤ。自分のお眼鏡にかなった物でなければイヤなのです。
「インターネットで探せばいいやん」と言うけれど、色や質感がすべてなのに、それを手に取ってみることができない画面上の写真を見て選ぶなんて、とわたし。
挙げ句の果てに、「いつか壁を塗り替えるのに、またそれで合わなくなったらどうする……」などとブツブツ。
うんがぁ~
ほなら、どっちの色にも合いそうなんを選んだらええねんやん
わたしだってね、お金をできたら使わずに済ませたいですよ。けれども、光熱費のことを考えたら、部屋のあちこちにある素っ裸の大きな窓にカーテンを付けることは、長い目で見ると節約につながる正しい行為だと思うのですよ。
週末だってね、できればわたしだって、溜まった家事をしたり買い物をしたりして疲れたくないですよ。のんびりと楽しく過ごしたいです。
でも、時にはどうしても必要なことってあるでしょう?やりたいことだけやってると、どっかのキリギリスさんみたいに困ることになるんだから。
さて、今年の冬、うちにカーテンがつくのでしょうか。