ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

原発再稼働推進宣言を堂々とする安倍晋三の狂気を、これ以上放置してはいけない!

2016年04月04日 | 日本とわたし
つい先日、安倍首相が、ワシントンで行われた「核安全保障サミット」で演説した際に、
「日本は、二度とあのような事故を起こさないとの決意の下、原子力の平和的利用を再びリードすべく歩み始めた」
と、原発再稼働推進を宣言しました。

もはや狂っているとしか思えないです。
二度とあのような事故を起こさないと決意したら、巨大地震も津波も、絶対にやって来ない。
アンダーコントロールされていると言ったら、汚染は一定の場所に留まっている。
ここまで無責任で無知な人間が、国の長という立場に居座っていることの恐ろしさを、今わたしたちは毎日のように感じているのです。

とんでもないウソでも平気で、公然と言い放てるのですから、これもまた同じようなものなのでしょうけれども、
「日本は」、なんて言葉を軽々しく言わないでもらいたい!
何が原子力の平和的利用だ!
何が再びリードすべくだ!

「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用は、禁止されていない」と、国会で言い放ったのは横畠裕介内閣法制局長官。
これもまた、安倍首相からのつながりです。
なぜかというと、安倍氏が官房副長官だった時代に、こんなトンデモなことを言い切っていたからです。


その男が今は総理大臣に居座り、原子力推進の意思をはっきりと、国際的な場で公言しました。

福島県支部の自民党が、2013年の11月に、福島県民に配ったビラです。


安倍内閣はもちろんのこと、自民党の勢力を議会からうんと弱めない限り、日本はどんどん弱るばかりです。
今さえ良ければ、自分の保身さえ叶えれば、後は野となれ山となれの無責任で強欲な人間は、政界から追い出さねばなりません。


そして、なにより、日本のような特有の地質を持つ国土に、無責任に原発を建て続け、
学者や議員、現場の専門家などからの再三の警告を無視し、何の検証もせず、対策も立てず、
日本の原発だから安全だ、大丈夫だ、事故など起きるわけがないと意味不明の台詞で誤魔化し、
実際に起きたら起きたで、ろくな補償も支援もせず、放射能汚染は市町村の自己責任とばかりに押し付ける。
それで今だに、電力会社の役員や原子力関連のお偉方、そして警告を無視した張本人の歴代総理の誰ひとり、
責任を負うこともなく、罪に問われることもなく、どちらかというと豊かな暮らしを続けている。

これは絶対におかしい。
間違っていると思います。
自公ではこの間違いを正せないのなら、政権を交代させて、まずこの、非常に不正な法律や条約を破棄し、関係者の逮捕を実行するべきです。

安倍晋三は、まず一番に、逮捕されるグループのひとりにならなければなりません。
何故なら、第一次安倍内閣当時、2006年12月13日に提出された、日本共産党の吉井英勝衆院議員の、
津波や地震によって原発の炉心冷却機能が失われ、メルトダウン(炉心溶融)をもたらす危険性を警告した質問主意書に対し、
「地震、津波等の自然災害への対策を含めて原子炉の安全性については…(中略)…経済産業省が審査し、その審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているものであり、御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期している」
「経済産業省としては、お尋ねの評価は行っておらず、原子炉の冷却ができない事態が生じないように、安全の確保に万全を期している」

と、何度も何度も、同じ台詞を繰り返したのです。
だからもちろん、当然、何の検証もせず放置して、それをいいことに東電も、費用がかかるからと、対処するべきことを後回しにしていました。

安全神話のぬるま湯に浸かり、惚けた者ばかりが長の立場に居座っていた、いえ、今もいるのです。

だからこの男も、逮捕されるべき人間のひとりです。

「原子力利用 再びリードする」首相、原発推進を宣言
【東京新聞】2016年4月2日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016040290070454.html

【ワシントン=金杉貴雄】
安倍晋三首相は1日午前(日本時間2日未明)、核物質や核施設の防護・管理強化を話し合う「核安全保障サミット」で演説し、
東京電力福島第一原発の事故を踏まえ、
「日本は、二度と、あのような事故を起こさないとの決意の下、原子力の平和的利用を再びリードすべく、歩み始めた」と、原発の再稼働推進を宣言した。
事故から5年を経ても、収束の道筋が見えない福島第一原発の現状には、言及しなかった。 
 
首相は演説で、
「事故の教訓を、原発を導入するすべての国と共有し、安全性や事故対策についての知見を世界に広げることが、日本の使命だ」と強調。
各国への支援、安全基準に関する国際協力などを、積極的に行っていく考えを表明した。
 
福島第一原発では、現在も、放射能汚染水の対策に追われる。
福島県では、10万人近くが避難生活を送り、放射性物質を含む汚染土を、処分するめどもついていない。
東電や国から、十分な賠償が得られていないとして、集団訴訟も相次いでいる。

首相は、こうした状況に関する説明は避けた。

 
一方で、原発の再稼働に関しては、
「世界で最も厳しいレベルの、新規制基準をつくった」と主張。
新規制基準をめぐっては、大津地裁が3月、新規制基準を疑問視し、稼働中の関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを、決定したばかりだ。
 
さらに首相は、日本は、国際原子力機関(IAEA)の下、高水準の透明性を保って、プルトニウムを厳格に管理していると説明。
「利用目的のないプルトニウムは持たない」との方針で、核物質の最小化、適正管理に取り組んでいると強調した。
各国が、原子力の平和利用を将来も続けるには、「完全な透明性の確保が必要だ」と訴え、日本が支援していく考えも示した。
 
日米両政府は、核安保サミットに合わせ、京都大の研究用原子炉から、高濃縮ウランを撤去するとの合意を盛り込んだ、共同声明を発表した。
首相は演説で、
「世界の核セキュリティー強化への、大きな貢献だ」と述べた。

↑以上、転載おわり



さて以下の記事は、約一ヶ月前に報じられたものですが、内容をよぉーく読んでください。

国民負担3兆4千億円超=賠償・除染など、事故5年で―総額見えず拡大へ・福島原発
【時事通信】 2016年3月11日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160311-00000015-jij-soci
 
東京電力福島第1原発事故の発生から、5年間に、損害賠償や除染、汚染水対策などで国民が負担した額が、
確定分だけで、3兆4613億円を超えることが分かった。

 
日本の人口で割ると、1人2万7000円余りに上る。
今後も増え続ける見通しで、総額が見通せない状況だ。
 
時事通信は、
◯ 復興特別会計などの原子力災害関連予算の執行額と、
◯ 東電など電力7社が、電気料金の値上げ分に含め賠償に充てる一般負担金などを、集計した。
 
国民負担は、
▽ 電気料金への上乗せ
▽ 事実上の国民資産である東電株の売却益や、エネルギー特別会計(エネ特)からの支出
▽ 政府の直接財政支出

に大別される。

 
電力7社は、事故後の電気料金値上げで、一般負担金を、2015年度までに、少なくとも3270億円上乗せした。
東電は、汚染水処理装置の保守管理費や、賠償相談のコールセンター運営費など、2193億円以上も値上げ分に含めている
 
一般負担金は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構を通じ、賠償費用を立て替えている政府に納付されるが、
その際に、機構の運営費が差し引かれる。
14年度までの運営費は、117億円だった。
 
東電株の売却益や、エネ特の支出は、除染や汚染廃棄物の処理費、中間貯蔵施設関連費に充当される。
これらの費用は、14年度までに、計1兆6889億円発生し、政府が立て替えている
 
東電株の購入に際し、機構が金融機関から受けた融資には、政府保証が付き、焦げ付いた場合は税金で穴埋めされる
機構は、東電株が大幅に値上がりすれば、約2兆5000億円の売却益が生じ、除染などの費用を賄えると見込む。
電源開発促進税が入るエネ特からは、約1兆1000億円が、中間貯蔵施設の建設費などに充てられる
 
直接財政支出は、14年度までに、廃炉支援や食べ物の放射能検査、研究開発の拠点整備などで、計1兆2144億円が使われた
確定していない15年度分の除染費などや、直接支出を含めれば、国民負担はさらに膨らむ
 





書き起こしはじめ

初めて、福島第一原発に最も近い、「レッドゾーン」に入る許可を受けたと、日本の特派員ウーヴェ・シュヴェーリングが伝えてきたとき、私たちは迷いました。
そんな危険な地域に、彼を送り込んでいいものだろうかと。
3月11日、福島原発事故は、5周年を迎えます。
こんなに遠くに住んでいる私たちですら、福島という名を聞くと、恐ろしくなります。
ご心配は無用です。
シュヴェーリングと同僚のアーカディウス・ポティエニシンスキーは、当然のことながら、厳重に監視され、
取材中、どの撮影地点でも、短い時間しか滞在しませんでした。
福島では、巨大な時限爆弾が、時を刻んでいることが知られているものの、


今回取材した映像を実際見てみると、やはり現実は全然違うようです。

福島とは、「福多き島」という意味だ。


なんという皮肉だろうか。
もはや狂気に近い、と言っていい。

それを象徴する、フレコンバックが作り出す過酷事故の図は、なんともおぞましい。


放射能汚染された土が、原発最悪事故の遺産だ。


それが、フレコンバックの中で眠っている。
何百万個と、である。



レッドゾーン、福島第一原発付近の、警戒地区に入るチェックを受ける。


ここにはおそらく、何百年と、人々が戻ってくることはできないだろう。


私たちに取材を許可してくれたのは、双葉町だ。

私とポーランドの写真家、映像作家アーレック・ポティエニシンスキーだ。
彼は、「ここで見る全てが、チェルノブイリを彷仏させる」と語る。


ポティエニシンスキー氏:
もう何年も、チェルノブイリの、立入禁止区域の記録を続けています。
関心は尽きません。
当時、私も、事故の影響に遭っています。
事故当時。学校の授業が突然中断されて、ルー・ゴルフというのが配られました。
これは、甲状腺用の、安定ヨウ素錠剤です。


町役場の志賀公夫さんが同行してくれ、私たちに指示をいろいろ与えた。


レッドゾーンを進む道路だけが、清掃されている。


これが、除染作業とトラックなどの車両通行に欠かせないからだ。
左も右も、入ることはタブーだ。
ここで働く人員は、被ばく限度を超えないよう、義務付けられている。

志賀さんが、通行許可証を見せる。

浪江、富岡、大熊、ここの線量は、年間50ミリシーベルト以上で、立ち入りは禁止だ。




町を片付けて清掃したくても、注意が必要だ。


いつかこれらの町は荒れ果て、いつの日か取り壊され、除染され、それから再建するというが、


それはいつになるだろうか?

セシウム137の半減期は30年だ。
長い時間がかかるだろう。とてつもなく長い時間が。



双葉も今はゴーストタウンだ。かつては、人口約7千人ぐらいの町だった。


町民全員が避難を余儀なくされ、精神的打撃を受け、日本中にある330もの都市に、散り散りになってしまった。


いまだに仮設住宅に住んでいる人もいる。


まず地震があり、そして津波が原発を襲い、そこから来たのが放射能の雲だった。


シュヴェーリング氏:
双葉では、時間が止まっています。
とてもシュールな感覚です。
なんとも不気味です。
まったくSFスリラーの世界そのものです。
ただ、これは宇宙の彼方から来た埃ではなく、人間の住む普通の世界で実際に起きた、放射能のフォールアウトだったということです。
つまり、自家製のホラーショーです。


町役場の志賀さんは、「この警戒地区に入ると、いつも頭痛がする」と語る。
でも、彼によれば、「それは放射能のせいではなく、精神的なものだ」と言う。
彼は、自宅を捨てていかなければならなかった。
これと同じ運命を、10万人以上の人が辿っている。
これは、彼にとっても、大きなショックだった。


志賀氏:
故郷という感情は、それを失って初めて自覚するもんなんですね。
とても懐かしく、取り戻したいと同時に、怒りを覚えます。


でも、国や東電に騙された、とは思っていません。
私だって、いわゆる安全神話を信じていたわけですし。


東電。
福島第一原発という、原発廃墟の所有者だ。


約7000人の労働者が、ここで毎日、放射性崩壊と戦っている。




汚染水、それに時間との戦いだ。


金はいくらかかってもいいようだ。
沿岸沿いのこの怪獣は、何百億円という金を飲み込み、さらに溶融してしまった核燃料で、攻撃を拒んでいる。


その燃料デブリがどこにあるのか、誰にもわからない。
運がよければまだ格納容器に、でなければ、すでに地下水に入り込んでいるかもしれない。


状況は安定はしているかもしれないが、コントロールされているとはとても言えない。
ロボットですら、その奥底には入り込めない。
そして、誰も代わりたくない仕事を担当している人が、事故後5年を総括した。



福島第一原発所長・小野明氏:
今の段階を説明するのは難しいですが、山頂が十合目として、今はちょうど一合目を超えたくらいの所かなという気がしています。



『原子力 正しい理解で豊かな暮らし』


この看板は、2015年12月まで、双葉町の道路に立っていたが、それが下されることになった。


この町は、原発を運転する東電とともに、そして、東電で潤って生活してきた。
東電が、この町の灯火を消してしまうまで。


東京電力は、この町の学校にも、お金を出してきた。
ここには、東電以外何も無いのだ。
依存が進めば、その関係は強まる。

そうして2011年3月11日までやってきた。


これが、この学校の、最後の登校日だ。


地震が起き、不幸が始まった時、生徒たちはちょうど、掃除をしていた。
すべてが止まり、それで町も死んだ。



恐れを知らず、マスクもつけない写真家のアレックは、それをすでに知っている。
自分の長期プロジェクト『チェルノブイリ30年フクシマ5年』で、追い続けてきたテーマだからだ。
彼はすでに、立入禁止区域を、二箇所知っているのだ。

ポティエニシンスキー氏:
ウクライナの住民と比べ、日本の方たちは意志が強く、闘志があります。


彼らはあきらめない。
そこが、チェルノブイリの人たちとは違います。
彼ら(ウクライナの住民)は、強制立ち退きされてから、二度と戻りませんでした。
ここでは除染をしようとし、努力を続けています。




しかし、ここではあらゆる試みが、無に帰している。


日本政府はそれでも、どんな代償を払っても、自分たちにも世界にも、証明しようとしている。


原発最悪事故も、掌握することができると。

それで、国内での原発再稼働が、正当化できると見なしているのだ。


事実はしかし、違う容貌を見せている。

深い傷跡。


そして、法的な責任追及も、始まったばかりだ。
東電元会長ら3人が、やっと強制起訴されたところである。


大津波発生が予測されていたのに、故意的に、過失で無視した疑いだ。




コストを優先させる理由で。



シュヴェーリング氏:
こちら側から原発に近づくことができるのは、実はとても不思議なことです。


これまでは、許されてこなかったことです。
ただ、忘れてならないのは、グリーンピースの発表では、いまだに毎日100トンあまりの汚染水が、海に流出しているということ。
それから、この原発廃墟が完全に解体されるまで、30年から40年はかかる。
専門家によっては、100年かかると言っている人もいることです。

100年で1億個のフレコンバッグ、というのが予測だ。


富岡ではこれが、焼却されることになった。


しかし、今度津波が起きたら、これらの袋はどうなるのだろうか。


放射能で汚染された燃えカスを、どこにやればいいというのだろうか。

どの解決方法もまた、新たな問題を生む。
それも、2011年3月11日に、残存リスクが主役となってしまったからだ。



報告:ウヴェ・シュヴェーリング
翻訳:無限遠点
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霰が降った!零下になった!お~い春、どこ行ったぁ~!

2016年04月04日 | ひとりごと
ぽんちゃんが、名前の通り、ぽんぽんと弾け咲いてくれた土曜日、






その夜、いきなり激しい稲光と雷がやって来て、その後霰が降ってきた?!
ぽんちゃんが、痛い痛いと言っている。
玄関ポーチに佇んで、ただただ見ているだけのわたし…。

さらに、空一面にたちこめていた分厚い雲を、すごい勢いで吹き散らすほどの、猛烈に強い風が吹き荒れ始めた。
花をいっぱいつけた枝を、引きちぎられそうなぐらいにブンブン振って、ぽんちゃんは踊り狂っているように見えた。

ぽんちゃん、せっかくの、一年に一度の発表会なのに、ごめんね、ごめんねと謝りながら、見ていても仕方が無いので寝床に入った。
次の日、日曜日も、風は一日中吹き荒れた。

雷と大風雨は、気温を急降下させ、最高でも7℃ぐらい、最低は零下という日が1週間続く予報が出ている。
今もまだ、どんより曇った空から、冷たい雨が降り続いている。
気温は3℃…。



昭和のど真ん中、そして4月のど真ん中に生まれた。
3歳から13歳まで暮らしたのは、桜ヶ丘という名の町の丘の中腹だった。
家までの坂道と、そこからまた上がっていく坂道は、下から上までぎっしりと桜の木が植わっていて、
わたしが子どもだった頃は、誕生日頃に満開を迎えた。
まるで、お祝いを言ってくれてるようだと、ずいぶん厚かましいがそう思っていた。
そしてその幼少から13歳までの、もう少し詳しく言うと、両親が険悪な仲が表に現れるまでの3歳から10歳ぐらいの数年間、
わたしはその桜と、ずいぶん親しかったし、よく話もした。

何度も書いたけれど、日本とお別れをした日は43歳の誕生日で、空港までの電車の窓の向こうでは、風に乗った桜の花びらが帯のように流れていた。
わたしにさよならを言ってくれてるような気がして、駅まで見送ってくれた母とも笑顔で別れることができたのに、涙が急にあふれてきて困った。

だから桜は、わたしの心の花。
しっかりとつながっている。


かあちゃん、大丈夫、また来年も発表会はやってくる!


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文字起こし「自民党は毎日がエイプリルフール。選挙が終われば手のひら返される。だまされないで」山本議員

2016年04月03日 | 日本とわたし
先日の『日曜討論』での、山本太郎議員の発言をまとめてくださった動画です。
文字起こししました。



新予算は、選挙前のバラマキの匂いがプンプンするので、ここで語る価値は無いのかなと思います。
で、今一番必要なことを語りたいと思うんですけれども、すでにやらなきゃいけないことですよね。
安倍政権は、異次元の金融緩和を行ったと。
お金を刷りまくったと。
でも、大した財政出動されていない
本当に必要なところに、それがいってないっていうことなんですよね。
一方で、この3年間、社会保障を削り続けた
そればかりじゃなく、ルール改正で、労働の流動化、不安定化を加速させているんですね。
これでどうやって景気を上げるんですか?っていう話なんですよ。
アクセルとブレーキ、一緒に踏んでんじゃないかって。
その一方で大企業、過去最高益を上げている
どうしてか?
安い労働力、そして減税、そればかりじゃなく為替…。
で、貯め込んだ利益を、労働者に分配するかっていったらしない
じゃあ何をすればいいのか。
日銀の緩和マネー、もっと大胆に活用するべきだ。
当たり前ですよ。
子育て、教育、福祉、介護、そういうところに財政出動をする
ここ成長分野ですから、全体の景気を押し上げるには、これしか無いんですよ。



高村さんが最初にお話しいただいた、同一労働と同一賃金に、深く理解があるということを確認できて、ほんとに感激です、ありがとうございます。
しかしこれ、政府がほんとにそう思ってるかっていうのは、疑問なんですよね。
例えば、先ほど話題に出てきた保育士なんですけれども、その勤務形態、政府は、常勤か非常勤かでしか、把握してないんですよ。
これ、有期雇用なのか派遣なのかパートなのか、政府はほんとに細かく、その実態、数を把握しなきゃならない。
でも、調査さえしていない
同一労働、同一賃金って言うんだったら、さっさと調査してください
急ぐ必要があります。



結局、選挙での目玉、自民党の目玉っていうのは、消費税の延期しか無いでしょうね。
それ以外、目玉となるものが無いだろうと。
まあ、これが実際行われたとしたら、前回に引き続き、2度に渡る増税の中止だと。
これはただ、アベノミクスが終わったと。
まあこれは妄想でした、ということを宣言してるのと同じなんですよね。
消費税増税のたびに、日本経済は大打撃を受けてます
ダイヤモンドから紙おむつまで、同じ税率なんて有り得ないです。
こんな不平等税制有り得ない
まず消費税は、5%に下げるっていう考え方を持つことが、必要だと思います。
そこから、もっと下げるのかどうかっていうことを、順序話し合っていく必要がある。
大企業減税のために、庶民に対して増税なんて、筋通りませんよ。
消費税19%まで上げろと言っている経団連に、今以上の減税は必要無い
過去最高益を上げている企業から、然るべき税金をいただきます
無いとこから取らないでください







さきほど自民党内で、嘘の発言だったのかどうなのかっていう話がありますけど、
自民党という党を振り返ってみましょう。
『毎日がエイプリルフール』みたいな政党になっています、今。
野党が共闘して、政権交代する以外無いと。

安倍自民は、もうすでに、選挙前にぶら下げるニンジン用意されてますよね。

例えば児童扶養手当。
第二子、第三子に対してお金を倍増しますと、言っています。
新予算で、28億円付けてくれた。
でも、ダマされないでくださいよ
選挙の年だけかもしれない
なぜならば、その前の3年間、51億円、ここ減額されているんですよ。

国がやっているサラ金とも呼ばれています奨学金
安倍総理、昨年から、これ無利子化を加速させますと言っています。
でも28年度、新規で無利子が増えた数、たったの6000人、1.26%ですよ。

非正規から正規にドンドン雇用を増やしていくと、キャリアアップ助成金。
これで非正規から正規になった雇用は0.07%ですよ。
こんなの誤差じゃないのって話です。

選挙が終われば、手のひら返されます
覚えてますか、皆さん、これ。
「TPP断固反対」と言ってたのは自民党ですよ、2012年。
今、どうなってますか?





この3年間の安倍政権を振り返ってみたら、憲法に基づいた政治運営がされてたかと。
弱い者から切り捨てるような政治が行われていた
そのような者たちに、憲法を変える権利は無い!





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「東電が巨大津波を予測できていた新証拠。何度も司法記者クラブで話したが、新聞は記事にしなかった」

2016年04月03日 | 日本とわたし


津波対策の緊急性を、東電取締役らは知っていた!

2002年7月
政府の地震調査研究推進本部(以下、推本)は、福島第一原発の沖合を含む、日本海溝沿いで、
マグニチュード8クラスの津波地震が、30年以内に、20%の確率で発生すると、予しました。

2008年6月
東電の社内組織である、土木調査グループが、武藤栄(副本部長)に対して、
15.7メートルの津波が襲う試算を報告しています

2009年2月
「中越地震対応打ち合わせ」で、武黒一郎(原子力本部長)は、津波について、
「女川や東海はどうなっている」という質問をしています。

しかし、同年7月
武藤栄は、推本の予測を土木学会の検討に委ねることとし、さらにこれらの方針について、
土木学会の津波評価部会や、保安院の「理解を得る」ことなどを指示しました。
津波評価部会は、電力会社や関係団体に所属する人が半分以上を占め、研究費も電力会社から支給されています。

東電は、津波対策の必要性を容易に無視できないことを認識しながらも、工事のために、原発が長期停止になることを恐れ
土木学会へ検討を依頼して、時間稼ぎをしたのです。

「工事しなくていいの?」
「ちょ、ちょっと待っててね」

東電の、同年9月の社内文書は、
「推本の知見を完全に否定することは難しく、現状より大きな津波高を評価せざるを得ないと想定され、津波対策は不可避」と結論付けています。

「そりゃまー、工事必要っちゃ必要なんだけど、原発運転止めたくないし…」

2009年8月
保安院は東電に対し、平安時代に起きた貞観津波などを踏まえた津波対策の現状について、説明を求めました。

東電は、2009年9月、貞観津波に関する佐竹論文に基づいて試算した波高が、 約8.6~8.9メートルであると説明しましたが、
土木学会手法では、2~3割水位が増すことと、15.7メートルの試算の存在も隠しました


貞観津波については、勝俣恒久社長まで報告されています


さらに、2010年3月
保安院の森山審議官が、部下にあてたメールから、貞観津波を考慮すれば、追加対策が必要になることを認識していたことがわかります。
しかし、何の対策もせず、運転の継続を認めていたのです。

地震防災では、
「いつか起きることは、明日起きるかもしれないと考えて、対策をとらなければならない」と言われています。
特に、大きな危険性をはらんでいる原発については、例外なくこのように判断しなければいけません。

対策を怠った東電の責任は重い、と言えるでしょう。

東電株主代表訴訟 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
脱原発・東電株主運動 http://todenkabu.blog.fc2.com/



そしてここから先は、上記の件について、さらに詳しくまとめてくださった記事です。
IWJの岩上さんのインタビューでの、福島原発告訴団・代理人の海渡雄一弁護士の、極めて重要な『証言』です。

↓以下転載はじめ

【スクープ速報!】
「想定外の巨大津波」は、実は想定の範囲内だった!
震災から5年、東電が「巨大津波」を予測できていた「新証拠」を、福島原発告訴団・代理人の海渡雄一弁護士が、岩上安身のインタビューで証言!
「何度も司法記者クラブで話したが、新聞は記事にしなかった」

衝撃の事実をIWJで公開!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291231

※公共性に鑑み、ただいま全編公開中!

インタビューの全編動画は、こちらの画面でご覧いただけます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291231

事故当時、東電は、巨大津波を予測できていた――そんな新証拠が存在するという。

福島第一原発事故をめぐり、2016年2月29日、検察審査会から「起訴議決」を受けた、東京電力の勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長の3人について、
検察官役の指定弁護士が、業務上過失致死傷の罪で、強制起訴を決定した。

起訴状によると、3人は、
原発の敷地の高さである10メートルを超える津波が襲来し、建屋が浸水して電源喪失が起き、爆発事故などが発生する可能性を事前に予測できたのに、防護措置などの対策をする義務を怠った」としている。

実は、起訴状の中身を裏づける、当時の東電が巨大津波を予測していた、決定的な「新証拠」があるという。
告訴団代理人の海渡雄一弁護士が、2016年3月10日、岩上安身のインタビューで明かした。

東電は、福島第一原発事故の主な原因を、「想定外の巨大津波」であると結論づけているが、新証拠が事実であれば東電の従来の主張は覆り、
「想定外の原発事故」は、予測できた「人災」だったことになり、東電幹部らの刑事責任は、避けがたいものとなる

以下、岩上安身のインタビューでの、海渡弁護士の「証言」をお伝えする。



▪️津波を予測していなかったという嘘。
2009年の6月までには、すべての津波対策を完了させると決定してた?!


岩上:
2000年の電事連報告では、福島第一は、日本一津波に対し、最も脆弱であることが、示されていたそうですね。


海渡:
福島第一と島根がそうです


岩上:
2006年9月13年、保安院の審議官らが出席した安全情報検討会では、津波問題について、
「わが国の全プラントで、対策状況を確認する。
必要ならば、対策をたてるように指示する。
そうでないと、”不作為”を問われる可能性がある」
と、報告されていた
といいます。


海渡:
2006年9月というのは、耐震バックチェックの指針が決まった年です。
安全情報検討会というのは、電力会社、電事連、保安院が参加している、公の会議です。
つまり、ここで、津波対策をきちんとやるんだ、と指示していたわけです。
これは、国会事故調の中で、出てきた事実です

この時期に、2009年の6月までには、すべての津波対策を完了させる、と決定していました
こちらは、7月に開催された検察審査会の議決で、明らかになりました。


岩上:
これは、決定的な証拠じゃないですか。


海渡:
証拠は、まだまだありますよ。


▪️握りつぶされた防潮堤計画
2008年6月の時点で、10メートルの地盤の上に、10メートルの防潮堤を立てる計画があった


岩上:
2月29日、福島第一原発事故をめぐり、検察審査会から基礎議決を受けた東京電力の勝俣恒久・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・元副社長の3人について、
検察官役の指定弁護士が、業務上過失致死傷の罪で、強制起訴されました。


海渡:
告訴事件では、僕は、この被害者側の代理人をしています。
実は、7月に開催された2回目の検察審議会議決内容が、画期的なものでした。
東京電力は、2007年12月の段階で、
福島沖でも大きな地震と津波が起きる可能性を踏まえ、対策を取らなければならない、という方針を決めていた
のです。
津波対策を預かっている部局が、そう決めていたのです。
武藤氏も加わった状態で、決めていました。

翌年の2008年の3月に、シュミュレーションをやって、福島第一に15.7mの津波が来る、という計算結果が出ていました
これに基づいて、2008年の3月末に、耐震バックチェックの中間報告があり、最終報告までには津波対策をきちんとやります、と説明することになっていました
証拠として、県に説明するための、QA資料が残っています
これは、つまり、社の方針です。

2008年の6月、津波対策案がまとまり、土木調査グループが武藤氏に、その案を持っていきます
案では、10メートルの地盤の上に、10メートルの防潮堤を立てる計画が立てられていました
しかし、武藤氏はその1か月後に、防潮堤建設をやらない、と決めました


岩上:
知らなかった、どころではなく、津波対策の計画が実際にあり、それを東電のトップが却下したのですね。


▪️数百億円の費用と地元住民の反発を回避するため
そんな理由で防潮堤は『先送り』されていた!


海渡:
却下した理由まで、議決に書いてあります。
防潮堤建設には、数百億円の費用がかかると。
さらに、防潮堤を建てると、地元住民の反発により、原子炉をストップさせなくてはならない可能性があると。

つまり、高い防潮堤ができれば、津波が来れば原発も危険なのだと、住民が感じるから、というのが理由です。
だからこの問題は『いったん』先送りして、何年も先に、土木学会で調査してもらうということにしました

土木学会というのは、東電など、電力会社によって固められているものです。
そこに丸投げし、検討させるとしました


岩上:
国民が主権者なのに、正確な情報を知ることもできない。
無為無策のまま戦争に進んでいくのと、同じ構造に思えてなりません。


海渡:
この決定に、武藤氏、武黒氏が、関わっていたことは明らかになっています。
では、勝俣氏はどうか
彼は、その上に立っていた天皇のような人でした。
しかし、この人も有罪であるとして、理由も明記されています

中越沖地震に関する対応会議に、勝俣氏は必ず出席していました。
この会議は御前会議と呼ばれていまして、勝俣氏は欠席した場合も、書類には必ず目を通していました。
数百億円を通すような対策案が、トップのところにいかないはずがありません

以上のような理由で、今回は強制起訴したというわけです。


岩上:
危険性は認識されていたのですね。


海渡:
今回、(震災時に)最も高い津波は、15mだったと言われています。
防潮堤をつくっておけば、助かっていたということです。


岩上:
数百億を出し惜しんだ結果で、あんな事故が起こったのですね。



海渡:
この事実は…どうしようかな…この話は…話してしまおうかな。


岩上:
話してください!


▪️検察庁も政府事故調査委員会も、知っていた?!
様々な情報が隠ぺいされていた事実は、司法記者クラブで何度話しても、記事にならない!


海渡:
この事実は、検察庁も知ってたはずなんです。
そもそも、審査会が、検察の記録の中から見つけたことなのですから。
そうなると、政府事故調も知っていたはずです。
政府事故調は、東電が15.7mの津波を予測していたことや、2008年の6月、7月に開催された会議の存在も認めています
ただ、ここで対策をやるか迷って、やらないことに決めました、という物語を設定しています。

耐震バックチェックは、2009年6月に終わらせる予定だったこと、
2007年の12月に、津波対策を取る方針が決まっていたこと、
2008年のQA集の存在、防潮堤の建設計画…、


僕が今話した4つが、隠ぺいされていた
ようです。

ここから先は推測ですが、2011夏頃の時点で、既に政府事故調と検察庁には、全ての情報が手元にあったのではないかと思います。
しかし、これを全部出したら、大変なことになってしまう
日本の原子力産業が、崩壊しますから


岩上:
上層部のボスが一掃されただけでは、すまなかったということでしょうか?


海渡:
すまなかったでしょうね。
やるべきことを何もやっていなかったことが、全て明らかになってしまうのですから。
そもそも、本当は、逮捕しなければならないような事件です。
東電のトップが逮捕されるようなことになれば、原子力産業全体が崩壊するでしょう。
だから、明らかになっている情報の大事なところを抜き取って、提示していたのではないかと思います。
重要なものは、抜かれていた
絵で言えば、ピントのずれた写真のようなものを、見せられていたわけです。


岩上:
これは、権力犯罪ではないでしょうか。
検察もおかしいですよね。
適正に権力を行使していない、ということじゃないですか。


海渡:
司法記者クラブで、何度も話したのに、記事になっていません
検察審議会の議決書を報じて欲しいと、僕は言ったのです。
報じたのは、東京新聞特報部くらいです。
強制起訴の報道は、東京新聞もひどいものでしたが。

東電の内部資料が、大量に、株主代表訴訟で明らかになってきています
僕たちは証拠契約を結んでおり、コピーを見せることはできません。
証拠を引用した、準備資料を出すことができるのですが。
そのなかのひとつ、大事なものをお伝えします。


▪️東電の内部資料
現場には津波対策をやる必要があると、あきらめきらないで粘り、訴えた人もいた




海渡:
この話は、司法記者クラブで何度も話しているんですけどね。
2008年9月10日の資料です。
東電では、同年7月31日に、津波対策をやらないことに決めました
その1か月後の、耐震バックチェック説明会での議事録に、こんなことが書かれています

まず、
『津波は機微事項だから回収 議事メモには残さない』と記載されています。
そういうことで配られたメモです。

このメモには、
「予備津波に関する学識経験者の、これまでの見解、および推本の知見を、完全に否定することが難しいことを考慮すると、
現状より大きな津波高を、評価せざるをえないと想定され、津波対策は不可避」
と書いてあります。
つまり、武藤氏は、「津波対策を先延ばしにしろ」と言ったわけですが、
現場の担当者は「やる必要がある」と、あきらめきらないで粘り、訴えた人もいたということです。



おそらく、阪井さんという人です。
当時の土木調査グループのヘッドでした。


岩上:
まだ東電にいらっしゃるのでしょうか。
もう既にやめているのなら、全てをぶちまけてほしいですね。


海渡:
この文書は、去年の春ごろ、東電から東京地裁に提出されました。
裁判所が東電に迫ったから、出てきたんです。
東京地裁の商事部で、会社のことばかりやっている保守的なところですが、それでも一生懸命やってくれる裁判所があるんです。
こういう資料が、実はいっぱい存在します。


岩上:
やっぱりこれは、犯罪だったのではないでしょうか
きちんと対策せず、正しくない動機で、防潮堤の計画を潰してしまった――。
業務上の過失は絶大なものだ、と思います。


海渡:
どこの新聞も、「過失責任には高いハードルがあって、検察審査会のケースは無罪が多い」とか、
まだ、「津波の予見可能性があったかどうか」、というレベルでの報じ方をしています。
しかし、予見が可能だったかというようなレベルではないですよ。
予見してあって、対策を立てさせて、実際に却下したわけだから、何も難しいことはないはずです。

刑事法のまともな専門家がいれば、こんな分かりやすい事件はないと感じるようなものです。
10mの土台に10mの防波堤、という計画があった事実が、隠されていることが大問題なんですよ。


岩上:
どれくらい判決までかかるでしょうか?


海渡:
公判の全整理をやるのに、1年くらいかかると思います。
証人尋問が始まったら、集中審議になって、そこからは早いのではないかと思います。
最終的な結論までに、2年くらいでいくのではないでしょうか。


岩上:
この裁判で裁かれるのは、東電、保安院、そして原子力ムラに取り込まれた検察庁
そして、先ほどお話しされていたように、政府事故調と検察が、真実を隠ぺいした事件であると。


海渡:
そうです。
非常に画期的な裁判となるでしょう。

(記事構成:原佑介・山本愛穂、文責:岩上安身)

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↑以上、転載おわり


そしてこれ↓は、以上の件について、さらに詳しく書かれていると、フェイスブック友の長谷川宏さんが教えてくださった本です。

http://www.amazon.co.jp/原発と大津波-警告を葬った人々-岩波新書-添田-孝史-x/dp/4004315158

50基以上もの原発と、それに関連する核施設を抱え込まされてしまった日本の国民全員が、読むべき本だと思います。


・10mの土台に10mの防波堤、という計画があった事実が、隠されていることが大問題。
・予見してあって、対策を立てさせて、実際に却下したわけだから、何も難しいことはない。
・この裁判で裁かれるのは、東電、保安院、そして原子力ムラに取り込まれた検察庁であり、政府事故調と検察が、真実を隠ぺいした事件である。


そうですよね、やはりこれは事件の他の何物でもない。
自民党がどう足掻こうが、原発にしがみつく人間がいようが、原発はもう終わっています。

きちんと対策せず、正しくない動機で、防潮堤の計画を潰してしまった。
その結果、甚大な被害と苦しみと、深刻な放射能汚染を、多くの人々や動物や自然が被り、それらはこれから先、まだまだ続いていく。
業務上の過失は絶大な、正真正銘の事件です。

東電のトップの逮捕は、原子力産業全体の崩壊につながります。
告訴団のみなさん、がんばってください!
わたしも精一杯応援します!
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わたしたち市民は、これからの選挙で、あなた方のような人たちを政治の世界から抹消します!

2016年04月02日 | 日本とわたし


▪️付け加え

⚫️京都
「国民に主権があることがおかしいと言った」西田昌司

⚫️東京
「性器に落書きいじめをした」中川雅治
「うちわ問題」と「国会中の読書&携帯遊び&居眠り」松島みどり
「ブログは落書き。生んだのはあなた。育児は親の責任」山田宏・元次世代の党幹事長ですが、自民から出馬予定

⚫️愛知
「女性教師を閉じ込めて爆竹を投げ込んだ」熊田裕通

⚫️滋賀
「金銭トラブルなど多くの醜聞で辞職勧告を受けた」武藤貴也

⚫️神奈川
「国会開催中にウソをつき、女性とハワイ旅行に出かけた」菅原一秀
↑↑↑
彼らを二度と、議員として政治の場に立たせてはなりません。

そしてもっちろん、閣僚全員を含む、戦争法案に賛成した議員全員も、です!



拡大のPDFファイルはこちら↓
http://www.tokyo-np.co.jp/politics/anpo_touhyou/160330.pdf

くれぐれもお忘れの無きように!





ゴロツキ政党の醜悪な正体

あらゆる『失言』『妄言』『暴言』はつながっている

言論弾圧、赤狩り、女性蔑視と、次から次へのチンピラ自民党議員の言動は、親分の安倍以下の本性で本音だ。

いよいよ濃厚になってきた、改憲を絡めた戦前回帰の露骨な動きを止められなければ、この国は暗黒の時代に逆戻り。

来年度予算成立までの前半国会は、
甘利前経再相の口利き辞任に始まり、
ゲス不倫議員の辞職、
「保育園落ちた」の匿名ブログ批判、
「巫女さんのくせに」発言などなど、
閣僚を含む自民党議員らの醜聞や失言が、とにかく目立った


当然、内閣支持率にも影響し、下落傾向だ。
焦った安倍首相は、28日の自民党役員会で、
「おごっていると思われると、国民の信頼は一瞬にして失われてしまう」と、党内を引き締めたのだが、
今の自民党を、「おごり」や「緊張感のなさ」で片付けると、コトの本質を見誤る。

自民党議員の口から発せられる妄言、暴言の類は、根っこのところで、どれもつながっている
ごろつき政党の醜悪な正体を、如実に表していると受け止めた方が良い。

その正体とは何かーー。

例えば、高市総務省の、
テレビが政治的に公平性を欠いた報道をすれば、電波停止もあり得る」という発言。
言論弾圧だと猛批判を浴びても、高市が撤回しないのは、これが本心だからである。
表現の自由よりも、民主主義よりも、国家権力が優先されるという思考だ。
まさに高市は、「表現の自由の優越的地位」という、憲法の基本を答えられなかった安倍の、忠実な僕である。

4月の補選や衆院選を、谷垣幹事長は、「民共の戦い」と位置づけ
自民党は野党統一候補を、「民共合作」と攻撃するビラまで作成した一件。
安倍政権は、共産党について、「破防法対象」という政府答弁書まで閣議決定した


時代錯誤極まりない〝赤狩り〟は、選挙対策の反響キャンペーンであり、野党共闘つぶしだが、それだけではない側面もある。

「これまでも、共産党を封じ込めようとする時、政府が必ず持ち出すのが、『赤攻撃』と『暴力革命による武力闘争』でした
ただ最近は、あまり表に出すことがなかった。
古色蒼然とした表現を持ち出すのは、安倍政権だからこそ
日本国憲法の下の平和をひっくり返そうとし、民主主義を尊重する考えがない
『権力に反抗するものは潰す』という脅し
そう言う図式の中で出てきた発言だ、と思います」
(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
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北海道5区 池田まきさんを応援するぞ!

2016年04月02日 | 日本とわたし




普通の人から、豊かになろう。
誰一人、置いてきぼりにしない。
自衛官と、その家族によりそう。

ずっと平和を
もっと安心を


北海道5区 池田まき
◎北海道5区とは、札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、 新篠津村です。



池田まきさんを応援しています。
わたしがここで、やいのやいのと言っていても、何も始まらないし変わらないので、
北海道につながっていそうな人たちに、こんなメールをガンガン送っています。


⚪️⚪️さん、こんにちは!

先日話してた、北海道5区の、衆院補選について、もう少し詳しいことをお話しします。

補選は4月24日投開票です。
立候補しているのは、自民公認の新人、和田義明氏(44)と、民主・維新・共産・社民が支援する『民共連合』候補で無所属新人、池田真紀氏(43)です。



この補選は、町村信孝元衆院議長の死去に伴って行われます。
候補者のひとり、和田氏は、町村氏の次女の夫で、だから身内による「弔い合戦」ということで、断然有利だと思われていました。
さらに、北海道で影響力を持つ政治団体『新党大地』の鈴木宗男代表が、和田氏を支援すると表明し、
さらにさらに、鈴木氏の長女で、ついこの間、民主党を離党した衆院議員の貴子氏も、応援陣営に加わったことから、
こりゃもう和田氏(自民)の楽勝だわい、というふうに思われていたのです。

ところがところが、直近の調査では、和田氏(自民候補)と池田氏(野党候補)の支持率が、『45対43』と横一線になりました。
農業専門紙の調査では、北海道の『政党支持率』まで、『自民17%、民主17%』と並んでいるそうです。


池田氏は、介護の専門家、苦労しながら子どもを育てているシングルマザーさんです。
今、世間を賑わせている『待機児童問題』や、子どもや若者、社会を支える30代40代の市民が抱えている問題に、
まるで耳を傾けようとせず、市民の暮らしには全く関係の無いところに税金をばらまく一方の自公政権とは、対極にある人だといえると思います。

でも、どうしてこれほどに、自公のやりたい放題がまかり通っているのか?
それは、国会での議席数に問題があるからです。
まずは、国会での自公議員数を減らし、まともな議論が成り立つ議会の実現を叶えるために、
この北海道5区の選挙は、とても大きな意味があります。
もちろん、この夏の衆参選挙も、すごく大切です。
おそらく安倍政権は、選挙前限定の金のばら撒きや、聞こえの悪い法案や条例の後回しをして、票数を得ようと躍起になると思います。
これまでにも選挙前だけ、原発推進、TPP加入、消費税増税、年金の先細り、アベノミクスの失敗などなど、いろんなことを誤魔化したりウソをついたりしてきました。
独裁中は、そういうやり方がまかり通ってきたのです。
今は、インターネットが活用されて、ようやく数々のウソや誤魔化しが見えてきた人が増えてきたけれど、
それでもマスコミをうまく使うことに長けている今の政権に、まだまだ多くの人は騙されたままです。

赤ちゃんからおじいさんおばあさんまで、市民のことを蔑ろにして、国会ではふざけた態度で踏ん反り返っている政治家は、何も自公に限ったことではないかもしれないけれども、
何より自民党が、長年独裁を続けてきた(わたしたちが続けさせてしまったのだけれども)ことが、彼らの横柄で無知で無恥な人間性を助長させてしまったのだと思います。

日本の人たちはもっともっと、自分たちのことを大切にしろ!と、腹を立てなければいけません。
日本に蔓延している変な空気は、そんな老害人たちが粛々と作り上げてきたもので、そんな毒に負けていてはいけないのです。
投票はだから、わたしたち市民が持つ『数の力』の見せ所です。
なめんなよ!という気持ちをしっかり持って、がっちり投票してください!


おまけ↓

あと、わたしのブログ記事もちょこっと載っけておきます。
良かったら使ってね。

▪️『一億総選挙革命』著者・座間宮ガレイ氏の『激おこ!スカイプ勉強会』に行ってきた!
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/77614a340d5eb18e25c18fdb8b673190

▪️わたしたちは、今回の選挙で、落選するべき議員たちを、必ず落選させなければならない!
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/387e55becbd831e1c69370ea7342c20f
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『Eye in the Sky』を観て思ったこと(ネタばれなので読みたくない人は読まないでください)

2016年04月02日 | 日本とわたし
先日公開された『Eye in the Sky』を観ました。



思いっきりネタばれなので、話の内容を知りたくない方は、ここから先は読まないでください。

まずドローンが、あんなふうに、ありとあらゆる形で活用されていることに驚きました。
ハチドリやカブトムシそっくりのドローンが、リモコン操作によって飛んだり止まったりしながら、据付の高性能のカメラで調査の範囲を広げていきます。

そんな調査が続く中、ケニアの住宅地の一角の家に、自爆テロの首謀者たちが集まります。
数年がかりで追いかけてきた、指名手配中のテロリストたちの隠れ家を、やっとのことで見つけたイギリスのキャサリーン・パウエル大佐。
一挙に捕まえられる絶好のチャンスだというのに、アメリカとイギリス、そしてケニアの政治家たちが、なかなかうんと言いません。
歯ぎしりの音が聞こえてきそうなほどの苛立ちと、軍人としての興奮が、画面からひしひしと伝わってきます。
そうこうしているうちに、隠れ家の中の首謀者たちはただ集まっているだけではなく、新たに自爆テロを実行しようと、爆弾チョッキを実行犯に着せている様子が画面に映り、
『捕まえる』だけのはずだったミッションは、いっぺんに『殺害』に変更されてしまいます。
その爆弾を落とすのは、MQ-9 Reaper(多分)という名の、これまた小型飛行機ドローン。
もちろんそれも、遠隔操作で行います。
二人座るのでいっぱいいっぱいの部屋の中で、現場の上空からの映像を見ながらスィッチを押すのです。
押すのは米軍パイロット。
その家を破壊することで、どれほどの巻き添え被害が出るか。
そのことを、軍人と政治家が、人としてどうするのか、それともこのような状況において、〝人として〟などということは考えるべきではないのか。
そのテーマを深く掘り下げるべく、その射程内に、母親が焼いたパンを売る少女が居て、その少女の命をどうするのかという問題を、観ているわたしたちに突きつけます。

何としてもテロリストたちを殺害したい大佐は、少女ひとりの命と、自爆テロによって殺されるであろう80人以上の命を天秤にかけ、作戦遂行を迫ります。

映画の冒頭から、その少女の暮らしが詳しく紹介されます。
貧しいけれども、おとうさんとおかあさんから十分に愛され、フラフープで遊ぶのが大好きな女の子が、勉強したりお手伝いをしたり。
その女の子がパンを売るのに使う台が、急襲を受けようとしている部屋の、塀のすぐ外側に置かれていたのでした。

アメリカ、イギリス、そしてケニアの、それぞれの関係者が見入る大小様々な画面に、その少女と、テロリストたちの部屋の中と、そして上空からの全体像が映ります。
なんとかして女の子をその場から退けようと、パンを買いに行く現地調査員。
それが失敗に終わり、絶望するパイロット。
パイロットは最後まで、女の子がその場から居なくならないとスィッチは押さないと抵抗していましたが、命令には背けません。

結局は、パウエル大佐の無言の要請によって、爆撃の影響を過小評価し、その少女は巻き込まれるけれども多分死なないであろう、という希望的推測を通してしまいます。

ボタンひとつ。
それで、空から恐ろしい殺傷力を持った爆弾が、ものすごい速さで落ちてきて、地上にいるすべての物や命を破壊する。
画面からは一切、音も匂いも埃も、そして痛みも、何も感じることができません。
それでも、攻撃を実行したパイロットと補佐役の軍人たちは、地上に血まみれになって倒れている少女を見て、涙をハラハラと流します。
でも、たったひとりの娘を、巻き添えに殺された両親の涙は、彼らの涙とは全く違うものです。
その両親は、攻撃をした側のアメリカとイギリスに、どんな思いを抱くのでしょうか。
テロリストのさらなる自爆テロを防ぐことができたのだからと、自分に言い聞かせて納得するのでしょうか。
少女の痛々しい姿が、実際の世界で殺された、他の国々の子どもたちの姿と重なって、胸が押しつぶされそうな気持ちになりました。

少女の死を致し方ないこととして、攻撃に賛成したイギリス軍人が、孫への贈り物の人形を買うのに四苦八苦して、ようやく手に入れた人形を後生大事に抱えている姿が、なんとも言えない皮肉な姿として映し出されます。

こんなことを繰り返している限り、殺し合いはこの世から無くならない。
でもいったい、どうやったら、こんなことを止められるのでしょうか。
最近読んで、読みながら何度も吐き気を堪えなければならなかったジェノサイドに関する本には、
本当にこの世の物とは思えないほどの惨たらしい殺戮と、その被害に巻き込まれ、命は助かったものの、自己防衛のために攻撃する側になり、心を荒ませていく子どもたちの姿が、これでもかこれでもかというふうに、繰り返し書かれていました。

この世で一番愚かで恐ろしい生き物は人間なのだと、つくづく思います。
その反面、その愚かさと恐れを放置せず、なんとかして良くなろうと努力するのもまた、人間なのだと思います。

いろんなことを考えさせてくれた、良い映画でした。 
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ぽんちゃんが咲いた!

2016年04月02日 | ひとりごと
ぽんちゃんが、いきなり咲き始めた。
先っちょにまぁるいボンボリみたいな花を咲かせ始めたかと思ったら、一昨日の木曜日には五分咲き!


そ、そんなに急がんでも…と宥めても、ぽんちゃんは知らんぷり。





そうして同じく曇り時々晴れ空の、けれども気温だけは異常にぐんぐん上がった昨日、ほぼ満開に…この速さは記録的!



ネズミの額庭でも、そろりそろりと花が開き始めている。















相変わらず風が強くて、びゅんびゅんと振られる枝から、花びらが落ちやしないかとハラハラする。











あ、晴れた!



青空の下のぽんちゃんは、さらにべっぴんさん♪(すんません、おんなじ花ばっかりの写真で…)













そして今日土曜日は、昨夜から降り続く春雨と急降下した気温に、ちょいと寒そうな濡れぽんちゃん。







こんなふうにぽんちゃんの姿を、窓の向こうに見ることができる、短いけれど本当に嬉しい一週間。


ぽんちゃん、今年も咲いてくれてありがとう。
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