甘く見過ぎていました、熱気を。
そして、旦那もわたしも、この地域の涼しさに体が思いっきり甘やかされていて、突然の暑さにすっかり狼狽えてしまいました。
結局、一番暑い三階の屋根裏部屋の住人Aちゃんは、扇風機も止めて、小さな窓からの風だけでスウスウ眠り、
二階の旦那は、寝返りを激しく打ち、短い呪いの言葉を数回吐き、突然部屋から出てったまま戻って来ませんでした。
わたしもなんとか寝ようと頑張ったけれど、夕方何回もヒューズがとんだこともあってエアコンもつけられず、なかなかにタフな夜になりました。
それで今朝は気分はゾンビ……。
Aちゃん、「あんた達、もう日本にゃ住めないね~」と呆れ顔。
Aちゃんはすっきり早起きして朝の散歩に行き、旦那特製のコーヒーを飲み、電車に乗ってハーレムに出かけて行きました。今日はゴスペルのレッスンです。
知り合ってからけっこう長いけれど、舞台の上の彼女の声しか聞いたことが無かったわたし。
普段の彼女は、低くて、どちらかというとドスのきいた声で話すので、まさかあんな美しい、豊かで温かみのあるソプラノ歌手だとは想像もつきません。
それに、とにかくちっちゃいの。体も手も足も。今時の小学生サイズの華奢な体の、いったいどこに、あの響きを作る場所があるのでしょ?
今年の末に、とうとう初めて(旦那もわたしもえ?初めてなん?とびっくり!)のCDを作ることになったそうです。
題して『INORI』
世界中の祈りの歌を集めて、日本の古典楽器なども加え、日本人A子というひとりの歌手を媒体にして、祈りというものを昇華させられたら……、
もしかしたら間違っているかもしれないけれど、わたしはそんなふうに理解しました。素敵なCDになりそうです。
さて、その歌のいくつかをここでも練習しているAちゃん。彼女のiPhoneはメトロノームにもピアノにも変化するので大活躍です。
わたしは彼女の邪魔にならないよう、床をモップで静かに拭き掃除しながら聞いていました。
すると、美しい歌声が途切れたかと思うと、ガ~ッ!というだみ声。また途切れたかと思った瞬間にア~ッ!
まるで全く違う人間が二人いて、うまく歌えない歌手に間の手を入れてるどっかのオッサンという感じ。面白過ぎるよAちゃん。
歌は音だけじゃなくて言葉も大切。リズムやノリや意味合いがしっくり合わなければならないし、それを聞いている人にちゃんと伝えたいという気持ちが人一倍強い彼女。
その時は英語の歌だったのですが、歌詞だけをメトロノームに合わせて何度も何度も言っているのを聞いて、こういう練習があの、耳と脳に心地良い、なんとも分かりやすい歌につながっているんだな、と感心しました。
明日の夜は、旦那の希望により、Aちゃんのサロンコンサートをすることになりました。わたしはこれから必死で伴奏の練習です。
ドイツ歌曲からゴスペルまで。彼女の歌の邪魔をしないように、そしてもちろん、彼女が気持ち良く歌えるように弾けたらいいなあと思います。
そして、旦那もわたしも、この地域の涼しさに体が思いっきり甘やかされていて、突然の暑さにすっかり狼狽えてしまいました。
結局、一番暑い三階の屋根裏部屋の住人Aちゃんは、扇風機も止めて、小さな窓からの風だけでスウスウ眠り、
二階の旦那は、寝返りを激しく打ち、短い呪いの言葉を数回吐き、突然部屋から出てったまま戻って来ませんでした。
わたしもなんとか寝ようと頑張ったけれど、夕方何回もヒューズがとんだこともあってエアコンもつけられず、なかなかにタフな夜になりました。
それで今朝は気分はゾンビ……。
Aちゃん、「あんた達、もう日本にゃ住めないね~」と呆れ顔。
Aちゃんはすっきり早起きして朝の散歩に行き、旦那特製のコーヒーを飲み、電車に乗ってハーレムに出かけて行きました。今日はゴスペルのレッスンです。
知り合ってからけっこう長いけれど、舞台の上の彼女の声しか聞いたことが無かったわたし。
普段の彼女は、低くて、どちらかというとドスのきいた声で話すので、まさかあんな美しい、豊かで温かみのあるソプラノ歌手だとは想像もつきません。
それに、とにかくちっちゃいの。体も手も足も。今時の小学生サイズの華奢な体の、いったいどこに、あの響きを作る場所があるのでしょ?
今年の末に、とうとう初めて(旦那もわたしもえ?初めてなん?とびっくり!)のCDを作ることになったそうです。
題して『INORI』
世界中の祈りの歌を集めて、日本の古典楽器なども加え、日本人A子というひとりの歌手を媒体にして、祈りというものを昇華させられたら……、
もしかしたら間違っているかもしれないけれど、わたしはそんなふうに理解しました。素敵なCDになりそうです。
さて、その歌のいくつかをここでも練習しているAちゃん。彼女のiPhoneはメトロノームにもピアノにも変化するので大活躍です。
わたしは彼女の邪魔にならないよう、床をモップで静かに拭き掃除しながら聞いていました。
すると、美しい歌声が途切れたかと思うと、ガ~ッ!というだみ声。また途切れたかと思った瞬間にア~ッ!
まるで全く違う人間が二人いて、うまく歌えない歌手に間の手を入れてるどっかのオッサンという感じ。面白過ぎるよAちゃん。
歌は音だけじゃなくて言葉も大切。リズムやノリや意味合いがしっくり合わなければならないし、それを聞いている人にちゃんと伝えたいという気持ちが人一倍強い彼女。
その時は英語の歌だったのですが、歌詞だけをメトロノームに合わせて何度も何度も言っているのを聞いて、こういう練習があの、耳と脳に心地良い、なんとも分かりやすい歌につながっているんだな、と感心しました。
明日の夜は、旦那の希望により、Aちゃんのサロンコンサートをすることになりました。わたしはこれから必死で伴奏の練習です。
ドイツ歌曲からゴスペルまで。彼女の歌の邪魔をしないように、そしてもちろん、彼女が気持ち良く歌えるように弾けたらいいなあと思います。