**2021/6/26札幌5R メイクデビュー札幌(新馬/芝1200m)12:05発走**
◎ キングエルメス
○ ロータスペトル
▲ エルバリオ
△ ヴォルケニック
△ セイウンプラチナ
キングエルメスは6枠6番になりました。。と言っても8頭立ての競馬なので、枠については『気性的に内枠奇数番は嫌だなぁ』と考えていた程度で、外めの偶数番が引けたのはとてもラッキーでした。(何なら大外でも良かった)
それはさて置き、同じ時期の北海道で勝ち上がったがために、良くも悪くも比較をされる半兄カイザーノヴァのデビュー戦を改めて振り返ったのですが、まあ、(今だから言えることながら)あの競馬で良く勝ち切ったよなぁと…。スタートは良かったものの、二の脚で遅れて後方からの競馬。最初の2Fはまるでやる気のない走りで、正直、ついて行くのもキツそうでした。
それでも残り600mあたりからやる気を見せて前を追い、直線入り口では外の馬に二度体当たりをして進路を確保、そのあとは思い切り内にササリながらも何とか差し切ってくれました…。思えばレース前は6番人気の低評価、シュウジデイFでは『追ってからの頑張りがもうひと息』と言われていましたからねぇ(^^;)
それを考えると、キングエルメスの状況はだいぶ良いのだと思います。矢作先生からは、「フワフワとして本気で走ってくれず、併走馬を交わそうとしません」とか、「追い切り後も他馬にちょっかいを出すなどやんちゃ」とか、「経験を重ねていくなかで集中して走ってくれるようになって欲しい」とか、要するに初戦向きではないイメージのコメントが出ていますが、シュウジデイFや世間様の評価はカイザーノヴァより上のようですし…。
まあ、実際には走らせてみないと何ともですが、一生に一度の新馬戦ですから、ここは持ち良く本命にして応援したいと思います。もしも最後までやる気を見せずにダメだったら、サッサと気持ちを切り替えて、2戦目以降に期待すればよいだけですからね。(そんな事にならないことを祈ります(^^ゞ)
相手筆頭はイスラボニータ産駒初勝利をめざすロータスペトルになるでしょう。飛ぶ鳥を落としちゃうキャロットさんの馬ですし、おそらく人気は向こうが上のはず。キングエルメスとは対照的に、美浦で入念に乗り込んでから北海道にきている点からも、現時点の完成度では一歩抜けているかもしれません。
3番手以降となると、評価はさらに難しいです。正直、何がきてもおかしくない気もしますが、あえて『飛ぶ鳥を落とす』つながりで、唯一のノーザンF生産馬にしてサンデーRさんのエルバリオを単穴にしてみました。ただ、レジェンド騎乗のヴォルケニックとか勝浦さんのセイウンプラチナとか、あるいは無印にした3頭だって、本番でいきなり覚醒する可能性はありますから、どの馬も油断できない相手と考えておくつもりですm(_ _)m
スポーツ報知POGブログ『勢いに乗りましょう(栗東)』
今週の栗東、矢作調教師と少しだけ話をしたのですが、ルージュラテールの話をした後に「今週の2頭もいいぞ」と言葉を続けたのです。その一頭であるカフジペンタゴンは同じく矢作厩舎のタイセイトレイルの下。
ちなみにもう一頭、札幌5Rのキングエルメス(牡、父ロードカナロア)も評価していましたよ。先週の追い切りが軽めになったので、今週にスライドしての一戦。矢作調教師は春先から兄カイザーノヴァ以上の素質を感じているようでしたが、「いいと思う。距離に融通も利くと思うしね」と期待しているようでした。(一部抜粋)
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、23日、ウッドを単走で追い切られました。
- 21.06.23 助 手 美南W良 5F 69.4-53.0-39.3-11.9(9) 馬ナリ余力
- 21.06.20 助 手 美南坂重 1回 57.6-42.4-27.2-13.8 馬ナリ余力
◇林調教師のコメント 「時計は大外を回ってのものですし、終いまでいい動き。2週前でこれだけ動けていれば問題ないでしょう。テンションは大人になりましたよね。馬の後ろで我慢させていますが、尻っぱねをしなくなってきましたし、大事に使わせていただいていることもあって、人の指示にだいぶ気が向いてきたように感じます。次走は内田博幸騎手で7月11日福島11R 七夕賞(G3・芝2000m)へ。年齢的なものもあってフィジカル面に多くは望めないのかもしれませんが、これまで内田騎手が馬を作ってきてくれたおかげで、メンタル面では一昨年、昨年よりも進化した形で臨めるのではないかと思います。斤量は58kg、少なくとも昨年勝った時の57kg以上でしょうし、後方一気というわけにもいかないでしょうから、臨機応変に対応していきたいところです」
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先週末に帰厩後、早速、日曜、水曜と順調に追い切りを消化しています。
23日は美浦ウッドを69.4-53.0-39.3-11.9秒ですから、全体時計は少し掛かっている印象ですが、大外を回ってラスト馬なり11.9はさすがクレッシェンドラヴといったところ。林先生も「終いまでいい動き」と仰っていますし、あと2週間で内田騎手に乗ってもらえば良い状態に仕上がってくると思います。
今年の七夕賞は昨年からの連覇をめざす一戦になります。当然ながら斤量も58kgまでは覚悟しなけれないけませんし(本音は57.5でどうでしょう?と思っているのですが(^^;))、周りのマークもそれなり以上に厳しくなるかもしれません。。でも、良い状態で福島の2000mを走るなら、そう簡単に負ける気もしないので…。
あと2週間を順調に過ごすことが大前提ですが、年齢とか斤量とか相手関係などはあまり気にせずに、とにかくクレッシェンドラヴの良さを活かすレース、気分良く走り切るレースをめざしてもらえればと思います(^^)
ドゥオーモは、23日、函館競馬場に無事到着しています。
- 21.06.20 助 手 栗CW稍 半哩 57.0-40.9-11.8(5) 馬ナリ余力
- 21.06.16 助 手 栗東坂重 1回 57.5-41.9-26.9-12.8 馬ナリ余力
- 21.06.13 助 手 栗東坂良 1回 56.9-41.7-27.1-13.1 馬ナリ余力
◇野中調教師のコメント 「20日(日)のCウッドでの動きや感触は良かったですよ。23日に予定通りに函館競馬場入りを済ませており、ここまでは問題なく順調にきています。このあとは今週末、来週と現地で追い切って、7月4日函館11R 巴賞(オープン・芝1800m)に向かう予定です」
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トレセンでの調整を順調にこなし、無事に函館競馬場に入ってくれました。
昨年は6/26に栗東から函館へ移動、7/5の巴賞に出走というスケジュールでしたから、それより数日余裕をもって函館に移動したことになりますね。まあ、ここまでは野中先生の思い描いた通りに進んでいるはずですし、あと10日間でさらに調子を上げてもらえればと思います。
ちなみに、昨年の函館記念(G3)で2着になった実績が今回の遠征にもつながっているのだと思いますが、もともと19年7月の臥牛山特別(函館芝2000m)の内容が素晴らしかったように、ドゥオーモはきっと函館コースが好きなんですよね。(その意味では小倉も好きだと思いますけれど(^^ゞ)
着順がどうなるかはさて置いて、巴賞では『好きなコースを気分良く走る』ことをテーマに、まずは元気一杯なところを見せて欲しいと思いますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のゴッドシエルは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇松永幹調教師のコメント 「前走後もテンションは安定していますし、特に大きな反動は見られず、飼葉もいつも通り細めながら食べてくれています。タイムオーバーによる出走制限適用からは除外されましたが、馬体が減っていることなどに変わりはありませんので、やはり一旦放牧を挟み、牧場で障害練習を含め、しっかり調整してもらいましょう。今週末にもイクタトレーニングファームへ。次は小倉のダート1700m戦あたりを視野に入れて進めていきたいと考えます」
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大きく減った馬体を回復し、心身を立て直すためには時間が必要でしたから、タイムオーバーであろうとなかろうと大勢に影響はありません。週末にはイクタトレーニングFに移動とのことなので、まずはしっかりリフレッシュして、おそらくラストチャンスとなるであろう小倉開催に備えて欲しいと思います。
その上で、去勢効果以前の問題だった前走の内容を考えると、これまでと同じアプローチで大きな変わり身を期待するのも酷かもしれず、松永先生はあえて障害練習を取り入れてみるとのこと。一般的に言われる腰やトモの強化はもちろん、ハードルを飛ぶことによる精神面への刺激も含めて、その効果には大いに期待したいところです。
母ゴッドフロアーは、準オープンまで上がり重賞にも挑戦した馬ですから、今のゴッドシエルを単純に比べるわけにはいかないものの、障害練習を始めたと思ったら一ヶ月ほどで実戦デビューし、西谷騎手に「いずれ重賞でも…」と言わせたほどのセンスの持ち主でしたから、少しでもそれを受け継いでいてくれたら…。場合によっては小倉ダート1700mのあとに、障害未勝利戦出走のチャンスがもらえるぐらいの適性を示してくれたらと思いますm(_ _)m
【2021/6/20阪神3R 3歳未勝利(芝1400m)でのゴッドシエル:公式HPより】