ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「『ハンド・イン・ハンド』人生の全てがなくては、できなかったプロジェクトです」指揮者・山田あつし

2014年03月20日 | 日本とわたし
被災地の高校生たちが、この日(3月26日)のために、1年の歳月をかけて、一所懸命に取り組み、努力してきました。
そのお手伝いをしているスタッフの中のひとりが、うちの家族にいます。
はじめ、生徒たちの渡航費が足りなくて、今回は企画が流れてしまうかもしれない……などということをチラッと聞いて、とても心配していましたが、
どうにか整い、無事に実施されるようです。
ホッとしました。

お近くにお住まいの方がおられましたら、ぜひ、彼らの歌声を聞きに行ってください。
チケットは無料です。

被災地の高校生の歌声をNYから世界へ!
復興への感謝を届ける




このプロジェクトについて
被災地3県の高校生が、ニューヨーク・リンカーンセンターという国際的なステージで、
プロのオペラ歌手とオーケストラ、米国学生と一緒に、合唱を披露するコンサートを開催します。


私たちプロジェクト『ハンド・イン・ハンド』は、国内外へ、広く、復興の現状と課題を発信し、復興支援への感謝を伝える取り組みをしています。
また併せて、米国学生との友情を育み、青少年の国際交流プログラムを主催しております。
国際的な場を体験し、友情や感動を創造して、復興を担う若い世代の育成も、目的としています。

岩手県と福島県の高校生、約60名が、舞台に立つことに決まりました。
高校生たちの渡航費が不足しております。
皆さまからの温かいご支援をお願い致します!

(23日に、不足解消済み)

(第2回ニューヨークコンサート)


本プロジェクトの音楽監督/指揮者・山田あつしは、1998年に渡米し、ニューヨーク・シティ・オペラ指揮者研究生となり、
その後副指揮者、正指揮者となり、「9・11世界同時多発テロ犠牲者のためコンサート・シリーズ」をプロデュース・指揮を行いました。
日本人で、NYCOの指揮者になったのは、山田が初めてで、リンカーンセンターで指揮をしたのは、小澤征爾さんと山田だけです。
そして、忘れもしない2011年3月11日の、東日本大震災が発生。
山田は、震災後間もなく、東日本復興支援プロジェクトを立ち上げ、
2012年3月28日(水)にニューヨーク・リンカーンセンターで、第1回のハンド・イン・ハンドコンサートを実施しました。

第2回目は、2013年3月22日(金)に、被災地代表高校5校の合唱団72名を、ニューヨーク・リンカーンセンターに連れて行き、コンサートを実施。
復興の担い手となる、若い世代の育成にもつながる、教育プログラムも行いました。

(第2回ニューヨークコンサート)


今回が3回目の実施となる本公演。
11月4日(月・祝)に、2014年代表校決定記念コンサートを、仙台・イズミティ21にて実施し、
岩手県立宮古高等学校、福島県立橘校高等学校の2校(約60名)が、ニューヨークの舞台に立つことが決定。
現在、練習と準備に励んでいます。

第3回ハンド・イン・ハンド コンサート in NewYork
【日時】 2014.03.26(水)20:00開演

【場所】 ニューヨーク市
     ジャズ アット リンカーンセンター・ローズシアター

【プログラム】
●ベートヴェン 交響曲第7番
●オルフ カルミナ・ブラーナ
<出演>
ソプラノ オルガ・マカリーナ
テノール ディナ・エラ(メゾソプラノ)
バリトン 未定
合唱   岩手県立宮古高等学校(日本)
     福島県立橘高等学校(日本)
     カレッジ・オブ・ニュージャージー(米国)
指揮   山田あつし
管弦楽  NewYork City Opera Orchestra

音楽総監督 山田あつし
エグゼクティブプロデューサー 吉井久美子



(第2回参加校強化合宿風景)


(2014年代表校決定記念コンサート/仙台市・イズミティ21にて)



いただいた支援金は、高校生たちの渡航費用に使われます。
音楽を通じて、被災地の高校生たちに勇気を与え、それを世界に発信するために、ぜひご支援をお願いします。


■お礼
ご協力いただいた方には、下記の商品を持って、お礼とさせていただきます。(写真とことなる場合がございます。)

*ハンド・イン・ハンドオリジナルステッカー


*Facebookでお名前掲載
https://www.facebook.com/handinhandconcert
(※twitterにも流れます)

*高校生からのお葉書

*ニューヨークコンサートで配布されるパンフレット


*パンフレットにお名前掲載


*ホームページに名前を掲載(個人寄付の欄)
第2回:http://handinhandconcert.com/sec_09.html

*指揮者山田あつしの音楽指導の権利

(リンカーンセンター)



■東日本復興支援プロジェクト ハンド・イン・ハンドホームページ
http://handinhandconcert.com/

■東日本復興支援プロジェクト ハンド・イン・ハンドFacebookページ
https://www.facebook.com/handinhandconcert




■山田 あつし プロフィール
1987年、早稲田大学卒業。
故福永陽一郎、ジョージ・マナハンの各氏に師事。

1992年から1998年まで、合唱アマチュアリズム振興会のプロデュース、 指揮をし、市民文化活動のモデルとして注目され、
特に、1995年から実施された、阪神大震災被災者救済チャリティー・コンサート・シリーズでは、
物心両面の被災地へのサポートが、各メディアの注目を集め、高く評価をうける。

1998年、ニューヨーク・シティ・オペラ(以下NYCO)指揮者研究生となり、音楽監督助手として、プッチーニ、ヴェルディ、モーツァルトなどの主要10演目、約100の公演のアシスタントを務める。

2002年より、NYCO副指揮者となり、2003年11月の「ヘンゼルとグレーテル」の正指揮者として抜擢、リンカーンセンターでデビューを果たす。
NYCOの歴史上初めての日本人指揮者を、本公演に迎えた。
日本では、ニューヨーク・シティ・オペラと東京シティ・オーケストラによる共同制作、 「9・11世界同時多発テロ犠牲者のためコンサート・シリーズ」をプロデュース・指揮。
NYCO音楽監督ジョージ・マナハンとともに来日し、犠牲者の遺族などへの継続的な支援を訴える。
以降、2008年まで、NYCO正指揮者として、「椿姫」「蝶々夫人」などの主要レパートリーを指揮する。

2005年5月には、「愛・地球博」米国側文化プログラム代表としてのニューヨーク・シティ・オペラ日本初公演で、「蝶々夫人」を指揮し成功を収める。

2006年より、ニューヨークで設立された、アジアン・アーティスト・シンフォニー(NYASOに改名)の音楽監督に就任。
NYASOは、その主旨・活動内容が、高く評価され、ニューヨーク国連総会議場にて開催された、
「国連設立60周年・日本の国連加盟50周年記念コンサート(2006年)」「パン・ギムン新国連事務総長就任祝賀コンサート(2007年)」に2年連続で招待され、演奏。
パン・ギムン事務総長に、「国連の理想を音楽で実現している」と、絶賛される。

2009年には、NYASOの日本公演を実施。
東京公演では、世界最長老のピアニスト、 ウォルター・ハウツィヒと共演する。

2010年、イスラエルのエルサレム・ミュージック・アカデミー・オーケストラに、日本人としては初めて客演、現地にて高く評価される。

この他、ヨーロッパでも、モスクワ・フィル、スロヴァキア室内管弦楽団などと共演し、いずれも現地で好評を博している。
指揮者としての活動の他、日米国際交流におけるプロジェクトなど、プロデューサーとしても、その手腕は高く評価されている。


東日本復興支援プロジェクト ハンド・イン・ハンド : http://handinhandconcert.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする