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日々の暮らしのなかで

頼むでぇ~

2006年01月16日 | 日記・エッセイ・コラム
一瞬“えっ?”と戸惑ったが、一応払う事にした。

先週の土曜日に事件は起きた。
大寒波が襲う日本列島にも拘らず、僕はほぼ毎日「アイス」を食している。
冷凍庫には、いつも「アイス」が入っているが、この日は切らしていた。

「う~ん、どうしよう?やっぱ買いに行くか!」

アイスを買いにコンビニに急ぐ。以前にも書いたが、コンビニに行くって
事は、ドライブに行くようなものだ。歩いていける所にもあるのだが、
ちんたら歩いていると、8~12分ほど時間がかかる。
「アイス」を買いに行くには、致命的な時間だ。

「食べながら帰ってくればええやん!」

っていわれそうだが、いや、テレビを見ながら食べたいんだよ。
どうせ車を出すのなら、今回はちょっと遠い所へ行こうと思った。
深夜のドライブだ。
とは行っても、車でも長くは走れない。時間がかかれば食べる時にアイスが
「溶ける=変形」しているからだ。

何とか辿りついたコンビニで、買物開始。
いつもの事ながら、「アイス」だけを買う事はない。
店内を徘徊する。
まずは「書籍コーナー」だ。コンビニの本の種類は豊富ではないが、
立ち読みするには、ちょうどの品揃えだ。(最近ではH本は立ち読み出来ないが)
次は飲物を物色。小腹が空いていたらパンでも買う所だが、今回はなし。
でも、「アイス」だけでは少し淋しいので、お菓子を少々と飲物を購入。

そしていよいよ「アイス」を選ぶ。一番のお気に入りは「がりがりくん」だが、
今回は違うものを買う事にした。
そしてレジへ。
深夜だったので、結構年配のおじさんが対応していた。
手際のよい作業で処理してくれる。

「1808円です」

「えっ?」

我が耳を疑ったが、レジに表示してある金額も「1808円」だ。

「そんなに買ったのか?何が高かったのかなぁ?」
なんて思いながらも、財布の中の1万円札を差し出す。

僕はこう見えても(どう見えてるの?)毎日個人用家計簿を付けている。
だから、コンビニでの買物でもちゃんとレシートを貰う。
最近では「レシートください」と言わないと渡してくれないコンビニもある。
特に若い人がレジに立つと、レシートをくれない。

お釣とレシートを貰い、店を出る。車に乗り込んで、改めてレシートを見る。

「?」

買っていない「タバコ」がレシートの中に印字してある。それも二箱。
「ちょちょ、これあかんやん!」
すぐに車から降りて、ふたたび店内へ。

レジには違うおじさんが立っている。
「あの~、これ間違ってるんですけど」
腹立たしい気持ちを押さえ、おじさんにビニール袋とレシートを差し出す。

「ええっと、1時30分、さっきやね」って。
ええっ!おじさん!! さっきお菓子買う時目があったやん!!!
すぐにレジを担当していたおじさんも戻ってきて、二人で議論開始。
何故こうなったのか?前のお客さんにお金は貰ったのか?どう処理すれば
いいのか?
ちょっと不安になったが、払い過ぎた分は無事返ってきた。

「頼むでぇ~」独り言を云いながら帰路に着いた。
でも、この「レジ打ち間違い」の時間は想定外だった。

帰って「アイス」を食べようとしたら、すでに「変形」が始まっていた。