おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

お年玉はもうない

2006年01月07日 | インポート
最近ではあまり「年末年始」を感じなくなってきた。

自分が年をとったのか、それとも時代がつまらないのか、
最近の「正月」は、新年の最初という気持ちになれない。

「テレビっ子」(歳は関係なくね)の僕としては、正月番組は
特別な思い入れがある。
小さい頃は、「かくし芸」が見たくてしょうがなかった。
アイドル達のかくし芸を応援したり、ドリフやハナ肇のでる
ドラマ(長めのコント?)が見たくてしょうがなかった。
ドリフの中国語のドラマなんてあったなぁ~。

しかし、十分に見せてもらう事はなかった。
親たちが他に見たい物があれば、僕達には
「もう寝る時間やで!」
と言って、他の番組を見ていたからだ。

やっと見れる歳になった頃には「かくし芸」もつまらなくなった。

年末の番組にも変化がある。
以前なら、「よいお年を!」で年末は締めくくる。
しかし近年は、12月も2週目になると、「年末特番」が
増えてくる。
見たいレギュラー番組が2時間スペシャルになるのは嬉しいが、
そうでない物も多い。近頃では、一週間の間に必ず幾つかは
「特番」的な、2時間番組がある。

「特番」とは、普段とは違う雰囲気で、一時間しか観られないものが
特別に「二時間」も観られると言うのが嬉しかったのだ。
今のように、だらだらとした二時間ではなかった。

レギュラー番組は12月の初旬で年内放送終了。
12月の初めに「よいお年を…」とは言わない。

「次回放送は1月8日です!」

って、えっ?そんな先までないの??って感じ。
で、次の週からは特番が始まる。
クリスマス時期には、少しイルミネーション的にも
「雰囲気」をかもしだすけど、クリスマスって感じじゃない。
そうこうしている内に、年末。
年末だって、新年だって、録画してある番組は結構ある。
昔なら、それは隠したもんだが、今では

「これ放送日は12月25日ですから、気をつけて喋ってくださいよぉ!」
なんて、出川ばりの
「これフリですからぁ」
なんて、内幕を見せて喜んだりもする。

何事も季節感がなくなってきた昨今。
今では仕事で、頻繁にテレビを見る事は少なくなったが、それでも

「あ~ぁ、もうこんな時期か」なんて画面を見ながら感じれたのに、
今ではないのだね。

ワクワクしてたあの頃が懐かしい。


コメント
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