先週はグランソヴァ―エルが障害2戦目の12日東京1Rで2着。内容的にも初戦から大きな進歩がありましたし、これなら近いうちに勝ち上がれるとの手応えが確かなものになりました。このあとリフレッシュを挟んで新潟に向かう作戦も、グランソヴァールに合っていると思いますので、改めて次走に期待したいと思います。
一方、12日中京6Rに出走したリナーシェは15着。スリーアウトの出走制限で間隔が空いたにもかかわらず、馬体は14kgも減っていましたし、なかなか思うような成長を見せてくれないのは残念です。このあとはリフレッシュを挟み、『最後の未勝利戦にかける』とのことなので、最後までしっかり応援、見守りたいと思います。
今週末の出走が間違いないのは、2月のレース後に去勢手術を施し、今度が4ヶ月ぶりの実戦となるゴッドシエルです。テンションの高さゆえか、トレセンにいるとドンドン身体が減ってしまうこと、レースでは真面目過ぎる気性が力んだ走りにつながり、結果、能力を出し切れないという課題が少しでも良くなっていれば、なのですが…。先週時点で馬体が420kg台まで減っており、最初のハードルを超えられていない可能性が高くなってきました。
松永先生としては、20日阪神3R(芝1400m)で距離短縮を試してみて、その内容、結果次第で障害練習を取り入れる作戦のようなので、今はとにかく20日のレースを見守るしかありません。個人的には、気性さえ落ち着いてくれれば上をめざせる素材だと今でも思っていますので、そう簡単に諦めたくない気持ちも強く、場合によっては障害を試してみるのも悪くないと考えています。(20日に好結果を出せればそれが一番なのですが…)
そして、広尾TC19年産世代注目の一頭、キングエルメスが20日札幌5R(芝1200m)でデビューするかもしれません。もしも今週の出走をパスする場合は、翌週の26、27日に組まれている芝1200m戦にスライドすることになるでしょうが、そのあたりはキングエルメスの状態、直前の追い切り次第で決まってくるでしょう。
今週か来週か、どちらの選択になったとしても、矢作先生の思惑は『(兄カイザーノヴァ同様)デビュー勝ちから函館2歳Sへ』のはずですから、それに相応しいレースを見せて欲しいところです。あえて心配な点を挙げるとすれば、この馬についてもやはり気性面…。逆に、まともなレースさえできれば、好勝負はしてくれると思っています(^^;)
どうやら6月の出走はキングエルメスで一段落になりそうです。7月になるとドゥオーモ、クレッシェンドラヴの古馬オープン勢が戻ってきますので、今週近況での状態チェックも楽しみです。。あ、クレッシェンドラヴの七夕賞出走表明も、今週の帰厩アナウンスと同時に、ということになりそうですね。
あとは状態が上がってきた期待の秘密兵器、ヴィジャーヤのトレセン帰厩スケジュールがそろそろ聞けるかもしれません。パンサラッサをはじめ、頓挫があった馬たちはまだ時間が掛かりそうですから、7、8月は今元気な馬たちに頑張ってもらうこと、そして3歳未勝利馬たちに、最後の意地を見せてもらいたいと思いますm(_ _)m
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**