おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

意味を見出すとすれば

2011年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム
目に映る景色に、何かの意味を探る
 
たとえば、桜
この時期、と、あらためて言うまでもなく、
日本人は桜の花が好きであるが、
それは、あの花がパッと咲きパッと散っていくから!
と、言われることもある
 
そういうこともあるだろうけど、
あの美しさは、それだけではないような気がしないでもない
 
ただ、“散り際の潔さ”と理由付けをされれば、
それも悪くないと納得できる
 
例えば、木の葉
 
病室から見える大木
それに生い茂る葉を見つめていると、
一枚、また、一枚と枯れ落ちていく
その様子を毎日眺めているうちに、自分の病気と
重ねあわせて・・・・
 
小説やベタなドラマでのシーンだ
桜の花とは違い、こちらには
寂しさが漂う
そんなシーンが近くにあった
 
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仕事関係の幟だが、強い風に吹かれ、
引き裂かれ、ちぎれ落ちるのも時間の問題だ
あまりにも、寂しい情景
 
しかし
 
この状態で、すでに数日間持ちこたえていた
シブトイと言うか、割と強いものなんだなと
感心した
 
作業場の外にあるとは言え、
毎日気にしていることでもない
気付けば視線を移すことはあっても、
風が当たらない場所へ移すことも、補強することもない
 
彼、あえて彼と呼んでみるが、
彼はそこに立っているからこそ役に立つわけで、
そこにある事が、大事なことだ
 
そんな幟も一昨日、ついに力尽きた
 
作業場からの帰りに、親父が見つけた
 
が、
 
ちぎれた訳ではなかった
幟を支える棒の先端が折れたのだ
風に耐え切れなかったのは、
幟ではなく、棒の方だった
 
この状況から、僕は何を感じればいいのだろうか?
 
 



・・・・・

2011年04月18日 | テレビ番組
ドラマ、特にサスペンス系を観てると思いますね
 
テンプレートです
ひとつの型が決まってますね、あの系のドラマは・・・・
 
まさに“あるある”ですよね
 
最後はお決まりの岬
警察官でもない主人公にそれまでの犯行のすべてを
吐露する犯人
で、すべて聞かせたからには・・・と襲うんですが・・・
 
ものすごく見晴らしのいい、風通しの良さそうな岬の突端に、
何故か犯人に気付かれることも無く近づく警察官
 
「待て!」って言われて待ちますかね、普通
 
他にも普段とは違う点がありますよね
まぁ、ドラマってのは日常を切り取ってはいるけど、
そこには演出があるんですよね
似顔絵を描く時、特徴をことさら強調するあの手法と
一緒です
 
主人公たちが独自に聞き込みを開始
目撃者や同僚に話を聞きに行くと、
 
「特に変わったところはなかったなぁ・・・・」
 
まずは軽く否定
主人公達が落胆して顔を見合わせていると
 
「・・・・そういえば・・・・」
 
唐突に核心を突く重大な記憶が甦る
で、質問してきた人の目を見ずに、
何故か歩きながら、こっちへ歩いてくる!
それを聞く主人公たち
 
食事シーンでテーブルを囲むことなく
カメラ映りを考慮しての配置で佇むが如く、
この証言シーンでも、主人公たちと証言者のスリーショットが
おさまるように、喋るときに、微妙に立ち位置を変える
 
これが演出だ
 
普段、人にモノを尋ねられて
 
「そうですねぇ・・・・」
 
なんていいながら、斜め上を覗き込み、
歩きながら説明する御仁なんていないでしょ
それも、顔も見ずに返答するなんて・・・・
 
でも、それがドラマです
それが演出です
 
もし、仮に、まったく普段通りの
日常の一コマを忠実に切り取ったとしたら・・・・
 
違和感・・・・あるでしょうね
 
 
 



ここでやめてもいいですか?

2011年04月16日 | 日記・エッセイ・コラム
散髪に出掛けた
 
薄毛のお陰もあって、短髪にしている
短いと手入れも頻繁にやった方が
清潔感があって、薄毛ならではの
気遣いといったところだ
 
こまめに散髪に出掛ければいいのだろうけど、
そこはそこ
本来は三週間に一度は行きたいところだが、
いまは一ヶ月に一度行くようにしている
 
今回はそれよりは少し間隔があいた
 
日陰に入れば寒いくらいだと思っていた天候は
まさに寒風吹きすさぶ寒さで、
向かい風の中、悲鳴をあげながら散髪屋へ
 
ポケットには読みかけの小説を忍ばせていた
ちょうど1台の車が駐車場に停まっていたんで、
これはゆっくり本が読めると思ったが、
店内に入ると洗髪の最終段階で、
急いで栞に手を掛ける
 
そして僕の番に
 
「どうしますか?」
 
の問いかけに
 
「ばっさりお願いします!」
 
バリカンで刈上げ!
 
順調に刈上げられていく最中、電話が鳴った
この散髪屋、正面の鏡の横にテレビモニターが置いてある
勿論、流れているのはテレビ番組
大体の場合、鏡を見ずに視線はモニターの
方向を見ている
テレビを見たいという理由のほかに、
カットしている従兄弟と目が合うのが
なんとも気まずいときもあるから、
極力鏡は見ないようにしている
 
が、鳴った電話を取り次ぐために、
従兄弟が店内から家の中へ・・・・
 
ふと、見た
 
鏡を 
 
散髪に出かけようと思った朝、鏡に映った髪型を見て、
今の感じがちょうどいいなぁ~なんて思った事は
ないだろうか?
 
それと同じだ
 
両側を刈上げられた髪型を正面に映して思った
 
「いまがちょうどええ!」
 
 



ルールで確認しました

2011年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム
金本の記録が止まった
 
昨年、4月18日に連続フルイニング試合出場の
世界記録がストップしたのは、いまだ鮮明に覚えているが、
今日は、連続試合出場記録にも
とうとう終わりを迎える事となった
 
親父と二人、テレビ観戦をしていた
 
「金本出てへんなぁ~」
 
林がホームランを打った場面を見ながら、
 
「もう金本いらんのちゃう?」
 
と、最近の阪神ファンと同じような辛辣な思いを
声に出した
一部のファンだと思いたいが、
アニキとして、あの暗黒面に落ちていた阪神を
常勝チームに変えてくれた一人が金本だった
しかし、昨年の肩の怪我から一変したファン心理
もはや金本は不要だ!っていう意見が
ちらほら聞かれるようになってきた
 
個人的には、いつかは引退するのだから
スムーズに若手へと切り替わるためにも、
記録にだけ拘るのは、少し違和感がある
ただ、無理に終わらせる必要もないと考える
 
金本の件にして言えば、
代打での出場に、“連続”出場を託すのが
いかがなものか?との異論はあるけれど、
それも、特に強引な方法でなければ
いいと思っていた
 
しかし、終わってみれば思う
記録とは、こういう感じにあっけなく終わるものだと
 
僕の青春時代、光GENJIと言うアイドルグループがいた
凄い人気だった
レコード大賞も受賞したと思う
当時、僕はこの人気はいつまで続くのか?と
思っていた
人気が無くなるなんて、想像も出来なかった
 
それがどうだ
 
いつのまにか人に忘れられ、いまでは
諸星がかつての人気をバックにテレビに出るまでに
なってしまった
 
代打でつなぐ連続試合出場に意味があるのか?
かと言って、金本の代わりができる若手が育っているのか?
どういう形で終わらせるのか・・・・・
 
金本の記録は、現場の起用法だけでなく、
ファンの心理も巻き込んだ複雑なものだった
だからこそ
 
“盗塁失敗”
 
による、予想だにしなかった終焉も、
また特別な感慨があるし、これでよかったとも思い、
記録が終わるとは、こんな感じなんだと思った
 
ひとつ運命的だと無理やり理由をつけるとすれば
間接的(?)とはいえ、金本の記録に終止符を打ったのは、
高校の後輩の俊介だったということだ
 
 



白いキャップ

2011年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム
前から思っていた事ではあった
 
ペットボトルのキャップを統一するらしい
震災で生産体制に不備が出て増産できないために、
それぞれ違ったキャップを作らず、
統一してロスを無くすということか
 
そもそもキャップは、蓋だ
そこに商品名を載せる必要があるのか?と
前々から思っていた
ことさら発表する場が持てなかったので、
初めて明らかにする胸のうちではあるが
本当だ 
 
震災後、節電がひとつのキーワードとなっている
この夏には、大企業にもそれ相応の負担が
迫ってくるだろう
生産工場も輪番で休むとか、
某知事さんは、自販機は無駄だ!と
声を上げた
 
そこで提案だ
 
ペットボトルを無くして、
ミネラルウォーターやお茶、ジュースは
“計り売り”にすればどうだろうか?
コンビニなんかに、まるでガソリンスタンドの
給油機のような機械を並べる
セルフのGSは最早認知された存在だから、
この“ジュース給水機”も、もちろんセルフ
 
そこへ、以前買った空のペットボトルを持っていく
なんなら、水筒でもいい
計り売りなんだから、買った分だけ払えばいい
 
これなら、まずゴミは出ない
リサイクルの観点でも素晴らしいではないか
 
そうだ、弁当も自分で詰めるタイプにしてはどうだ?
ご飯だけをよそってもらい、おかずは自分で
チョイスする
お会計はおかずの種類じゃなくて、重量で
 
おぉ、どんどんわいてくるぞ
タバコもバラ売りする
この場合は、一本だけ!ってのは少し面倒くさいので、
最低10本は購入しなければならないが、
その10本の銘柄は、10種類でもいいと言うわけ
 
「ちょっと1本」
 
ショートピースを吸っていた時、たまにそういっては
交換して吸ったものだった
 
話を戻そう
 
これから先、節電も含め、
色々な対策が進められると思うが、
今までの無駄も同時に解決出来たら素晴らしいと
思う