気温よりもっと寒く感じる今日、夜から雪が降り始め、たくさん積もるだろうという予報が出ています。
カエデの爺さんの遊び場は、地面よりはお日様に近いだろうけれども、
いくらシッポでカバーしても、やっぱ寒ぅ~~~!なリスくん。どこか温かな場所を探すんだよ。
で、家の中も、20℃の設定をしてあるのですが、地下のバーナーが頻繁に働いてくれているのに、16℃ぐらいまでしか上がりません。
そんな日は、少しのすきま風も体に響きます。
なので、工作の時間です。
台所のキャビネットと床の間に、3センチもの隙間があって、そこからビュウビュウと冷たい風が入ってくるので(それを去年の冬まで放っておいた?!)、それを解決すべく、
おいおい、そんなんで解決になるんかい?とお疑いのみなさん、それがそれが、ダンボール紙を二重にすると、なかなかいいのですよ。
空と海の餌を4週間に1回、配達してもらっているのですが、その時の箱を解体して、それをチョキチョキ切って、あちこちテーブでつなぎ合わせ、隙間にペタンペタン。
けっこうな長さでしたが、余裕ですべてふさがりました。
なんてなことをのんびりとやって、優雅なもんだと思われるかもしれませんが、
ところがどっこい、この2日間は、脳みそと心にとっては大きな試練となりました。
いつもなら、わたしには多分無理だということで、丁重に断り続けてきた日本語から英語への翻訳を、
やってみよう、いや、やれるかもしれないと思ってしまい、やる気満々で始めたのですが…。
翻訳文は、沖縄の宜野湾市の市長選挙において、現市長で候補者でもある佐喜真氏が、普天間基地の跡地にディズニーリゾートを誘致するという公約をあげていることについて、
ディズニーは承知しているのか、佐喜真氏は許可を得ているのか、そして先月の始めには全力で応援すると約束していた官邸はどうなのか、
そういうことも含めて、有り得もしないウソを公約として票を得ようとするような候補者と、それを軽々しく全力で応援するという官邸に、喝を入れようというようなものだったのです。
わたしもその件については腹を立てていたので、自分にできることなら少しでも役に立ちたいとばかりに、一語一文すべてを必死になって英語に換えていきました。
とりあえず出来上がった翻訳文を何度か読み返して、ふんふん、もしかしたら今回はちょっとイケてるかもしれない、などと自己満足に浸りながら、
でもまあ、公に出す文章なので、念のために英語人の夫に読んでもらった方が良いかもしれないと、軽い気持ちでメールで送ってみたところ、
「あんなの英語じゃない。全然だめ。何が言いたいのか全く分からない。全部書き直し」と、ケチョンケチョンに言われてしまいました。
そ、そんな言い方せんでもええやんか…とブツブツ独りごちながら夕飯を食べ、気を取り直してもう一度、ほなどうしたらええの?と、まあかなりふて腐れながら尋ねると、
「あれは多分、日本語をそのままただ英語に換えただけだったよね。だから英文になってない。文法だって間違ってる」
夫は普段から、英語に関したことを聞くと、大抵は不機嫌になって、いまだにそんなことも分からないのかと言わんばかりの口調でガンガン責めてくるので、
だからできるだけ、英語の質問は避けるようにしているし、もちろん翻訳の手伝いや指導を願うことなど以ての外だったのですが、
日本で10年暮らし、日本語の能力もそこそこ維持している人なので、母国語を第二言語に訳する時の大変さを理解してもらえると思ってしまったのが運の尽き。
いやもう、かなりグサグサと突き刺さる言葉をかけられ、すっかり萎れてしまいました(うそうそ)…めちゃくちゃ腹が立って(夫にも自分にも)、猛然とファイトがわいてきました。
くっそぉ~!やり直しちゃる!
言い方はクソったれでしたが、彼が言わんとしたことを落ち着いて整理すると、
・訳する日本語をまず、自分の言葉で作り直す。
・誰を相手にしているのか、その相手に何を期待しているのか、全く何も知らない状態でも分かるような話なのか、
・まうみのように、毎日毎日、考えたり調べたり記事を書いたりしている人とそうでない人を、一緒くたに考えていないか、
・言いたいことだけ並べていないか、
・その背景にあることを、簡潔に分かりやすく説明できているか、
これらのことをまず念頭に置いて、書いたものを読み直してみろ。
ということで、いただいた文章を書き直してみました。
そしてもう一度、それを英文に換えて、恐る恐る夫に見せると、
「まあマシだけど、まだダメ」
とほほ…。
ギノワン、フテンマ、ヘノコ、ミッキー、オリエンタルランド、ディズニー、ネイビー…etc。
これらの単語が全くつながっていかない。意味不明な部分が多過ぎる。
そんなこんなで2日も経ってしまい、署名が選挙に間に合わなくなってしまいました。
さらに、あの文が役に立てるかどうかもわかりません。
なんということだ…。
でも、たくさんの学びと良い経験ができました。
そして、この選挙のためだけではなく、このような態度、無責任さが横行している、特にその傾向が際立っている現政権に物申すためにも、どんどんと声を上げていかなくてはと思っています。
この件について、よくまとめてくださっている良い記事を見つけました。
ここに一部紹介させていただきます。
【宜野湾市長選】宙に浮いた5年以内の普天間運用停止策
【沖縄タイムスプラス】2016年1月22日
https://www.okinawatimes.co.jp/cross/?id=366
↓引用はじめ
大接戦が予想される宜野湾市長選は終盤を迎え、国政選挙なみの熱を帯びている。
メディアが指摘するように、辺野古新基地問題で激しく対立する安倍政権と、翁長沖縄県知事の「代理戦争」そのままの構図といっていい。
市民にとってわかりにくい選挙になったのではないか。
わかりにくいといえば、政府と前知事が約束した5年以内の普天間基地の運用停止の実現に向けてどう取り組むのか、これも曖昧模糊としている。
政府からこの言質を引き出したのは大きい。
辺野古の新基地工事は完成まで10年から15年かかるとみられるが、普天間の危険性を除去する方法は、「移設」によらなくても早急に実現できると認めたからだ。
したがって、今回の市長選では、
政府の約束を確実に履行させるための政治環境の整備と、跡地利用の構想について、
両者は沸騰するような議論を戦わせ、その本気度を政府に提示すべきであった。
その跡地利用ついて、佐喜真氏はディズニーリゾートの誘致をぶちあげ、志村氏はマリンレジャーのメッカを目指すオーシャンフロント・リゾートの建設を提唱している。
佐喜真氏のディズニーランド構想については、メディアの報道が錯綜したために、あたかも普天間基地の跡地に「夢の国」がやってくるとイメージしている人たちも多いようだが、これは正確ではない。
物議を醸している案件は、ディズニーブランドのリゾートホテルで、「ランド」ではない。
実は、このホテルの誘致も、雲をつかむような話であることがわかってきた。
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが、昨年の12月9日に発表ししたプレスリリースで、
「本件は、当社として、今後慎重に検討を行っていくものであり、現時点で対応方針など決定している事実は一切ありません」と述べているからだ。
↑引用おわり
おまけ
瞑想ネコ
カエデの爺さんの遊び場は、地面よりはお日様に近いだろうけれども、
いくらシッポでカバーしても、やっぱ寒ぅ~~~!なリスくん。どこか温かな場所を探すんだよ。
で、家の中も、20℃の設定をしてあるのですが、地下のバーナーが頻繁に働いてくれているのに、16℃ぐらいまでしか上がりません。
そんな日は、少しのすきま風も体に響きます。
なので、工作の時間です。
台所のキャビネットと床の間に、3センチもの隙間があって、そこからビュウビュウと冷たい風が入ってくるので(それを去年の冬まで放っておいた?!)、それを解決すべく、
おいおい、そんなんで解決になるんかい?とお疑いのみなさん、それがそれが、ダンボール紙を二重にすると、なかなかいいのですよ。
空と海の餌を4週間に1回、配達してもらっているのですが、その時の箱を解体して、それをチョキチョキ切って、あちこちテーブでつなぎ合わせ、隙間にペタンペタン。
けっこうな長さでしたが、余裕ですべてふさがりました。
なんてなことをのんびりとやって、優雅なもんだと思われるかもしれませんが、
ところがどっこい、この2日間は、脳みそと心にとっては大きな試練となりました。
いつもなら、わたしには多分無理だということで、丁重に断り続けてきた日本語から英語への翻訳を、
やってみよう、いや、やれるかもしれないと思ってしまい、やる気満々で始めたのですが…。
翻訳文は、沖縄の宜野湾市の市長選挙において、現市長で候補者でもある佐喜真氏が、普天間基地の跡地にディズニーリゾートを誘致するという公約をあげていることについて、
ディズニーは承知しているのか、佐喜真氏は許可を得ているのか、そして先月の始めには全力で応援すると約束していた官邸はどうなのか、
そういうことも含めて、有り得もしないウソを公約として票を得ようとするような候補者と、それを軽々しく全力で応援するという官邸に、喝を入れようというようなものだったのです。
わたしもその件については腹を立てていたので、自分にできることなら少しでも役に立ちたいとばかりに、一語一文すべてを必死になって英語に換えていきました。
とりあえず出来上がった翻訳文を何度か読み返して、ふんふん、もしかしたら今回はちょっとイケてるかもしれない、などと自己満足に浸りながら、
でもまあ、公に出す文章なので、念のために英語人の夫に読んでもらった方が良いかもしれないと、軽い気持ちでメールで送ってみたところ、
「あんなの英語じゃない。全然だめ。何が言いたいのか全く分からない。全部書き直し」と、ケチョンケチョンに言われてしまいました。
そ、そんな言い方せんでもええやんか…とブツブツ独りごちながら夕飯を食べ、気を取り直してもう一度、ほなどうしたらええの?と、まあかなりふて腐れながら尋ねると、
「あれは多分、日本語をそのままただ英語に換えただけだったよね。だから英文になってない。文法だって間違ってる」
夫は普段から、英語に関したことを聞くと、大抵は不機嫌になって、いまだにそんなことも分からないのかと言わんばかりの口調でガンガン責めてくるので、
だからできるだけ、英語の質問は避けるようにしているし、もちろん翻訳の手伝いや指導を願うことなど以ての外だったのですが、
日本で10年暮らし、日本語の能力もそこそこ維持している人なので、母国語を第二言語に訳する時の大変さを理解してもらえると思ってしまったのが運の尽き。
いやもう、かなりグサグサと突き刺さる言葉をかけられ、すっかり萎れてしまいました(うそうそ)…めちゃくちゃ腹が立って(夫にも自分にも)、猛然とファイトがわいてきました。
くっそぉ~!やり直しちゃる!
言い方はクソったれでしたが、彼が言わんとしたことを落ち着いて整理すると、
・訳する日本語をまず、自分の言葉で作り直す。
・誰を相手にしているのか、その相手に何を期待しているのか、全く何も知らない状態でも分かるような話なのか、
・まうみのように、毎日毎日、考えたり調べたり記事を書いたりしている人とそうでない人を、一緒くたに考えていないか、
・言いたいことだけ並べていないか、
・その背景にあることを、簡潔に分かりやすく説明できているか、
これらのことをまず念頭に置いて、書いたものを読み直してみろ。
ということで、いただいた文章を書き直してみました。
そしてもう一度、それを英文に換えて、恐る恐る夫に見せると、
「まあマシだけど、まだダメ」
とほほ…。
ギノワン、フテンマ、ヘノコ、ミッキー、オリエンタルランド、ディズニー、ネイビー…etc。
これらの単語が全くつながっていかない。意味不明な部分が多過ぎる。
そんなこんなで2日も経ってしまい、署名が選挙に間に合わなくなってしまいました。
さらに、あの文が役に立てるかどうかもわかりません。
なんということだ…。
でも、たくさんの学びと良い経験ができました。
そして、この選挙のためだけではなく、このような態度、無責任さが横行している、特にその傾向が際立っている現政権に物申すためにも、どんどんと声を上げていかなくてはと思っています。
この件について、よくまとめてくださっている良い記事を見つけました。
ここに一部紹介させていただきます。
【宜野湾市長選】宙に浮いた5年以内の普天間運用停止策
【沖縄タイムスプラス】2016年1月22日
https://www.okinawatimes.co.jp/cross/?id=366
↓引用はじめ
大接戦が予想される宜野湾市長選は終盤を迎え、国政選挙なみの熱を帯びている。
メディアが指摘するように、辺野古新基地問題で激しく対立する安倍政権と、翁長沖縄県知事の「代理戦争」そのままの構図といっていい。
市民にとってわかりにくい選挙になったのではないか。
わかりにくいといえば、政府と前知事が約束した5年以内の普天間基地の運用停止の実現に向けてどう取り組むのか、これも曖昧模糊としている。
政府からこの言質を引き出したのは大きい。
辺野古の新基地工事は完成まで10年から15年かかるとみられるが、普天間の危険性を除去する方法は、「移設」によらなくても早急に実現できると認めたからだ。
したがって、今回の市長選では、
政府の約束を確実に履行させるための政治環境の整備と、跡地利用の構想について、
両者は沸騰するような議論を戦わせ、その本気度を政府に提示すべきであった。
その跡地利用ついて、佐喜真氏はディズニーリゾートの誘致をぶちあげ、志村氏はマリンレジャーのメッカを目指すオーシャンフロント・リゾートの建設を提唱している。
佐喜真氏のディズニーランド構想については、メディアの報道が錯綜したために、あたかも普天間基地の跡地に「夢の国」がやってくるとイメージしている人たちも多いようだが、これは正確ではない。
物議を醸している案件は、ディズニーブランドのリゾートホテルで、「ランド」ではない。
実は、このホテルの誘致も、雲をつかむような話であることがわかってきた。
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが、昨年の12月9日に発表ししたプレスリリースで、
「本件は、当社として、今後慎重に検討を行っていくものであり、現時点で対応方針など決定している事実は一切ありません」と述べているからだ。
↑引用おわり
おまけ
瞑想ネコ