ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ウィンザーの侘び寂び

2009年08月09日 | ひとりごと
まったりゆったりのんびりな日曜日。
一階に下りていくと、二人はもう朝食を終え、なにやら各々好きなサイトを検索中。



天気予報の通り、空はすっかり曇っていて、今にも雨が降ってきそうです。

今日はAちゃんはミュージカル『ウィキッド』を観に独りでマンハッタンに。週末は電車が無いのでバス乗り初体験。
わたしはドボルジャークの連弾練習第二弾をジェーンと。
旦那は三階でまだらお昼寝。

お昼になってもお腹が空かず、食べたのが二時過ぎ。作るのがめんど~ってことで、Aちゃんのお土産『やまや』の明太子と焼き海苔、それに浅漬けでいただきました。
アメリカ暮らしの我々にとっては、シンプルだけど、よく考えてみるとめちゃんこ贅沢な内容なのでした。
そしてさらに、とどめのスウィーツ、『とらや』の羊羹!!
↑ちょ、ちょっと待った!と旦那。え?と思っていると、椅子に上ってこれをパチリ。



これぞ侘び寂び、う~ん……とかなりご満悦の様子。
「よっしゃ、今日のブログのタイトルは『ウィンザーの侘び寂び』、これでいってくれたまえ」
なんであんたに決められなあかんねん……。

でもまあ、せっかくですので、そういうことにしました。
庭の散歩から戻って来たショーティ、まだもうちょっと名残惜しそ~に眺めています。



と、ここらへんまでは本当にゆるりとした一日でしたが、なんとAちゃん、超イケズなバスドライバーに当たってしまったようで、
モントクレアのYMCAの前で降ろしてくださいって何度も何度も頼んだのに、ブスッと無視された挙げ句、終点まで乗せられてしまいました。
バスの中から、そりゃもう心細気な声で助けを求めてくるAちゃん。
こちらのバスは駅名のアナウンスも無いし、客は自分の家の最寄りの通りで次々に降りてっちゃうので、初めての時はもう大変!
なんて可哀想!終点駅まで車をぶっ飛ばしましたが、かなりショックを受けたようでした。たま~にいるんだよね~、そういうどうしようもないのが。

たまたま、旦那が今夜、ムングダールカレーという、Aちゃんがずっと前からリクエストしていたインド料理を作りました。それで気分を直してくれ~!
雨が降って空気がとても湿っているので、庭のあちこちに蛍ちゃんの乱舞が見られ、さらにAちゃんの気分はアップ。
「三十年振りだよ~、あ~きれいきれい!あ、あっちも、いやぁ~きれい!」
まるで花火を観ているような歓声を上げて喜ぶ彼女。良かった……。

真っ暗な霧の中、ガス灯の灯りだけを頼りに、三人で近所をぐるりと散歩して、今日のまったりゆったりのんびりな日曜を終えたのでした。

コメント (2)
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