【京都新聞杯】サトノグランツがゴール寸前でかわして東上最終便を制す:サンスポZBAT!
第71回京都新聞杯(3歳オープン、G2、芝2200メートル)は、川田将雅騎手とコンビを組んだ1番人気のサトノグランツ(牡、栗東・友道康夫厩舎)がゴール前で前の各馬をかわしてV。重賞初制覇を飾り、大きな賞金加算を果たした。タイムは2分14秒1(良)。
クビ差の2着はダノントルネード(2番人気)、さらにアタマ差の3着にリビアングラス(7番人気)が入った。
外からリビアングラスが先手を取り、ダノントルネードが2番手へ。その後ろはドットクルーとマコトヴェリーキーが続いたが、流れが落ち着いたところでマキシが最後方から一気に押し上げて先頭をうかがう位置まで進出する。人気のサトノグランツは出入りの激しい流れにも動じることなく中団からの競馬を進めた。リビアングラスとマキシが並んだまま直線に向き、さらにダノントルネードもこの争いに加わって激しい叩き合いとなったが、ゴール前で最後にこの争いを差し切ったのがサトノグランツ。測ったように前をかわし去って、日本ダービー(5月28日、東京、G1、芝2400メートル)に向けて大きな賞金加算を果たした。
京都新聞杯を勝ったサトノグランツは、父サトノダイヤモンド、母チェリーコレクト、母の父Oratorioという血統。通算成績は5戦3勝。重賞初勝利。京都新聞杯は友道康夫調教師が2021年レッドジェネシスに次いで2勝目、川田将雅騎手は15年サトノラーゼン、21年レッドジェネシスに次いで3勝目。
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1000m通過が63.8秒、典型的なスローペースの上り勝負になりました。実際、2~4着には4角1~3番手の馬が入る前残りのレースでしたし、それを力ずくで差し切ったサトノグランツは、見た目以上に強い可能性がありそうです。
ただ、2200mのレースで出走12頭中7頭の上がり3Fが33秒台でしたから、もっと厳しい流れのレースでどうなるかは何とも言えず…。サトノグランツが次走ダービーを意識する場合、中山2000mで1000m通過58.5秒の流れを経験してきた皐月賞上位組が相手になるワケで、さすがにコチラの方が強そう…ということにはならない気もします。
ということで、ダービーにはソールオリエンスという本命馬がいますし、サトノダイヤモンド×Danehill系Oratorio産駒のサトノグランツとしては、本当の勝負はひと夏を越えた秋以降…ぐらいの感覚で、気楽に挑戦すればOKなのかもしれません。
あ、出る以上はチャンスがゼロではないですから、関係者の皆さんは『気楽に…』なんて考えていないとは思います。でも、本当にお気楽な外野としては、何となくそんな気がしました…というお話です(^^ゞ
**2023/5/6京都11R 京都新聞杯(G2/芝2200m)・良**
京都新聞杯【2023年5月6日京都11R】出馬表、予想:競馬ラボ
サトノダイヤモンドはディープインパクトの特性を最も受け継いだ種牡馬のような気がしていますが、やはり京都になって早速重賞勝利するところはさすがですね。
そうですね、キチンと差し切ってますから弱いはずはないですよね。
これでサトノダイヤモンド産駒も重賞勝ちましたし、SS×ウインドインハーヘアはやっぱりすごいなと…
なので、いつかウインドインハーヘアクロス持ちの仔を狙ってみたいです(^^ゞ
京都新聞杯はスローですが、キズナでいい思い出があります♪
確かにプリンシパルSはダービートライアルと思えない微妙なレースになってましたねぇ…
頭数も集まらないしレベルも微妙、来年もこうなるようなら考え直した方が良いのかも(^^;)