昨日までの鬱陶しい雨が去って、なんとも気持ちのいい、秋の気配が漂う快晴の日曜日。
昨日の半日のマンハッタン行事と、二ヶ月空けて突然やってきた生理のすごさに完全にノックアウトされたわたしは、九時まで大寝坊。
わたしが起きた頃には、旦那は外回りの掃除やら、枯れた木の根っこの処分やら、草引きやらを済ませ、一汗後の朝食を食べ始めたところでした。
「今日は大雨が降った時に水漏れする窓の周辺を修理してみる」
なんとも美しく感動的な予告だこと!
男が家の主になるというのはまさにこういうことなのだと、絵に描いたような変革を遂げた旦那。
あのズボラで、年中昼寝がしたくてしたくてたまらなかった、日本滞在中の旦那は、いったいなんだったのでしょうか?
いや、こっちに来てからも、借家住まいの九年間は、家のことなんかまるで興味ありゃせんがな~な男でした。
それがどうでしょ。ゴミ出しから雑草抜き、果てはご近所さんからはしごを貸してもらっての窓枠の点検と修繕、ときたもんだ。
あ~引っ越して良かった良かった!
午後からは、今だに買わずにいるベッドを見に行こうかということになり、休みの日に買い物に出かけてもいい気になってる旦那の気が変わらないうちにと、せっせせっせと身支度しているところに電話がかかってきました。
「ハイ、ケリーだけど、今日ちょっと遊びに行ってもいい?」
ケリー&ウーヴェ、そして彼らの14ヶ月の息子ヨハンの三人が遊びに来てくれました!
もちろんベッド探しは中止。わたしは慌てて台所だけチャッチャと片付け、三人を迎えました。
ウーヴェはドイツ人。旦那がアメリカに戻るきっかけになった会社の社長であるダンの会社創立時からのパートナーです。
マンハッタンで会社を立ち上げる際に、ドイツに留学していたダンと一緒にアメリカにやってきました。
穏やかで知的で、ウィットに富んでいてとてもお洒落。のっぽで美しいケリーとはインターネットのお見合いサイトで知り合いました。
彼らが四年前に買った家もとても古くてチャーミングです。彼らの趣味はわたし達のそれと合うところがいっぱいあるので、彼らにはぜひ、この家を見てもらいたいと思っていました。
風の流れ、気の流れのいい、すてきな家が見つかって良かったと、心から喜んでくれる二人を見て、とても幸せな気分になりました。
ヨハンはもういつの間にか歩けるようになっていて、ケリーをママ、ウーヴェをパパと呼んでいました。
アメリカではダディ、マミィなのにと聞くと、ドイツではママ&パパなんだそうな。
へ~、それやったら日本と同じやん、と言うと、二人ともびっくり!
日本の片仮名言葉って、ほんとにいろんな所から来ているのがごちゃ混ぜになっていて、それがいい時もあるし困る時もあります。
それにしてもひとの子ってほんとに早い……。
ワイン好きが高じてソムリエの資格を取るための学校に通っているウーヴェ。仕事をしながらの勉強なので大変です。
一回目の記念すべき試験は、ヨハンが生まれたその日にあったそうです。一日半寝ずの付き添いをしていたけれど、気がたっていたので、自分がどんなに疲れているのか全く分からなかったそうな。
それが、喧噪の中の病院から試験場に入り、静かな教室の机の前に座った途端にとんでもない睡魔が襲ってきて、
試験が終わるまではせめて起きていたいと、そればかり考えて、緊張する余裕もなかったウーヴェ。見事、難関で有名な試験をパスしました。
あと6週間で終了試験を受け、それに合格すれば見事ソムリエウーヴェの誕生です。
その彼が選んで持ってきてくれた2004年のリースリングワイン、美味かぁ~!
ヨハンははじめのうち、なかなか笑ってくれなかったけれど、瞬間かくれんぼの芸でちょっと和んだのか、ケタケタっと笑ってくれました。
音楽にかなり興味がある彼、ベートーヴェンの『喜びの歌』のメロディが大好きだというので、ここで点数稼がにゃ~とばかりに弾いたわたし。セコっ!
マンハッタンに通い易いし、静かだし、木がいっぱいだし、いつか近所に引っ越してきたらヨハンにピアノを教えてねと、ケリーママからの予約です。
あの一家が近くに住むようになったらいいなあ。
窓を少しだけしか開けていないのに、外からひんやりとした風が入ってきてちょっと肌寒くなりました。
秋がぐんと近くなったようです。
昨日の半日のマンハッタン行事と、二ヶ月空けて突然やってきた生理のすごさに完全にノックアウトされたわたしは、九時まで大寝坊。
わたしが起きた頃には、旦那は外回りの掃除やら、枯れた木の根っこの処分やら、草引きやらを済ませ、一汗後の朝食を食べ始めたところでした。
「今日は大雨が降った時に水漏れする窓の周辺を修理してみる」
なんとも美しく感動的な予告だこと!
男が家の主になるというのはまさにこういうことなのだと、絵に描いたような変革を遂げた旦那。
あのズボラで、年中昼寝がしたくてしたくてたまらなかった、日本滞在中の旦那は、いったいなんだったのでしょうか?
いや、こっちに来てからも、借家住まいの九年間は、家のことなんかまるで興味ありゃせんがな~な男でした。
それがどうでしょ。ゴミ出しから雑草抜き、果てはご近所さんからはしごを貸してもらっての窓枠の点検と修繕、ときたもんだ。
あ~引っ越して良かった良かった!
午後からは、今だに買わずにいるベッドを見に行こうかということになり、休みの日に買い物に出かけてもいい気になってる旦那の気が変わらないうちにと、せっせせっせと身支度しているところに電話がかかってきました。
「ハイ、ケリーだけど、今日ちょっと遊びに行ってもいい?」
ケリー&ウーヴェ、そして彼らの14ヶ月の息子ヨハンの三人が遊びに来てくれました!
もちろんベッド探しは中止。わたしは慌てて台所だけチャッチャと片付け、三人を迎えました。
ウーヴェはドイツ人。旦那がアメリカに戻るきっかけになった会社の社長であるダンの会社創立時からのパートナーです。
マンハッタンで会社を立ち上げる際に、ドイツに留学していたダンと一緒にアメリカにやってきました。
穏やかで知的で、ウィットに富んでいてとてもお洒落。のっぽで美しいケリーとはインターネットのお見合いサイトで知り合いました。
彼らが四年前に買った家もとても古くてチャーミングです。彼らの趣味はわたし達のそれと合うところがいっぱいあるので、彼らにはぜひ、この家を見てもらいたいと思っていました。
風の流れ、気の流れのいい、すてきな家が見つかって良かったと、心から喜んでくれる二人を見て、とても幸せな気分になりました。
ヨハンはもういつの間にか歩けるようになっていて、ケリーをママ、ウーヴェをパパと呼んでいました。
アメリカではダディ、マミィなのにと聞くと、ドイツではママ&パパなんだそうな。
へ~、それやったら日本と同じやん、と言うと、二人ともびっくり!
日本の片仮名言葉って、ほんとにいろんな所から来ているのがごちゃ混ぜになっていて、それがいい時もあるし困る時もあります。
それにしてもひとの子ってほんとに早い……。
ワイン好きが高じてソムリエの資格を取るための学校に通っているウーヴェ。仕事をしながらの勉強なので大変です。
一回目の記念すべき試験は、ヨハンが生まれたその日にあったそうです。一日半寝ずの付き添いをしていたけれど、気がたっていたので、自分がどんなに疲れているのか全く分からなかったそうな。
それが、喧噪の中の病院から試験場に入り、静かな教室の机の前に座った途端にとんでもない睡魔が襲ってきて、
試験が終わるまではせめて起きていたいと、そればかり考えて、緊張する余裕もなかったウーヴェ。見事、難関で有名な試験をパスしました。
あと6週間で終了試験を受け、それに合格すれば見事ソムリエウーヴェの誕生です。
その彼が選んで持ってきてくれた2004年のリースリングワイン、美味かぁ~!
ヨハンははじめのうち、なかなか笑ってくれなかったけれど、瞬間かくれんぼの芸でちょっと和んだのか、ケタケタっと笑ってくれました。
音楽にかなり興味がある彼、ベートーヴェンの『喜びの歌』のメロディが大好きだというので、ここで点数稼がにゃ~とばかりに弾いたわたし。セコっ!
マンハッタンに通い易いし、静かだし、木がいっぱいだし、いつか近所に引っ越してきたらヨハンにピアノを教えてねと、ケリーママからの予約です。
あの一家が近くに住むようになったらいいなあ。
窓を少しだけしか開けていないのに、外からひんやりとした風が入ってきてちょっと肌寒くなりました。
秋がぐんと近くなったようです。