函館3R 3歳未勝利(芝1200m)で6着となったメリタテスの関係者コメントです。
◇古川奈騎手のコメント 「ゲートを出てくれましたので、もっと前のポジションにつけたかったのですが、外の馬たちが速く、あの位置からの競馬に。この(重)馬場を苦にすることはありませんでした。最後ずっと右手前で走っていたぶん、モタれるところがあったものの、左手前に替えてからはちゃんと走ってくれました。5着に残すことができず、すみませんでした」
◇矢作調教師のコメント 「う~ん、この6着は痛いですね。そこまで負けてはいないのですが…。4コーナーで他馬にぶつかる格好になったのが痛手でした。次走への優先権がありませんので、今の段階では何とも言えませんが、今日の感じだとダート1700mでハナを切ってスピードを活かす競馬のほうがいいのかもしれません」
◆クラブのコメント 「前を見ながら好位でレースを進めていましたが、4コーナーで外の16番に接触して少々バランスを崩す格好に。それも少なからず影響し、最後は着順を下げる結果となってしまいました。なお、このあとは、「さすがに権利なしで連闘は厳しいかと思いますので、札幌3週目(8/5、6)の芝1200mやダート1700mが本線になってくるかと。場合によっては、いったん短期放牧を挟むことになる」(師)かもしれません」
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古川奈穂騎手も矢作先生も触れておられますが、この時期の5着と6着は大違い。優先権がない場合、希望のレースに出られる保証が全くなくなりますので、どうしても掲示板は確保しておきたかったです。
ただ、そんな事は百も承知でも、最初から掲示板を目標にするわけにもいきません。勝ちにいった分だけ終いが甘くなり、僅かに6着になったのは仕方がないですし、現状、そこを乗り越える実力がなかったと考えるしかありません。
その上で、もうワンパンチ欲しかろうが何だろうが、次こそ結果を出さなければいけないレースです。どういう作戦を採用すれば、より勝利に近づけるのか…。優先権がない中でのレース選択は難しいですから、次走がダート1000mではなくなる可能性も高そうです。(出られるレースに出る、のパターンもあり得ます)
まあ、ダート1700mでハナが切れるとは限りませんし、かと言って1000m戦はさらにテンが速くなる。。芝1200m戦だともうワンパンチが足りない印象ですし…。と、私がアレコレ考えても正解は出てきませんので、まことに勝手ながら、これから矢作先生にさらに知恵を絞って頂きたく…とお願いするしかありませんm(_ _)m
函館3R 3歳未勝利(芝1200m)に出走したメリタテスは6着でした。
【レース内容】まずまずのスタートから先行態勢、馬群の中、4~5番手の位置をキープしました。道中から3~4角は上手に競馬をしていましたが、重馬場で3F34.5秒の流れはやや速かったかもしれません。それでも直線入り口では前を行く馬を射程圏に捉え、勝負のカタチを作ったものの、そこで外にいた16番と接触、勝負どころでリズムが乱れたのはやや残念でした。その後も頑張って脚を伸ばそうとしたものの、直線中ほどで余力がなくなり結果は6着。良く頑張ってくれたと思いますが、初勝利を勝ち取ることはできませんでした。
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頑張ってくれましたが…
もうワンパンチが欲しいかなぁ(^^;)
馬体重は前走と変わらずの434kg。状態としては前走並みをキープという感じでしたが、重馬場のハイペースを追走して良く頑張っているとは思いました。ただ、最後の最後で余力がなくなるあたり、先行して粘り切った1、2着馬とは(僅かであっても)差を感じましたし、正直、重馬場がプラスになった印象もありません。
今回は勝ちをめざしての出走でしたし、掲示板に届かずの6着は非常に残念です。
前走後に矢作先生が、「もう一度芝1200mを使って、もしも勝てなかったら札幌のダート1000mへ」と仰っていましたので、次は札幌の1000mで勝負をかけることになるのでしょう。無事に出走枠に入れるかどうかは分かりませんが、スピードが足りていること、ゲートが上手いことは再度確認できましたので、次こそ結果を出して欲しいと思います。
(いよいよ追い込まれてきましたが、ここからの逆転こそが醍醐味! …のハズ)
ちなみに鞍上の古川奈穂騎手は無難に乗ってくれたと思います。ペースが速かったので、前半もっと控えていれば…とのご意見はあるでしょうが、結果は先行勢の1、2着でしたし、控えて良さが出るタイプでもなさそうですしね。おそらく次走も継続騎乗になると思いますので、引き続き積極的な姿勢を崩さず勝負して欲しいですm(_ _)m
**2023/7/15函館3R 3歳未勝利(芝1200m)・重**
サラ系3歳未勝利【2023年7月15日函館3R】出馬表、予想:競馬ラボ
シンボリ牧場在厩のシンボリバーグ’22は、日に22時間ほどの昼夜放牧による管理が続けられています。7月上旬の馬体重は416kgです。
◇一本松場長のコメント 「この中間より広めの放牧地に合流し、本馬を含む3頭で行動を共にしています。初日はつかず離れずの距離感で走り回っていましたが、翌日にはもうすっかり仲良くなり一緒になって寝ていましたからね。周囲が比較的大型馬でも気おくれすることなく、すんなりとグループの一員に。牡馬らしく相撲をとるなど活発ですし、運動量も増えています。胸前やお尻に幅が出て、相変わらずパワーがありそうな馬体です」
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同じモズアスコット産駒でも、こちらはゴッドフロアー’22と違い、全体的にバランス良くまとまってきた印象ですし、肉付きが良い中でも馬体重は416kgと常識の範囲内に収まっています。
こういう馬体だと芝砂兼用のイメージも湧きやすいですが、実際にはどうなんでしょうね。もちろん、それはこれから鍛えていく中で見えてくる部分でしょうし、最終的には実戦をやってみなければ分かりません。。と言いますか、そもそも父の産駒がまだ走っていないので分からなくて当然、むしろその方が楽しみが大きいですからね。
その上で、とにかく今は日々の運動量を確保するのが第一です。その点では、他馬ともよく遊び、積極的に身体を動かし、結果的に「運動量も増えている」とのことなので、このままのイメージで成長していって欲しいです。
【シンボリ牧場在厩のシンボリバーグ’22:公式HP(2023/7/5更新)より】
木村秀則牧場在厩のゴッドフロアー’22は、先月同様、昼夜放牧により管理されています。7月上旬の馬体重は470kgです。
◇木村担当のコメント 「今月に入って来場した調教師によれば、『とにかく大きいですね。父みたいになってきました。父の産駒を何頭も見てきましたが、ダート寄りの馬が多いかな』とのこと。どんどん大きく育っている印象があり、背中のシルエットなどは母のイメージでしょうか。決して攻撃的なタイプではなく、人にも馬にも平和主義。それでもこれだけ大きな馬ですから、放牧地でケンカを仕掛けられるようなことはないようです。さすがに動き出しは重たい感じでもパワフルさでは上を行っています」
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どうやら矢作先生も驚かれたようですが、とにかく作りがデカくて迫力のある身体つきですよね。これからガンガン鍛えていった時に、一体、どんな馬体になっているかを想像するだけでも楽しいです。
ちなみに矢作先生は「モズアスコットみたいになってきた」とも仰ったようですが、すでに470kgあるということは、1年後にモズアスコットより大きくなっているのは間違いなさそう。この身体つきですから、さすがに芝向きの軽さがある気はしませんが、ダート中距離戦をパワーでゴリ押しするイメージは簡単に湧いてきます(^^;)
ただし、動画を見るとそれほど硬さを感じないので、少し重ための芝ならやれておかしくないような…。バスラットレオンのような両刀遣いになれたら最高ですが、今からそこまでを望むのはちょっと可哀相ですね(^^ゞ
いずれにしても、本馬は普通の1歳馬には見えません。「威圧感がある平和主義者で、ケンカを仕掛けられるようなことはない」だなんてあまり言われたことがないですし、かなり素敵じゃないかと思います。
【木村秀則牧場在厩のゴッドフロアー’22:公式HP(2023/7/7更新)より】
**2023/7/15函館3R 3歳未勝利(芝1200m)10:55発走**
◎ メリタテス
○ アルマロクザン
▲ ライクアフラワー
△ マロンドレ
△ シンデレラスマイル
△ ゴコウサス
△ ファルマリン
△ ロッソジュリア
メリタテスは2枠3番になりました。前走は7枠14番、前々走(デビュー戦)は8枠18番と外枠が続いていましたので、今回は初めて内枠からの競馬をすることになります。ただ、この期に及んで枠順に注文を付けているようではダメな気もしますし、とにかく過去2戦同様にゲートを決めて、リズムよく先行態勢を作ることが重要でしょう。
ただし、さすがに1200m戦だけあってテンが速い馬、どうしても逃げたい馬もいるようなので、結果的に5~6番手に収まれば充分、真ん中より上にいれば許容範囲内かと思います。その上で、メリタテスは今のところ脚を溜めてどうこうするタイプではなさそうなので、3~4角でスムーズに前を追い、直線入り口で先頭に立つ勢いで勝負をしたいところです。
と、ここまで書いて気付いたのですが、頭数も揃っているし勝負をかけてきそうな馬も多いし、このレースを勝ち切るのはそう簡単ではないですね。それだけに、4kg減の古川奈穂騎手に頼る部分が大きいわけですが、あまりプレッシャーを感じて縮こまられても困りますので、とにかく迷ったら積極的に前へ!の気持ちで頑張って欲しいです。
相手は未対戦の馬からアルマロクザンとライクアフラワー、前走で一緒に走った中ではマロンドレ、このあたりまでがハッキリ強敵になりそうです。正直、現時点ではそれほど実力差がないでしょうから、展開や位置取り、道中の不利などが結果を左右する可能性も…。いや、この際ですから、できるだけクリーンなレースで雌雄を決したいです。
美浦トレセン在厩のピークブルームは、13日、ゲート試験に合格しています。
◇蛯名正調教師のコメント 「ゲート練習を続け、12日はウッドで普通キャンター。問題なく順調にきていましたので、13日の朝にゲート試験を受けてみたところ、無事に合格をもらうことができました。このままデビューに向けて進めていけるかどうか、少しピッチを上げていきたいと思います」
◇津曲助手のコメント 「乗り味が良く、フットワークの質が良さそうです。人との信頼関係ができており、素直なのもいいですね」
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先週予告があった通り、入厩後10日ほどでゲート試験にあっさり合格。ジェットレーシング在厩時から「ゲートについては問題なし」との報告が上がっていましたので、ここまでは想定通りの進み具合です。(良かった、良かった)
ということで、このあとは「このままデビューに向けて進めていけるかどうか」を見極めていくことになります。どんなに「乗り味が良く、フットワークの質が良さそう」であっても、また、「人との信頼関係ができていて素直」であっても、速く走らせたときの反応が鈍ければ時間をかけて鍛えていくしかなく、すぐにデビューとはならないですからね。
これまでの経緯、近況の内容から、何となくあまりひどいことにはならない気がしているものの、育成場でのトレーニングとトレセンでの追い切りは別ものですし、加えて最近は連日暑い日が続いていますし…
と、心配事がないわけではありませんが、本馬については入厩直前の駆け込み出資、ある程度即戦力を想定しての出資だったため、やはり、このままストレートでの新潟デビューを期待しています。そして、単に夏デビューを果たすだけでなく、できるだけ早期の勝ち上がりをめざして頑張って欲しいと思います!
【美浦トレセン在厩のピークブルーム:公式HP(2023/7/13更新)より】
テラステラは、7月16日中京10R 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 23.07.12 助 手 栗東坂良 1回 52.4-38.1-24.8-12.2 馬ナリ余力
- 23.07.09 助 手 栗東坂稍 1回 60.1-44.1-29.1-14.6 馬ナリ余力
- 23.07.05 助 手 栗東坂良 1回 52.8-38.3-25.2-13.0 一杯に追う
インタクト(三未勝)一杯を0.7秒追走0.1秒遅れ
◇宮内助手のコメント 「12日に坂路で併せ馬。先週もうひとつ動き切れませんでしたので、今週動かしてみました。併せた相手が動く馬でしたので目立ちにくい内容だったかと思いますが、時計自体は悪くなかったです。手前替えや息遣いなど、まだ絶好調とはいかないのかもしれませんが、古馬にまじって斤量は軽くなりますからね。2勝クラスでどれだけやれるかでしょう」
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テラステラの出走が確定しました。
レースは日曜中京10R 中京スポニチ賞で、橘S以来の芝1400m戦になります。
宮内助手のコメントによれば「手前替えや息遣いなど、まだ絶好調とはいかないのかも…」とのことですが、追い切り時計を見る限りでは、少なくとも重め残りだった先週より確実に状態が上がっていると感じますし、4歳以上が58.0kgなのに対し、コチラが55.0kgでやれるのはかなりのアドバンテージ(のハズ)ですからね。
ザッとメンバーを見渡しても、『こりゃあ強そうだなぁ… 一緒に走るのイヤだなぁ…』といった馬は見当たりませんので、たとえ絶好調でなくとも、「2勝クラスでどれだけやれるか」以上の結果を期待したいところです。
うーむ。。やはり、段々と負けたくない気持ちになってきちゃうなぁ…。もしこここをサクッと勝つようだと、この夏、さらには秋以降の楽しみがグッと増えますし。。(本当の勝負は古馬になってからだと分かっていても(^^ゞ)
**2023/7/16中京10R 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)出走馬**
【栗東トレセン在厩のテラステラ:公式HP(2023/7/6更新)より】
メリタテスは、7月15日函館3R 3歳未勝利(芝1200m)に古川奈穂騎手で出走します。
- 23.07.12 古川奈 函館W重 5F 70.8-54.6-39.8-12.9(8) 馬ナリ余力
- 23.06.28 古川奈 函館W重 半哩 55.1-40.7-13.2(5) 馬ナリ余力
◇岡助手のコメント 「12日に古川奈穂騎手が騎乗してウッドチップコースで馬なり単走。中1週の競馬ですので、無理せずに行いました。先週連闘でもと考えていたぐらいですから、状態は悪くありません。馬体はいい意味で大きく変わっていませんし、飼葉もしっかりと食べてくれており、テンションも特に問題ありませんからね。何とかここで決めておきたいところです」
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メリタテスの出走が確定しました。
レースは前走と同条件の芝1200m戦ですが、どうやらメンバーレベルが前走以上ということはなさそうな感じです。(前走が同じレースだった組ではメリタテスと0.1秒差4着のマロンドレが気になるぐらい?)
そうなると、メリタテス自身の状態が問題になりますが、岡助手によれば「先週連闘でもと考えていたぐらい」とのことで、少なくとも前走並みの状態はキープしてくれていそうです。
実際、前走の直前追い切りが、半哩から『55.1-40.7-13.2(5) 馬ナリ余力』だったのに対し、今回は5Fから行って『70.8-54.6-39.8-12.9(8) 馬ナリ余力』ですから、むしろ上積みさえあるのでは?と思える時計になっています。
うーむ。。これはもうアレですよね、岡助手ならずとも『何とかここで決めておきたい!』と考えたくなりますし、きっと古川奈穂騎手もそう考えているでしょう。初対戦の馬も多いですし、正直、結果はやってみなければ分かりませんが、古川奈騎手には前走同様に積極的に勝負をしてもらい、悲願の初勝利を持ち帰って欲しいと思います!
**2023/7/15函館3R 3歳未勝利(芝1200m)出走馬**
【2023/7/2函館3R 3歳未勝利(芝1200m)でのメリタテス:公式HPより】
- 23.07.12 助 手 函館W重 5F 70.1-54.1-40.2-13.5(3) 馬ナリ余力
◇栗田調教師のコメント 「前走で不利を受けてもへこたれなかったのは偉かったです。一度実戦を使って良くなっている感じはありましたし、今週末のレースに向けて12日にウッドを馬なりで時計を出したのですが、その後より左の股関節の周囲に疲れが出てしまい、少しぎこちない歩様を見せました。将来性を感じさせる良質馬ですから、ここは無理せず大事にいきたいところ。美浦を経由していったんチャンピオンヒルズへ放牧に出し、秋競馬に備えたいと考えます」
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今週末は結構な確率で勝利が見込めると考えていただけに、目先の出走回避は残念ですが、事前に何事もなくレースを走ってしまうより良かったと思いますし、長い目で見ればこの出走回避は大きな問題にならないでしょう。
このあとはあえて北海道ではなくチャンピオンヒルズで秋に備えるとのことで、相変わらずの特別待遇(?)ぶりには栗田先生の期待の高さが見て取れますし、「将来性を感じさせる良質馬」とのコメントは素直に受け取っておこうと思います(^^ゞ
ということで、チャンピオンヒルズであれば単なる休養にはならないはずで、秋に一発回答ができるよう成長を促しつつ、フォームを含めて完成度を高めていく感じになるのでしょう。。今年の暑さは異常なので、そこは若干心配ですが、馬体減りの心配がなく、気持ちが落ち着いているタイプですからきっと乗り越えてくれるでしょう!
【2023/7/2函館5R 2歳新馬(芝1800m)でのリヤンイヴェール:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「『夏休みにするのが勿体ないぐらいですが、また頑張ってもらうためにもここは英気を養って』と調教師。変わらずハロン16秒を上限として適度に乗っています。今のところ暑さにやられる様子はないですし、引き続き体を丸めて走ることができていますよ」
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矢作先生が「夏休みにするのが勿体ない」と仰ると、まさかの夏にサプライズ出走があるのか?と考えたくなりますが、今のところ『使いたい欲求』をグッと抑えて頂いているようなので、やはり復帰は秋ですね(^^ゞ
ただ、現時点で夏負けの兆候もフォームの崩れもないとのことなので、同じ秋でも比較的早い時期から始動できそう。まだ具体的な路線は示されていませんが、ひとつの有力な選択肢はマイルCS南部杯(10/9盛岡)だと思いますので、早めに動ける態勢が整うに越したことはありません。(ステップレースをどうするか含めて…)
ということで、バスラットレオンが休養中も好調、順調なのは間違いないようです。秋の路線についてはそのうち矢作先生にポロりして頂くとして、当面は、このひと夏でのさらなるパワーアップを期待したいと思います。
【2023/5/31浦和 さきたま杯(Jpn2/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】