ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「戦争は嫌だぜベイベー!」by 忌野清志郎

2014年07月06日 | 日本とわたし


「戦争は嫌だぜベイベー!」

銃を持ったら撃ちたくなる。
刀を持ったら斬りたくなる。
軍隊を持ったら戦いたくなる。
核を持ったら核爆弾を作りたくなる。

そして平和憲法を忘れてしまう。

「永久に戦争を放棄する。
 人間は平等である。
 世界の平和のために、国として貢献する」

日本の憲法第九条は、まるでジョン・レノンと同じことを、うたっているのです。

政治家のみなさん、アメリカに言ってください。
「もう戦争はやめましょう。
 人を殺したり傷つけるために、武器を作るのは、もうやめましょう。
 そんな、何千億円単位のお金があるのなら、平和のために使いましょう。
 人類は進歩すべきです。
 今でも、世界では、戦争が行われていて、人々が死んでいます。
 アメリカさん、僕たちと手をつないで、いっしょに戦争がなくなるように努力しましょう」と、

日本の総理大臣や外務省は、アメリカをはじめ、世界中に発信するべきだ。
だって、僕たちはいつまでも、自分の国を信じられないでいるんですよ。


忌野清志郎




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米国と一緒に戦争した国は片っ端からテロに遭い、市民が何人も殺害されてる!誰もテロから市民を守れない!

2014年07月06日 | 日本とわたし
友人の明日香ちゃんが、彼女のブログで紹介していた元自衛官の方の言葉を、ここに転載させてもらいます。

元自衛官の言葉
「安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません」


元自衛官の泥 憲和さんの言葉です。
ぜひ読んでみてください。
そして集団的自衛権について考えてみてください。
*************************************************
街頭にて

突然飛び入りで、マイクを貸してもらいました。
集団的自衛権に反対なので、その話をします。
私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。
日本に攻めて来る戦闘機を、叩き落とすのが任務でした。

いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。
でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。
自衛官は命をかけて、国民をしっかり守ります。
そこは、安心してください。

いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。
日本を守る話ではないんです。
売られた喧嘩に、正当防衛で対抗する、というものではないんです。
売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこう、というんです。
それが集団的自衛権なんです。
なんでそんなことに、自衛隊が使われなければならないんですか。
縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい
安倍さんはこのように、自衛官に言うわけです。
君たち自衛官も殺されてこい、というのです。
冗談ではありません。
自分は戦争に行かないくせに、安倍さんに、なんでそんなこと言われなあかんのですか。
なんで、そんな汚れ仕事を、自衛隊が引き受けなければならないんですか。
自衛隊の仕事は、日本を守ることですよ。
見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが、仕事なわけないじゃないですか。

みなさん、集団的自衛権は、他人の喧嘩を買いに行くことです。
他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。
当然ですよ。
だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしから、テロに遭ってるじゃないですか。
イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて、市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

みなさん、軍隊はテロを防げないんです。
世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。
自衛隊が、海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。
みゆき通りで、爆弾テロがおきたらどうします。
自衛隊は、テロから市民を守れないんです。
テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんでは、たまりませんよ。
だから私は、集団的自衛権には絶対に反対なんです。

安倍総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を、自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしい、といいました。
みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。
日本人を、米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません
そのことは、アメリカ国防省のホームページに、ちゃんと書いてあります
アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助する、と書いてますよ。

ベトナム戦争の時、米軍は、自分だけさっさと逃げ出しました。
米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら、友軍でさえ見捨てますよ。
自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。
そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。
どうしたと思いますか。
軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。
そういうものなんですよ、戦争というのは

安倍さんは、実際の戦争のことなんか、まったくわかってません。
絵空事を唱えて、自衛官に、戦争に行ってこいという
んです。
自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を、毎日やっています
一発撃ったら、人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういう、ものすごい武器を持った組織なんです。
だから、自衛隊は、慎重に慎重を期して、使って欲しいんです。
私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました
使い方を間違ったら、取り返しがつきません
ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。
でもね、戦場は国会とは違うんです。
命のやり取りをする場所なんです。
そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、
この国の主人公は、内閣と違いますよ。
国民ですよ。
みなさんですよ。
憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。
安倍さんは、第一回目の時、病気で辞めましたよね。
体調不良や病気という、個人のアクシデントでつぶれるのが内閣、ですよ。
そんなところで勝手に決めたら、日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。

これからが正念場です。
だから一緒に考えてください
一緒に反対してください
選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に、投票してください
まだまだ勝負はこれからです。
戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。
しっかりと考えてくださいね。
ありがとうございました。



↑以上、転載おわり

さらに続いて、元自衛官さんがおっしゃっていた、日本の民間人が助けてもらえるのか否か、について、もう少し詳しく突っ込んで話されている、八木啓代さんの記事を紹介させてもらいます。

↓以下、転載はじめ

集団的自衛権について:誤解も多いようでございます

さて、集団的自衛権そのものについても、かなり誤解が蔓延しているようなので、少し書いておくことにいたします。
 
そもそも、読んで字のごとく、集団的自衛権は、「自衛」のためのものです。

それでもって、安倍首相が言ったように、

例えば、海外で突然紛争が発生し、そこから逃げようとする日本人を、同盟国であり能力を有する米国が救助し輸送しているとき、日本近海において攻撃を受けるかもしれない。
我が国自身への攻撃ではありません。
しかし、それでも日本人の命を守るため、自衛隊が米国の船を守る。
それをできるようにするのが、今回の閣議決定です。


というのは、根本的に間違っています
というのも、「海外で突然紛争が発生し、そこから逃げようとする日本人を同盟国であり、能力を有する米国が救助のために輸送」することはありえないです。
これは日本に限らず、どの米国の同盟国であっても、米国が、軍艦や軍用機が、民間人を輸送することはありません

実を言うと、私は、80年代終わりの『地球の歩き方・メキシコ中米編』で、
グアテマラで軍用機に乗った体験を書いた、「軍用機ヒッチハイク女」伝説の主なのですが(大爆)、
これは、中米の堕落しきった政権のもと、腐敗した軍が、小遣い稼ぎのためにやったことです。
 
とはいえ、この軍用機に乗った経験が楽しかったかというと、そんなことはございません。
 
軍の輸送機に乗っている間にですね、
「ただいま、反政府ゲリラ占領地域上空を通過中、敵は対空ミサイルを調達しているので、各自注意」などというアナウンスが流れるんですね。

をい、ちょっと待ってくれよ。
撃墜されるかもしれないから各自注意って、どーせーっちゅうんだ?!(と、こちらは「アッチョンブリケ」状態)
 
そうなのです。
軍艦とか戦闘機って、撃沈・撃墜対象ですから、いっちゃん危ないのです。

そういえば、そのころの「地球の歩き方・中米編」には、
「エルサルバドルで旅行をするときは、軍の基地や軍人らしき人には近づかないように。
なぜなら、そこが一番、ゲリラの攻撃対象になって、巻き添えをくう可能性があるから」なんていう記述があったもんです。
当時の「地球の歩き方」は、サバイバル感がありましたね。(って、書いたのは私ですが)

軍用機に乗った体験と言えば、アルゼンチンを巡業したときにも、ブエノスアイレスから南部に飛ぶのに、軍用機に乗ったことがありましたね。
これは、軍の「アルバイト」で、民営航空よりだいぶ格安の値段で乗っけてくれるとかいうので、現地のマネージャーが契約しちまってたのでした。
 
当時、アルゼンチンは、別に戦争をしていないので、そういう意味での危険はなかったのですが、
軍が、そういうセコいアルバイトをやること自体ですね、さすが大騒ぎをしてフォークランド戦争をやったくせに、
遠くから軍を派遣してくるイギリスに、あっさり負けるだけのことはあるわ、とゆー印象を持ったことは、否定しません。

まあ、もちろん、客船が沈没事故に遭って、海に浮かんで救助を待っている遭難者がいるときに、
たまたま軍艦が通りかかったら、生存者救助をする、というようなことはあるでしょうが、
それは同盟国であるかどうかという話ではなく、人道的な話であります。

でもってですね、そういう意味で、戦闘状態にあるときに、軍の航空機や輸送船が、民間人を乗せることはありません
これは、乗せた方がかえって危険だから、というのもありますし、乗せた民間人が敵側の要員だったりしたら、これまた大変なことになるからです。

つーか、米国人ですら
http://travel.state.gov/content/passports/english/emergencies/crisis-support.html
 
見ればわかるように、

米国軍ヘリや米国政府の輸送機が、護衛付きで救出してくれることを期待するのは、
ハリウッドのシナリオに影響されすぎで、現実的とはいえません

米国政府支援による、米国国民の当該国からの離脱は、高価なものになります
我々は、米国国民の支援を最優先します。
米国市民でない友人や親類を、米国政府のチャーター機や、民間以外の輸送手段に乗せられるとは、期待しないでください

 
と書いてあります。

ですので、
「1.外国で戦争が勃発!」→「2.巻き込まれた日本人民間人を米軍が救出!」→「3.でもって、米艦でその日本人を輸送!」→「4.その米艦が攻撃されるかもしれないんで、自衛隊出動!!!」

なんつー、お花畑なことは考えない方がよろしいです。「2」がそもそもありえませんので

....という点は、すでにあちこちで指摘されていますが、
それともうひとつ、集団的自衛権について、安倍総理の、もうひとつの、さらにお花畑な点を、指摘させていただきます。

つまり、1986年に、国際司法裁判所は、集団的自衛権に関して、
 
1.武力攻撃の犠牲国が、自ら犠牲となった旨を宣言せず、
2.なおかつ集団的自衛権を行使する国に対して、犠牲国が援助要請をしていない場合に、
3.集団的自衛権行使を容認する規則は、慣習国際法上存在しない


という判決を出しています。

つまり、
「正規軍による越境軍事攻撃、もしくは、それに匹敵するほどの武力行為を行う武装集団等の派遣・援助等」があり
そのうえで、それに基づいて、
「その犠牲国が援助要請」しない限り、集団的自衛権の行使が認められられないということです。

これってね、けっこうハードル高いです。

「米国が中東に戦争に行くから、日本も派兵」というのは、集団的自衛権の枠組みでは、国際法上「できない」のです。
もしやっちゃった場合は、国際法違反です。

また逆に、国際司法裁判所では、

「正規軍による単なる越境事件、正規軍による軍事攻撃に匹敵しない程度の私人の武力行為の黙認等」については、
「被害国による均衡性のとれた対抗措置、集団的対応は不可、武力を伴う対抗措置が可能かは判断回避」

と裁定していますので、

たとえば、中国のある団体などが、尖閣に軍事攻撃をしちゃったことが原因で、中国・日本間が緊迫したとしても、
米国が、無条件に、日本を支援してくれるかどうかは、そーとー疑問
です。
尖閣に安保は適用される、とオバマ大統領は言ったそうですけど、それはリップサービスというやつです。
実際に、米国が軍を派遣するためには、議会の承認が要りますから、議会で否決されたらそれで終わりですので、ご注意ください。

ただ、いずれにしても、この機会に、
憲法とは何か、自衛とは何か、戦争に参加するかもしれないとはどういうことか、政治家ってこういうことができちゃうんだ、ということを、
多くの若い人が、「身近なこと」として考えた、という点では、むしろ、私は前向きに捉えたい
と思っています。
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