昨日とはうってかわっての快晴!
またまた今日も朝からお出かけです。
今日は、イギリスから戻ってきているシンガーソングライターのジョナサンと、ガールフレンドのクレアに逢いに、ブルックリンのカフェに向かいます。
リンカーントンネルの入り口付近が、なにやら変なことに……?マラソンの開始前のようです。
そもそも本数が足りない、3本のトンネルのうちの1本が閉鎖されてしまってました。
マンハッタンからブルックリンへの橋を渡ってすぐに、道を選び間違えて、長男くんの住むクィーンズのすぐ近くまで行ってしまい……、
携帯のナビゲーションの言うことをハイハイと聞きながら、やっと辿り着いたカフェ。
わたしはクレアの隣に陣取って……。旦那とジョナサンの間に座っている初老の男性は、かなり有名なベストセラー作家さんだそうな……。
卵があんまりプックリしてるので。
ブラディカクテル……ウォッカ、タバスコ?!などなどが入った、過激なトマトジュース。セロリとトマトはガリガリとかじります。
シナモンを一切かけてないというので、頼んだフレンチトースト。今までで一番美味しかったかもしれない……。
ダンサー&写真家のクレアは、東京で行われるショーのために、5月の始めから7週間、日本に滞在するそうな。
そして、その間に多分ジョナサンも……。
「万が一、大きな地震がまた起こった場合のことを考えて、ヨウ素剤を持参した方がよいと、イギリスの友人に言われたのだけど……」とクレア。
「でも、原発はすべて止められたんだよね、もちろん、全基、廃炉にしていくんでしょ?」
「いえいえ、ところがどっこい、躍起になって再稼働させようとしているよ」
「えぇ~!?そんなバカな!!信じられない!!」
などと盛り上がっていたら……、
一緒にブランチを食べた他のカップルも、6月に行くよ~という話を聞いて、お正月に帰ったばかりなのに、急にわたしも行きたくなってしまいました……。
桜の後に咲き出す梨の花が満開!
ブルックリンも萌えてきたぞぉ~!
ずっと前に借りた村上春樹の新作を返しに、かおりちゃん&ジョージの家にちょこっと寄って、
長男くんが、誕生日のお祝いにと、ご馳走してくれる約束の場所、トライベッカにある寿司『AZABU』に向かっていると、
ツインタワーの跡地に建ったビルを、初めて近くで観ました。
トライベッカの名物、石畳。
実は、この看板を見過ごして、3回も前を通り過ぎていた旦那とわたし。
お店の中を内緒で。
いただいたお寿司はおまかせ寿司。
カウンターのむこうの職人さんは、東京でお寿司を握っておられた方で、バブルが弾けた後の地上げ戦争に巻き込まれ、裁判で負けた後、
フラリとやって来たマンハッタンで、空手を習いながらブラブラしていると、こっちで寿司屋をやってみないか、と誘われ、
すでに握っていた職人たちのいい加減さに呆れつつ、気がついたら今に至っているんです、と話してくれました。
握ってもらったお寿司のネタは、すべて日本海からの魚で、どれもこれも絶品。
57年も生きてきて、こんなふうにカウンターに座ってお寿司をいただくなどということは、片手の指で数えられるほどしかないのですが、
その中の最高の美味しさで、心も舌も幸せいっぱい!
誕生日だからということで、大トロをおまけしてくださったり、特別大サービスデザートを用意してくださったり……。
魚を買って食べるということが、極端に少なくなってしまった上に、こういう特別な日のための、特別な気持ちでいただくということも加わって、
ちょっと油断をすると、涙がにじんでしまうほどの、すばらしい時間を過ごさせてもらいました。
日本食って、ほんとのほんとにすばらしい!
この文化を、いつまでも大切にしていきたい!
なのに、なのに、その本元になる食材を、丹精を凝らした農法で作ってくださっていた地域に、毒が蒔かれてしまいました。
その毒は、ちょっとやそっとでは消えないものです。
生産者のみなさんの悔しさは、わたしなどには計り知れないほどのものだと思います。
全く同じ環境で、というのは無理でも、できるだけ近しい、親しみの持てる環境を見つけ、生産者の方々のつながりを保ったままで移住できるよう、
そしてもちろん、移住した先で、それまでと同じような作業ができるよう、
日本の第一次産業を支えることを第一にできる為政者を、わたしたちはよくよく注意しながら吟味し、選んでいかなければならないと思います。
なんてなことをまた、あれこれと考え出している母親を、やれやれ……と思いながら、息子は見ているのでしょう。
いつかきっと、わかってもらえる時が来る。
そう信じています。
とにかく今日はありがとう。
とんでもない散財をさせてごめんなさい。
でも、本当に楽しかったし嬉しかった。
ありがとう。
またまた今日も朝からお出かけです。
今日は、イギリスから戻ってきているシンガーソングライターのジョナサンと、ガールフレンドのクレアに逢いに、ブルックリンのカフェに向かいます。
リンカーントンネルの入り口付近が、なにやら変なことに……?マラソンの開始前のようです。
そもそも本数が足りない、3本のトンネルのうちの1本が閉鎖されてしまってました。
マンハッタンからブルックリンへの橋を渡ってすぐに、道を選び間違えて、長男くんの住むクィーンズのすぐ近くまで行ってしまい……、
携帯のナビゲーションの言うことをハイハイと聞きながら、やっと辿り着いたカフェ。
わたしはクレアの隣に陣取って……。旦那とジョナサンの間に座っている初老の男性は、かなり有名なベストセラー作家さんだそうな……。
卵があんまりプックリしてるので。
ブラディカクテル……ウォッカ、タバスコ?!などなどが入った、過激なトマトジュース。セロリとトマトはガリガリとかじります。
シナモンを一切かけてないというので、頼んだフレンチトースト。今までで一番美味しかったかもしれない……。
ダンサー&写真家のクレアは、東京で行われるショーのために、5月の始めから7週間、日本に滞在するそうな。
そして、その間に多分ジョナサンも……。
「万が一、大きな地震がまた起こった場合のことを考えて、ヨウ素剤を持参した方がよいと、イギリスの友人に言われたのだけど……」とクレア。
「でも、原発はすべて止められたんだよね、もちろん、全基、廃炉にしていくんでしょ?」
「いえいえ、ところがどっこい、躍起になって再稼働させようとしているよ」
「えぇ~!?そんなバカな!!信じられない!!」
などと盛り上がっていたら……、
一緒にブランチを食べた他のカップルも、6月に行くよ~という話を聞いて、お正月に帰ったばかりなのに、急にわたしも行きたくなってしまいました……。
桜の後に咲き出す梨の花が満開!
ブルックリンも萌えてきたぞぉ~!
ずっと前に借りた村上春樹の新作を返しに、かおりちゃん&ジョージの家にちょこっと寄って、
長男くんが、誕生日のお祝いにと、ご馳走してくれる約束の場所、トライベッカにある寿司『AZABU』に向かっていると、
ツインタワーの跡地に建ったビルを、初めて近くで観ました。
トライベッカの名物、石畳。
実は、この看板を見過ごして、3回も前を通り過ぎていた旦那とわたし。
お店の中を内緒で。
いただいたお寿司はおまかせ寿司。
カウンターのむこうの職人さんは、東京でお寿司を握っておられた方で、バブルが弾けた後の地上げ戦争に巻き込まれ、裁判で負けた後、
フラリとやって来たマンハッタンで、空手を習いながらブラブラしていると、こっちで寿司屋をやってみないか、と誘われ、
すでに握っていた職人たちのいい加減さに呆れつつ、気がついたら今に至っているんです、と話してくれました。
握ってもらったお寿司のネタは、すべて日本海からの魚で、どれもこれも絶品。
57年も生きてきて、こんなふうにカウンターに座ってお寿司をいただくなどということは、片手の指で数えられるほどしかないのですが、
その中の最高の美味しさで、心も舌も幸せいっぱい!
誕生日だからということで、大トロをおまけしてくださったり、特別大サービスデザートを用意してくださったり……。
魚を買って食べるということが、極端に少なくなってしまった上に、こういう特別な日のための、特別な気持ちでいただくということも加わって、
ちょっと油断をすると、涙がにじんでしまうほどの、すばらしい時間を過ごさせてもらいました。
日本食って、ほんとのほんとにすばらしい!
この文化を、いつまでも大切にしていきたい!
なのに、なのに、その本元になる食材を、丹精を凝らした農法で作ってくださっていた地域に、毒が蒔かれてしまいました。
その毒は、ちょっとやそっとでは消えないものです。
生産者のみなさんの悔しさは、わたしなどには計り知れないほどのものだと思います。
全く同じ環境で、というのは無理でも、できるだけ近しい、親しみの持てる環境を見つけ、生産者の方々のつながりを保ったままで移住できるよう、
そしてもちろん、移住した先で、それまでと同じような作業ができるよう、
日本の第一次産業を支えることを第一にできる為政者を、わたしたちはよくよく注意しながら吟味し、選んでいかなければならないと思います。
なんてなことをまた、あれこれと考え出している母親を、やれやれ……と思いながら、息子は見ているのでしょう。
いつかきっと、わかってもらえる時が来る。
そう信じています。
とにかく今日はありがとう。
とんでもない散財をさせてごめんなさい。
でも、本当に楽しかったし嬉しかった。
ありがとう。