キングエルメスは、26日札幌5R 2歳新馬(芝/1200m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 21.06.23 助 手 函館W良 5F 72.7-56.1-40.4-12.9(8) 強めに追う
エルソール(三未勝)馬ナリの内1.0秒追走同入
- 21.06.16 助 手 函館芝重 5F 69.4-53.4-39.7-12.4(6) 馬ナリ余力
ポメランチェ(新馬)馬ナリの内0.2秒遅れ
◇矢作調教師のコメント 「23日にウッドチップコースで他厩舎の馬と併せて追い切りました。手応えは良いものの、まだフワフワとした感じで本気で走ってくれず、併走馬を交わそうとしませんでしたからね。良く言えば余裕があって、伸びしろもあるといった状況でしょうか。追い切り後も他馬にちょっかいを出すなどやんちゃなところもあり、基本いつも元気です。気性面で課題はありますが、調教を余裕でこなしてくれるのですから能力はあるはず。乗り役たちからは『競馬に行けばしっかり走ってくれるのでは』との意見もあり、兄カイザーノヴァのように頑張ってくれないものかと希望を持っています。今後、経験を重ねていくなかで、集中して走ってくれるようになって欲しいですね」
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キングエルメスのデビュー戦出走が確定しました。レースは事前の想定通り、26日の札幌芝1200m戦。先週土曜日のフルゲートをパスしたお陰で、8頭立てと落ち着いたレースに出られるのはありがたいですし、一本多く追い切れたのもプラスになるはずです。(にしても、一週待っただけで16頭が8頭立てになるとは…)
その追い切りですが、16日は先週レコード勝ちをしたポメランチェに僅かに遅れる内容だったのに対し、今週は3歳未勝利馬を1秒追いかけて併入したとのこと。ただし、「まだ本気で走ってくれず、併走馬を交わそうとしない…」といったあたりはいかにも子どもっぽいですし、これが本番でも同じようだと困ってしまいますね。。
まあ、思い返せば去年のカイザーノヴァも、レース途中から急に本気になった感じでしたから、ここは乗り役さんたち同様に、本番の雰囲気で覚醒してくれることを祈りたいと思います。。あ、急に本気を出して、他馬にガツンとぶつかっていくのは避けて欲しい…、いや、「追い切り後も他馬にちょっかいを…」とか言われると心配ですねぇ(^^;)
とにかく、今年の札幌で勝ち上がるには、『ある程度以上のスピード』、『速い馬場に対応する能力と完成度』が必要になってきます。その点でも不安がないわけではないですが、いずれにしても、まずはしっかり競馬をして戻ってくること、その中で、カイザーノヴァ同様にインパクトのある走りを見せてもらえればと思います!
**2021/6/26札幌5R メイクデビュー札幌(新馬/芝1200m)出走馬**
シュウジデイファーム在厩のバスラットレオンは、先週同様、ウォーキングマシン60分で休養しています。
◇石川代表のコメント 「芯から疲れを取り除いてあげるべく、のんびりとさせているところ。だいぶリフレッシュできたようですので、近日中にも場内での乗り出しを考えています。まずはこちらでハッキングを行い、機を見てBTCへ。秋競馬に向けて少しずつネジを巻いていく予定になっています」
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秋競馬に向けたトレーニングが始まると、だいぶ厳しくネジを巻かれてしまうはずなので、少なくともBTC入りをするまでは、できるだけのんびりと過ごして欲しいところです。プロセスはどうあれ、やはり、ダービーを戦った馬が全然疲れていないはずはないと思いますので。
そう言えば、グリーンチャンネルの『馬産地通信#219』で、『ニュージーランドTを制したバスラットレオンのふるさとを訪ねて』という企画をやっていました。その中で三嶋牧場の日高大吾さんが、「NZTは直線に入った時点で楽勝と思い、実は(3着になった)三嶋牧場産のシティレインボーを気にしていた」とか、まだ1歳の時にあった『モーゼの十戒』エピソードなど面白い話をしてくれていますので、未見の方はぜひチェックしてみてください(^^)
*追記:バスラットレオンの次走は9/12中山 京成杯AH(G3/芝1600m)になるようです! 薄々そうじゃないかと思っていましたが、古馬への挑戦、何だか急に気合が入ってきました(^^ゞ
ZBAT!競馬『【古馬次走報】クラヴェルは中京記念に向かう』
★栗東・矢作厩舎の動向は以下の通り。函館スプリントS3着ミッキーブリランテ(牡5)はキーンランドC(8月29日、札幌、G3、芝1200メートル)に向かう。16着ジャスティン(牡5)はクラスターC(8月9日、盛岡、交流G3、ダ1200メートル)へ。日本ダービー15着バスラットレオン(牡3)は京成杯AH(9月12日、中山、G3、芝1600メートル)へ。
SponichiAnnex『【次走】ラヴズオンリーユーは札幌記念視野 秋は米G1目標』
【矢作厩舎次走】香港G1クイーンエリザベス2世Cを制したラヴズオンリーユー(牝5)は札幌記念(8月22日)を視野。「遠征のダメージもないし、前向きに考えている」と師。秋は米G1ブリーダーズCフィリー&メアターフ(11月6日、デルマー)を目標にしている。
京都記念2着後、左トモのフレグモーネ(傷ばれ)で日経賞を回避したステイフーリッシュ(牡6)も札幌記念へ。
函館スプリントS3着ミッキーブリランテ(牡5)はキーンランドC(8月29日、札幌)同16着ジャスティン(牡5)はクラスターC(8月9日、盛岡)を目指す。
ダービー15着バスラットレオン(牡3)は京成杯AH(9月12日、中山)へ。
【2021/5/30東京11R 東京優駿(G1/芝2400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「思っていたよりも時間がかかりましたが、ここにきてようやく痛みが和らいできた様子。触診時も派手に反応するようなことはなくなりましたからね。これなら少しずつ運動を進めて行ってもよいでしょう。最初はダクから開始し、現在はダクとハッキングで調整中。様子を見ながら、内容を濃くしていきたいと思います」
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ようやく痛みがなくなってきたようで良かったです。実際、ウォーキングマシンからトレッドミルへの移行もできたわけですし、患部が『停滞期から回復期へ』シフトしているのは確かですね。この調子で回復が進んでいくようであれば、秋競馬での復帰が充分に可能ではないでしょうか。
次のハードルは『騎乗運動がいつ始められるか』になりそうです。痛みさえなくなれば意外に早いのかもしれませんが、まあ、7月中にキャンターができるようになれば… ぐらいのつもりで待ちたいと思います。
スピリットファーム在厩のグランソヴァールは、おもにダート周回コースでハロン22~23秒ペースのキャンター3000mを消化しています。
◇明智代表のコメント 「歩様などには見せませんが、前回のレース後よりも背腰が疲れているというか、やや緩くなっている感じがありますね。だからと言って、乗らないで休ませていると余計に緩んできますので、治療やケアと並行する形で、軽く周回しているというわけです。先週よりも今週のほうが良くなってきていることですし、まずはこのまま回復を促進。今は坂路には入れない方が良いでしょう」
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いろいろ心配したくなる報告ですが、よくよく読めば、『いつものレース後より多少疲れている程度』という意味ですよね。実際、どうなのかは微妙ながら、次走は8月の新潟なので時間に余裕がありますし、治療やケアの甲斐あって、先週より今週の方が良くなっているなら大丈夫でしょう。
私の出資馬の中でもグランソヴァールは、『この夏、最も勝利に近い馬』の一頭ですから、次走はフレッシュな状態で、勝利のみをめざして出走して欲しいと思います。いや、元気に長く活躍して欲しいのが一番なのですが、そろそろ出資馬勝利の瞬間を見たい気持ちも強くなってきましたので(^^ゞ
【2021/6/12東京1R 3歳以上障害未勝利(芝→ダ3000m)でのグランソヴァール:公式HPより】
ワコーファーム在厩のリナーシェは、おもにダート周回コースでダク1500~2000m、ハッキングキャンター2000mを消化しています。
◇脇担当のコメント 「運動の時間を長めに取り、体をほぐすように調整中。落ち着いて臨んでくれています。飼葉喰いに関してですが、食べ終わるまでに時間はかかるものの、ちゃんと完食してくれますので、まずは軽めのキャンターで様子を見ながら馬体をふっくらさせていきましょう。脚元などに特に問題は見られません」
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なかなか厳しい状況ではありますが、だからこそ、最高のデキで『最後の未勝利戦』に出走させてあげたいところ。。万全の準備を行うためにも、なるべく早い回復、馬体増を実現して欲しいです。
そう言えば、6/19札幌の新馬戦(芝1200m)を1分7秒9のレコードで勝ったポメランチェは馬体重392kgでしたから、たとえ小さくても、しっかり調教を積めていれば、能力を発揮することもできるんですよねぇ…。もちろん他の条件もあるので一概には言えませんが、同じ小柄なキンカメ牝馬としては、何とかあやかりたいところですm(_ _)m
【2021/6/12中京6R 3歳未勝利(芝1200m)でのリナーシェ:公式HPより】