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日々の暮らしのなかで

よかったですね

2007年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム
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日常の中で、頭の中が真っ白になることがある。

例えば結婚式。

まぁ、結婚式が日常かどうかは置いといて、
披露宴の最中、急にスピーチを頼まれればどうするだろう。

スピーチに限らず、歌だって迷う。
NGワードが歌詞の中に無かったかなんて、
急いで探してみてもわからない。

ましてやスピーチなんて、
何をしゃべればいいのかワカラナイうえに、
どういう言い回しかとか、本人達だけでなく
両家の親戚にも気をつかって云々カンヌーン!

もう、真っ白です。


同い年の社長が入院していた。
とは言っても、昨年の暮れの話だ。
頚椎損傷ってことで、急いでお見舞に行った。

バリバリの青年実業家なんで、さぞかし落ち込んいる
だろうと、病室を訪ねると
仕事をしていた。そんな忙しい彼なのだ。

お見舞に行くまでは、イロイロと言葉をチョイスしながら
こう言おう、あぁ言おうと考えてながら行った。
考えた台詞を一通り喋ると、そのまま帰った。

同い年であるが、社長。
仕事での付き合いもある。微妙に言葉遣いにも気を配っている。
スイッチの切り替えがスムーズにいっている間柄。

今日も注文を受けていた仕事を持っていった。
すると奥さんが何やら彼に手渡した。

「やっと全快しました。」

と言って、差し出した。


「?」


何かなと思ったが、それが快気祝だとわかると、
急に頭の中が真っ白になってしまった。

「あ、あぁ、あっ! あっ、あぁぁぁ」

その後の言葉が出て来ない。

ON、OFFのスイッチが丁度真ん中で引っ掛かった状態。


何も出て来なかったので
満面の笑みと同時に
深々と頭を下げて帰って来た。










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