とりあえず一口馬主の楽しいこと

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【パンサラッサ】為念、秋のBC挑戦をどの程度覚悟すべきか考えました(^^ゞ

2023-03-01 05:56:49 | パンサラッサ

こういうことをやっていると、心ある皆さんからお叱りを受けそうでなのすが、サウジカップを勝ったパンサラッサがドバイワールドカップに出走し、そこでも好走を決めるようなら、矢作先生は米国ダート競馬の最高峰・BCクラシックを狙う可能性があるんじゃないかと勝手に心配をしておりまして、念のために下調べをしてみました。(何事においても心構えは大切…)

すると、当時は何気なく見過ごしていたこんな記事がありました。


2023年の第40回ブリーダーズカップ、サンタアニタパーク競馬場で開催へ:JRA-VAN Ver.World
記念すべき第40回目となる2023年のブリーダーズカップが、サンタアニタパーク競馬場で開催されることが現地21日に発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。
全米の主要競馬場の持ち回りで行われるBCがサンタアニタパーク競馬場で開催されるのは2019年以来。23年の11月3日と4日に渡って開催される第40回では14のG1レースが実施され、賞金総額は3100万ドル(約42億6000万円)に達する。また過去の実績から同競馬場の位置する南カリフォルニアには1億ドル(約137億5000万円)近い経済効果が予想されている。
BCのD.フレミングCEOは「サンタアニタパークはBCの歴史で重要な位置を占めており、記念すべき第40回の開催地にこの上なくふさわしい」とコメントした。サンタアニタパーク競馬場(競馬場・コース紹介)アメリカ競馬:JRA


 

なるほど、なるほど…。

今年のブリーダーズカップは西海岸、南カリフォルニアのサンタアニタパークで開催されるんですね。。そう言えば、矢作先生がどこかで「ブリーダーズカップを本気で狙うなら西海岸開催年がイイ」と仰っていた(書いていた?)気もします。確かに、広~いアメリカを横断して東海岸まで行くのと西海岸まででOKなのとでは、全然負担が違いそうですよね。

ただし、開催が11/3、4だとすると10月末の天皇賞ともろカブリなので、もしもBCクラシックを狙うなら、秋天で昨年のリベンジ作戦を諦めることになりますし、もちろん(何故か出れば楽勝と思われている(^^ゞ)コックスプレート(11月末に開催時期変更との噂もありましたが、今のところ10月後半開催が濃厚)に出走するのも無理になります。

ちなみに賞金の話をしますと、天皇賞・秋を勝つと2億円、コックスプレートなら約2億7千万円。BCクラシックはさすがに豪勢で約4億円以上になりますが、その分、遠征費用もかさみますしリスクも大きくなります。でも、高額賞金ゲットが使命の一つである(?)チーム矢作なら、この賞金は充分にBCクラシックをめざすモチベーションになりそうです。(そもそも5着で2400万円も頂けるなら、パンサラッサが普通に走れば遠征代は何とかなっちゃうのかも(^^ゞ)

 

2022 BCクラシック(G1/ダート10ハロン)賞金額
総額:600万米ドル(約8億1000万円)
1着:312万米ドル(約4億2000万円)
2着:102万米ドル
3着:54万米ドル
4着:30万米ドル
5着:18万米ドル(約2400万円)
6着:12万米ドル
7~10着:6万米ドル(約800万円)

 

賞金の話はさて置くとして、そもそもBCクラシックで勝負になるのか?ということですが、それはやってみなければわかないので何とも言えません。でも、昨年のフライトラインのような真の化け物さえ出て来なければ、おそらく相手はカントリーグラマー級になるはずですからね。普通の日本馬であれば、『テンから飛ばしてスピードを競い、ゴール前は100%底力&根性勝負』となる米国競馬への対応が心配ですが、パンサラッサの場合は米国馬が面食らうほどそのパターンが得意ときていて…。

ちなみに、過去にサンタアニタパークで行われたBCクラシックがどんな競馬だったのか、あのアロゲートが勝った2016年のクラシックとヴィーノロッソが勝った2019年のクラシックの動画がありましたので載せておきます。

 

 

うーむ。。さすがに皆さん速いし最初から飛ばしますね。。0-800mは47秒台で、サウジカップと比べるとそれほどでもない気もしますが、サンタアニタパークでは1~2角で減速してから半哩を通過するので、キングアブドゥルアジーズとは全く条件が違います。ただ、各馬の動きを見る限りでは、270mしかない直線に入るまでに先頭に立つか、少なくともすぐ後ろにいないと勝負にはならなそう…。4角というより3角までに前にいるのが必要条件ならば、そりゃあ、ハナから飛ばして前に行きたくなりますよね。

何と言いますか、『それこそまさにパンサラッサ向きのレース』とも言えそうですが、果たして本当にそうなのか?と聞かれると自信はないかも。。でも、何気にパンサラッサは左回りのコーナリングが上手いですし、むしろこういう消耗戦こそ自分の土俵なわけですから、『自信はないけどビビる必要も全くなし!』といったところかもしれません。

せっかくなので、2016/2019年のBCクラシックと先日のサウジカップのラップタイムも並べておきます。

2016 BCクラシック(G1/ダ10ハロン)
0-0400m   23.28
0-0800m   47.15
0-1200m   70.96(1.10.96)
0-2000m 120.11(2.00.11)

2019 BCクラシック(G1/ダ10ハロン)
0-0400m   23.09
0-0800m   47.16
0-1200m   70.71(1.10.71)
0-2000m 122.80(2.02.80)

2023 サウジカップ(G1/ダ1800m)
0-0400m   23.77
0-0800m   45.85
0-1200m   71.17(1.11.17)
0-1600m   96.66(1.36.66)
0-1800m 110.80(1.50.80)

 

0-400mを23秒台で入って0-800mが47秒そこそこ。ちょっと記憶が曖昧ながら、米国競馬も助走区間のタイムを取らないはずですし、(おそらくキングアブドゥルアジーズよりかなり時計が出やすい)サンタアニタパークの時計と考えれば、パンサラッサがビビるほど速くはないのでしょう。少なくとも1~2角の減速区間で息が入れられるのも、2000mを走り切る上ではプラスな気がします。(両レースともに、ラップタイム表示時に『SLOW』と出ていたのが気になりますけれど(^^;))

それに、2016年に死闘を演じたアロゲートとカリフォルニアクロームなどは、BCクラシックを盛り上げてきた馬たちの中でもトップクラスの実力馬、ぶっちゃけカントリーグラマーより強そうな気がしますし、この動画・ラップだけを見て緊張する必要はないだろうとも思います。(フライトラインさえいなけりゃあとは誤差の範囲!は言い過ぎか…)

いや、次走がドバイターフかワールドカップかも決まっていないのに、これ以上先回りして心配しても仕方がありませんね。ただ、ドバイワールドカップの内容次第でパンサラッサにBCクラシック挑戦の可能性が出てくること、そして、それは『夢物語』と簡単に片づけられない程度に現実味があること、そんな覚悟は(何となく)しておこうと思います。

正直なところ、個人的には凱旋門賞はエルコンドルパサーやナカヤマフェスタ、オルフェーヴルの好走例もあり、もっと早くに勝っているはずだったんですよね。。そして、凱旋門賞を獲ったあと、最後まで日本馬を拒絶する『世界最強馬決定G1競走』はBCクラシックになるだろうと…。おそらく矢作先生も(世代的に?)BCクラシックを欧州における凱旋門賞と同じ位置付けと考えておられるでしょうし、もしもこの大レースを勝つチャンスがあるのなら、全く躊躇せずに挑戦するんじゃないかと思います。

あとはオーナーサイドとの相談ですが。。どうでしょう、世界最高賞金のサウジカップを勝った今、矢作先生から『BCで真の世界一をめざしたい』と言われて、それを拒絶するほどの気合いと根性があるかどうか…。あくまでドバイワールドカップの内容が良ければの話とは言え、何だか秋のBC挑戦が既定路線のような気すらしてきました(^^ゞ

 

難しい話はこの辺にしまして、下のツイートでは身体を洗ってもらって気持ち良さそうなパンサラッサが見られます。こんなのを見ると、パンサラッサが無事であることが第一、何ならいつ引退種牡馬入りしてもOKですよ♪ と思ってしまいますね。

そして、パンサラッサ誕生日おめでとう!(^^)

 

さらに話は変わりますが、World Horse Racingさんは、ドバイ入りしたカントリーグラマー&デットーリさんが、パンサラッサ&吉田豊騎手へのリベンジを虎視眈々と狙っている…と思っているようです。パンサラッサがターフに出るなんて1ミリも考えていないようですが、まあ、コチラとしては『上等じゃねえか、来るなら来てみろ!返り討ちだ!!』的な感じですかね(^^ゞ

 


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18 Comments

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Unknown (ジャック)
2023-03-01 07:03:21
パンサラッサ誕生日おめでとう!

競技用の馬齢は年が明けると
上がってしまいますが
真の馬齢で考えるなら
五歳時に海外G1を中東2カ国
芝ダートで制覇するなんて
成長力あるわ、二刀流だわ
遠足をよく楽しみ、よく稼ぐわ。で

矢作調教師にピッタリな競走馬です。

初物好きな矢作調教師さんですから
サウジカップの勝利で
(もしドバイWC勝つなら更に)
BCクラシックは
夢物語では無くなりました。

無事に帰国し調子が整えば、
国内は安田記念か宝塚記念で
ファンサービス兼記念集めですかね。

今年の宝塚記念で距離が持つなら
もしかしたら
開業当初からの凱旋門挑戦の
可能性が再燃するかもしれません。
(去年は出遅れが響きましたからね。)
返信する
Unknown (Az)
2023-03-01 08:06:24
>ジャックさん

本当に夢が広がりますよね。
どの路線に行っても楽しませてくれるでしょう!

でも、矢作先生はBCクラシックを狙いたいんじゃないでしょうか。
すでにコックスプレートは勝っていますし、天皇賞もそのうち勝てるでしょう。
一方で、BCクラシックを意識できる馬なんて、今後(定年までに)出てくるかどうかわかりませんから…
あとは凱旋門賞。。1800~2000がベストと考えておられるでしょうから、今のところ可能性は少なそうですけどね(^^ゞ
返信する
Unknown (バージョンワン)
2023-03-01 08:13:58
BCクラシック…
また、壮大な目標です。倶楽部には、今回の賞金から先に諸費用を差し引いておいて欲しいです😅

私秋については、ユニコーンライオンさんが偵察に行っていただける豪州のコックスプレートと「勝てるとしたらこれ」と思っていたのが、海外唯一の敗戦になった香港リベンジを!と思ってました。
返信する
Unknown (Az)
2023-03-01 08:19:37
>バージョンワンさん

香港については、ロマンチックウォリアーさんに借りたものを返しておきたいですね。
パンサラッサが万全の状態ならあんなことにはならないと思いますので。
コックスプレートもあり得ますが、余ほどのVIP待遇で呼ばれない限り、BC優先になる気がします。
なので、秋はBCクラシック→香港カップという、狂気の二刀流路線になるんじゃないかと(^^ゞ
返信する
Unknown (ジャック)
2023-03-01 08:38:03
ドバイWC以後の選択肢
安田記念、宝塚記念
ジャック・ル・マロア
BCクラシック、香港カップ

凱旋門がないとすると
これらのレースから
組み合わせでしょうか。

あとウマ娘で
二周年のタイミングで
実装されたツインターボの
ストーリーで
天皇賞秋を舞台とした
〇〇のツインターボが話題です。

去年のバスラットレオンと
キングエルメスの海外遠征時に
サイバーエージェントの藤田さんが
矢作厩舎を通して高額馬を落札してます。

天皇賞秋のパンサラッサに感動してなのか
その時の御礼(お詫び)を込めてなのかは
わかりませんが、粋なことをしてくれます。
返信する
Unknown (Az)
2023-03-01 09:01:33
>ジャックさん

全てはドバイの内容、結果次第と思いますが、何となくレース数は絞られる気がします。
例えばですが、安田、宝塚はパスして北海道で避暑&リフレッシュ、札幌記念で再始動してBCクラシックから香港カップ、みたいな感じで。。
いや、札幌記念の代わりに涼しい欧州に遠征するパターンはあるかもしれません。
いずれにしても、全てを予想するのは難しそうです(^^ゞ

馬娘、全然やっていないのでよく分かりませんが、きっと楽しいんでしょうね(^^)

欧州遠征時にセールで馬を勝ったのは藤田さんだったんですね!
なるほどなぁ…という感じです。
返信する
Unknown (ジャック)
2023-03-01 10:38:28
唯一無二パンサラッサは、
マイペースの超ハイペース。

JRAがHERO is coming
「広尾が来てます。」を
CMでやり始めたのが去年から

矢作陣営のパンサラッサが
競馬ファンに与えた感動も重なって

ウマ娘で〇〇のツインターボが
実装されたのが
サウジカップの前日である24日。

競馬ファンの
ライト層からヘビー層に限らず

箱根駅伝の学生連合を通して
競馬を知らなかった方々の意識すらも
パンサラッサに向いたからこその
奇跡にも近い快進撃だったと感じます。

これからは国内問わず海外からも
益々注目を集めて
更なる飛躍をすることでしょう。

無事是名馬で現役生活を謳歌し
種牡馬としても躍進してもらいたいです。
返信する
Unknown (Unknown)
2023-03-01 10:52:15
遠征となったら必ず帯同馬がいりますよね。そうしたら筆頭候補はバスラットレオン(BCマイルダート?)となるのでしょうかね。
馬への負担が少ない西海岸の開催はチャンスですし、W制覇の夢もあるかもしれないですね!
アクシデントなく進めて欲しいと祈るばかりです。
返信する
Unknown (Az)
2023-03-01 11:06:29
>Unknown 10:52:15さん

はい、BCは様々なカテゴリのレースがあるので帯同馬に苦労はないと思います。
仰る通り、バスラットレオンのダートマイルやマイルは候補の筆頭になりますね。
バスラットレオンもG1制覇を狙う立場ですし、もしかしたらBCで悲願達成なんてことがあるかもしれません(^^ゞ
返信する
Unknown (Az)
2023-03-01 11:10:50
>ジャックさん

矢作先生がパンサラッサのことを『アイドル』と仰る由縁ですね。
同期の大スター、コントレイルのような完全無欠のサラブレッドとは全く違う、唯一無二の存在。
負けることを恐れない果敢な挑戦者。
まさに記憶に残るスターホースだと思います!
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