【東京新聞杯】サクラトゥジュールが内から末脚を伸ばしV!遅咲き7歳で初の重賞タイトル奪取:サンスポZBAT!
(東京新聞杯、2024年2月4日 15:45、G3、東京11R、芝・左1600m)
第74回東京新聞杯(4歳以上オープン、G3、芝1600m)は、レイチェル・キング騎手の7番人気のサクラトゥジュール(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)が中団のイン追走から直線で内めに進路をとり末脚を伸ばすと、逃げたウインカーネリアンをきっちり捕らえて勝利。遅咲きの7歳馬が、キャリア24戦目にして初の重賞タイトルを奪取した。R・キング騎手は1月21日のAJCC(チャックネイト)に続きJRA重賞2勝目となった。タイムは1分32秒1(良)。
1馬身差の2着には逃げ粘った昨年の覇者ウインカーネリアン(4番人気)、さらにクビ差遅れた3着に4歳馬ホウオウビスケッツ(8番人気)が入った。なお、1番人気のマスクトディーヴァはスタートで大きく出遅れ、直線で脚を伸ばしたものの6着までだった。
東京新聞杯を勝ったサクラトゥジュールは、父ネオユニヴァース、母サクラレーヌ、母の父シンボリクリスエスという血統。通算成績は24戦6勝。重賞は初勝利。堀宣行調教師、R・キング騎手ともに東京新聞杯は初勝利。
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勝ったサクラトゥジュールは単勝33.8倍の7番人気。前走の中山金杯では前半掛かって力を出せずの12着でしたが、1600mへの距離短縮と、内枠の利を最大限に引き出すレイチェル・キング騎手の好騎乗が相まって見事な重賞初制覇になりました。
しかし、AJCCでチャックネイトを勝たせた時も感じましたが、レイチェル・キングさんはなかなかどうして大したものですね。正直、直線中ほどまでは完全にウインカーネリアンの勝ちパターンだったと思いますが、あそこからしっかり追って脚を伸ばしてくる姿には、いわゆる女性ジョッキーという枠に収まらない力強さを感じました。
メリタテスでお世話になっている古川奈穂騎手はじめ、日本の女性ジョッキーにも頑張って欲しいなぁ…です(^^ゞ
そして、昨年の秋華賞以来、2024年初戦に挑んだ1番人気のマスクトディーヴァはまさかの大出遅れを挽回できず6着まで。。さすがに勝ち時計1分32秒1のマイル戦であの出遅れは致命的ですし、出遅れた不利の分だけ負けたと思えば今日は仕方がなかったでしょう。前半からずっと脚を使って上りが33.2秒(推定2位)だったことを考えれば、力のあるところは見せてくれたと思います。
今年はマイル路線も勢力図が固まっていませんし、いろんな馬にチャンスがあるシーズンになるかもしれません。本当はキングエルメスあたりにこの争いに割って入って欲しかったのですが、まあ、それを言っても詮ないですね(^^;)
**2024/2/4東京11R 東京新聞杯(G3/芝1600m)・良**
東京新聞杯【2024年2月4日東京11R】:競馬ラボ
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