ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ブルーマン恐るべし!

2009年08月08日 | 友達とわたし
今日はAちゃんのおごり。旦那とわたしそしてAちゃんの3人で『ブルーマン』を観に、イーストヴィレッジにある『ASTOR PLACE THEATRE』に行ってきました。

ここでちょいとブルーマンの解説です。

ブルーマンは、1987年、最初の3人組となる3人のメンバー(マット・ゴールドマン、フィル・スタントン、クリス・ウィンク)で結成されました。
ニューヨークの路上で“ブルーマン・グループ”としてストリート・パフォーマンスを始めたのがきっかけでブレイク。
最初の劇場公演地であるオフ・ブロードウェイの「Astor Place Theatre」で15年以上のロングランを続けています。
リズム(ビート)にのりながら一言もしゃべらないそのパフォーマンスは、シニカルかつギャグに溢れたもの。
キャラクターの演じ手はオーディションによって選出され、ブルーマン・グループとしてのトレーニングを積んだパフォーマーによって構成されます。
舞台装置はどこか工場の廃屋を喚起させ、無数のチューブが剥き出しになっています。
現在では米国だけでなく、世界中にも複数の劇場を構える他、全米の地方を回るロックツアーもこなしています。

という、とっても長く愛されているショーなのですが、わたしが彼らのことを知ったのはほんの最近のことでした。
旦那は、こんなロングランを達成しているショーをたった三人でずっと続けているはずがないと言い、
わたしも前述のウィキペディアの解説を読んで、ああ、やっぱりあの三人はオーディションで選ばれた人達だったのか……と納得しつつプログラムを見ると、
いやいや、幸運にも、今夜のショーはもともとのオリジナルなメンバー(マット&フィル&クリス)が演じてくれたものでした。

  

劇場はとっても小さくて、最前列から5列ぐらいまでの観客は、まるでイルカショーの見物客のように、雨合羽を頭からすっぽり被っています。
そして天井はパイプとトイレットペーパーの巻きでぎっしり。とっても???な空間でした。
時にはお腹を抱え、時にはくすくすと、シリアスでパワフルでクールなドラム演奏の合間に繰り広げられるパントマイムのギャグの連発に笑わされっ放し。
観客も巻き込んだ(本当に二人、とんでもないことをさせられていました)おバカパフォーマンス、なんとも楽しい時間でした。

ショーの帰りに、百五十年前から続いている老舗のバーに寄り、その店のオリジナルビールをごっくん。
カフェで食事をしながら旦那はさらにビールをごくごく。それが効いたのか、酔っぱらった旦那はおもろいことを口から連射。Aちゃんに大ウケしてました。
とどめに、乳製品ゼロで作ったアイスクリーム屋さんに行き、超マズいコーヒーとなかなかイケるアイスクリームを食べ、やっとこさ帰途につきました。

彼らのパーカッション、とってもカッチョ良かったです。
鼓童を彷彿されるキレとダイナミックな動き、やっぱり太鼓って好きだな。
コメント (4)
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