おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

やりません

2007年06月27日 | 日記・エッセイ・コラム
バルタン星人が声をかけてきました。

「ジャンケンしませんか?」

あなたなら何を出しますか?


以前の真直ぐな、愚直なまでに真直ぐな
純真無垢な、汚れを知らない僕だったら、
返事を言う前に

“グウー”

を力強く出していただろう。

しかし、イロイロと経験してくると、
様々な情報が邪魔になって、
素直な気持ちはなくなってしまった。

(はっはぁ~ん、ウラがあるな)

なんてまずは疑ってしまう自分がいる事に気付く。


それともう一つ。
慎重になる。先入観を持たない。
これはこれで大切な事だと思う。

バルタン星人。
どうみてもあの手は

“チョキ”

だと思うが、
かつて人類でバルタン星人とジャンケンなんてした人間は
いないはずである。

だとすれば何を持って、

“チョキ”

なのだろうか? と。
もしかしたら、あれは

“パァ-”

なのかも知れない。

「最初はグーってやれば、少なくともグーはわかる」

って教えてくれた偉い人が居たが、
それではもうすでに、ジャンケンをする事を了承した事に
なってしまう。

グ-が確認出来た段階で、バルタン星人の出す手は
チョキかグ-って事になると、グ-を出しておけば
負けないって事だ。

しかし、しかしである。


パーが出せないという保証が何処にもない。

バルタン星人みずから

「ジャンケンをしよう!」

と言って来てるのだから、勝算があるはずだ。
パーが出せるに違い無い。絶対、ぜったいそうなんだ。

う~ん、どうしよう?


答えは意外と簡単だ。

「しませんか?」って聞いているんだから、

「やりません!」でいいじゃないの?

「えっ?」

って言われても

「やりませんよ、僕は」

これでいいっしょ?


ふぉふぉふぉv.0i0.v






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