おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

関西人

2006年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム
中日の監督が、ちょっとした嫌味を言ったらしい。

「球場が冷めている」

奇跡の逆転優勝へと盛り上がりを見せる甲子園球場の事らしい。

(何言うてんねやぁ! いてまうぞぉ!)

血気盛んなトラキチが聞けば、100人中100人が思わず拳を固めそうな言葉だ。
阪神ファン側から見れば、余裕がなくなってきたのかと思う。

しかし残念ながら“奇跡”を信じる阪神ファンは実はそんなに多くないと思う。
僕の周りにも熱狂的なファンがいるが、

「正直、あかんやろ。自分はどう思う?」

この場合は“自分”とは相手のことである。
有名だと思うが、関西人は相手の事を“自分”と呼ぶ。

改めて考えてみると、おかしな呼び方だ。
関西人はと言ってみたが、正直、関西人がすべてこういう表現をするのか
分からない。“関西”がどの範囲の事なのか分からないが、イメージ的には

“関西=大阪”

のイメージが一番強いだろう。
兵庫県人の僕としては、ひと括りに“関西”と呼ばれるのは不満ではある。

全国的には“関西”はどんなイメージなのだろうか?

派手なシャツに身を包んだ893が大股歩きで闊歩するイメージだろうか?


「われぇ! しょうもないことぬかすなぁ! ボケェ」

巻舌で捲し立てるおっさんのイメージだろうか?


「うち、あんたの事、好きやぁ!」

おっとりした女の関西弁は、同じ関西人でも可愛いと思う。


また、関西人がすべて阪神ファンではない。
テレビなんかで

「大阪、盛り上がってますね!」

と言われても、阪神ファンが盛り上がっているだけで、それ以外のファンは
すでに野球の話題をする事もない。

ちなみに蛇足ではあるが、甲子園の所在地は兵庫県である。

以前、東京の女性とメール交換をしていた時期があった。
関西弁まるだしの文面で送ると、喜んでくれた。

しかし、いざ関西弁で書こうとすると難しいのである。

どの地方でもそうだろうが、不思議と手紙を書く時は“標準語”だと
いう人は多いじゃないだろうか。

仕事柄、小学生の作文を目にする事があるが、
それはもう“方言”丸出しの文面で、句読点がなければ解読不可能なモノもある。

東京の彼女に「納豆が好き」と送った時は、

「えっ? 関西の人も納豆食べるの?」

不思議そうに聞き返してきたので、

「うん! におい控えめってヤツねぇ!」

「におい控えめ????? そんなのあるの?」

どうやら関西仕様の納豆だったようだ。

他にも肉マンのことを“豚マン”と言うことや、
おでんは“関東煮”と言う事を知らせると、結構盛り上がった記憶がある。

そんな彼女は仙台出身だと言っていたが。
 





コメント
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