新学期の季節がやってきた。
懐かしい。新学期になると、クラス替えがあって
あの娘と一緒だろうか?とか、悪友とまた同じになれるか?とか
色んな楽しみがあった。
真新しい教科書も嬉しかった。
いや、「さぁ! やるぞぉ-----------------!」
って事じゃなく、ただ、ただ、新しいモノ好きだっただけ。
でも、この季節になるといつも思い出す光景がある。
小学校六年生の話。
窓全開で授業を受けている。
白いカーテンが派手に揺れ動く。窓際の人は大変だろう。
ノートを書こうとすると、頭の上を巨大なカーテンが走り抜ける。
国語の時間。
詳細は忘れたが、不思議な物語が綴ってあった。
瓶の話。その瓶には沢山の貝殻が貼り付いている。
なんのヘンテツもない瓶だが、手を入れると
そこは無限に広がる宇宙のようだった。
僕の記憶通りに書き記すなら、こんな物語だった。
オチは勿論、どんな話だったかは、もう思い出せないが、
当時、不思議な感覚だった事は覚えている。
そんな授業中、
スー
っと風が吹いた。この季節独特の涼しいと言うよりは
どこか肌寒い風。
しかし、この心地良さはいまだに覚えている。
そして、今までの人生の中で
一番気持ちのいい
風
だった。
この季節になると、あの“風”と“物語”を思い出す。
懐かしい。新学期になると、クラス替えがあって
あの娘と一緒だろうか?とか、悪友とまた同じになれるか?とか
色んな楽しみがあった。
真新しい教科書も嬉しかった。
いや、「さぁ! やるぞぉ-----------------!」
って事じゃなく、ただ、ただ、新しいモノ好きだっただけ。
でも、この季節になるといつも思い出す光景がある。
小学校六年生の話。
窓全開で授業を受けている。
白いカーテンが派手に揺れ動く。窓際の人は大変だろう。
ノートを書こうとすると、頭の上を巨大なカーテンが走り抜ける。
国語の時間。
詳細は忘れたが、不思議な物語が綴ってあった。
瓶の話。その瓶には沢山の貝殻が貼り付いている。
なんのヘンテツもない瓶だが、手を入れると
そこは無限に広がる宇宙のようだった。
僕の記憶通りに書き記すなら、こんな物語だった。
オチは勿論、どんな話だったかは、もう思い出せないが、
当時、不思議な感覚だった事は覚えている。
そんな授業中、
スー
っと風が吹いた。この季節独特の涼しいと言うよりは
どこか肌寒い風。
しかし、この心地良さはいまだに覚えている。
そして、今までの人生の中で
一番気持ちのいい
風
だった。
この季節になると、あの“風”と“物語”を思い出す。