目からウロコでしたので、一ヵ月前の記事ですが、紹介させていただきます。
↓以下、転載はじめ
これでも『津波』と言い張る社会
武田邦彦・中部大学教授
この写真は、福島原発が爆発してほどない時の上空からの写真で、写真の上が陸側、下が海だ。
福島原発を襲った津波は海から来たから、「下から」来た。
津波の一撃を受けた海岸線の建物や機械は、わずかに残骸を残しているだけだ。
でも、海岸線から少し入ると、津波の勢いは少し弱まったのだろう。
中央部にある、横に長い建物(タービン建屋)の前のタンクは、上空から見た感じでは、無傷で残っている。
そして、その上に長い建物があり、この建物の高さは35メートルほどある。
福島原発を襲ったとされる津波は15メートルだから、このタービン建屋を超えることはできない。
だから「建物が残っているということは、津波はタービン建屋で止まった」、ということを示している。
タービン建屋のさらに陸側に、原発が4つ並んでいる。
右から1号機、2号機、3号機、そして4号機だ。
1号機、3号機、4号機は、爆発したので骨組みが見える。
2011年3月11日、津波は、海岸線から福島原発を襲ってきたが、タービン建屋に阻まれて、「津波」は原発まで達しなかった。
これほど明瞭な事実があるのに、日本社会はまだ、
「福島原発は津波で破壊した。だから、防潮堤を高くすれば安全になる」と言っている。
事実を見る目を完全に失っている。
津波がきて破壊されるというのは、津波の強い力で家が押し流されるからで、
ゆっくりと浸水することを、「津波にやられた」とは言わないし、対策も変わってくる。
津波が原因なら「防潮堤」だが、単に浸水したので爆発したなら、「浸水対策」になるからだ。
浸水に対しては、防潮堤は無力だ。
津波の力を避けることはできるが、遠くから迂回して入ってくる水を止めることはできない。
原発の建物を、「津波や高潮で予想される最大高さより、標高を高くしておく」ことになる。
「津波対策」と「浸水対策」は全く違うのだ。
でも、今や日本社会は、「口先男」の世界になり、事実を見ないで原因を特定し、
写真を見れば小学生でもわかることでも、NHKが空気を作れば、それで押し通せる。
なぜ「津波」にしているかというと、「浸水」となると、原発を一度分解して、高台に移す必要があるからだ。
もともと原発は、耐震性が震度5(総合的に)ぐらいなので、地震でかなり損傷し、さらに浸水で破壊された、というのが正しいだろう。
私たち日本人の親は、「ウソをつき続けて日本をダメにし、それを子供に引き継ぐ」ことを、すぐやめなければならない。
(平成26年2月6日)
↑以上、転載おわり
で、これが最近の、浜岡原発の様子です。
中電にも、みなさんの愛情のこもった忠告をして差し上げましょう。
もうやめときって、何度でも何度でも、諭してあげましょう。
もう原発は過去の産物であり、超難儀なお荷物であり、中電どころか中部地方、さらに日本国のみならず地球に対しても、危害を与える、
甚大な危害を与える、どうしようもないバケモノなんやからと。
↓以下、転載はじめ
これでも『津波』と言い張る社会
武田邦彦・中部大学教授
この写真は、福島原発が爆発してほどない時の上空からの写真で、写真の上が陸側、下が海だ。
福島原発を襲った津波は海から来たから、「下から」来た。
津波の一撃を受けた海岸線の建物や機械は、わずかに残骸を残しているだけだ。
でも、海岸線から少し入ると、津波の勢いは少し弱まったのだろう。
中央部にある、横に長い建物(タービン建屋)の前のタンクは、上空から見た感じでは、無傷で残っている。
そして、その上に長い建物があり、この建物の高さは35メートルほどある。
福島原発を襲ったとされる津波は15メートルだから、このタービン建屋を超えることはできない。
だから「建物が残っているということは、津波はタービン建屋で止まった」、ということを示している。
タービン建屋のさらに陸側に、原発が4つ並んでいる。
右から1号機、2号機、3号機、そして4号機だ。
1号機、3号機、4号機は、爆発したので骨組みが見える。
2011年3月11日、津波は、海岸線から福島原発を襲ってきたが、タービン建屋に阻まれて、「津波」は原発まで達しなかった。
これほど明瞭な事実があるのに、日本社会はまだ、
「福島原発は津波で破壊した。だから、防潮堤を高くすれば安全になる」と言っている。
事実を見る目を完全に失っている。
津波がきて破壊されるというのは、津波の強い力で家が押し流されるからで、
ゆっくりと浸水することを、「津波にやられた」とは言わないし、対策も変わってくる。
津波が原因なら「防潮堤」だが、単に浸水したので爆発したなら、「浸水対策」になるからだ。
浸水に対しては、防潮堤は無力だ。
津波の力を避けることはできるが、遠くから迂回して入ってくる水を止めることはできない。
原発の建物を、「津波や高潮で予想される最大高さより、標高を高くしておく」ことになる。
「津波対策」と「浸水対策」は全く違うのだ。
でも、今や日本社会は、「口先男」の世界になり、事実を見ないで原因を特定し、
写真を見れば小学生でもわかることでも、NHKが空気を作れば、それで押し通せる。
なぜ「津波」にしているかというと、「浸水」となると、原発を一度分解して、高台に移す必要があるからだ。
もともと原発は、耐震性が震度5(総合的に)ぐらいなので、地震でかなり損傷し、さらに浸水で破壊された、というのが正しいだろう。
私たち日本人の親は、「ウソをつき続けて日本をダメにし、それを子供に引き継ぐ」ことを、すぐやめなければならない。
(平成26年2月6日)
↑以上、転載おわり
で、これが最近の、浜岡原発の様子です。
中電にも、みなさんの愛情のこもった忠告をして差し上げましょう。
もうやめときって、何度でも何度でも、諭してあげましょう。
もう原発は過去の産物であり、超難儀なお荷物であり、中電どころか中部地方、さらに日本国のみならず地球に対しても、危害を与える、
甚大な危害を与える、どうしようもないバケモノなんやからと。