常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

菜の花幻想

2024年01月26日 | 日記
昨日、満月。1月の満月はウルフムーンと呼ばれる。雪の降るこちらでは、雲の間から垣間見ることさえできなかった。この季節、月に連想されるのは菜の花だ。もう20年以上も前だが、3月娘たちと房総の旅をしたことがある。冷たい春風に吹かれて、菜の花が咲いていた。いまaiで「房総の菜の花、写実的に」とプロンプトを入れると、たちどころのに海に面した房総の菜の花の絵が生成される。20年前に見た風景とはあまりに異なっているが、満月の翌日に幻想の菜の花をビジョン化してくれる。

蕪村の句は、うつつなきと詠んで、もはや現実を写し取ったものではない。指につままれている蝶々の翅は、現実をこえた感覚の世界で触れるでもなく、つままれている。雪景色の向こうに夢想する菜の花は、記憶の世界に住みついている幻である。aiをこんな風に使ってみれば、300㌔以上も離れた菜の花を、画像にしてみることができる。aiの空想と記憶の世界が混然となって、新しい空想世界が広がる。

生成aiの活用は、日常生活の場面でも可能と、指摘するのは松尾研究室の今井翔太氏だ。「生成aiは、膨大な知識を持っており、食や栄養学、健康など日常的に必要な情報も例外ではない」とし、「健康や栄養のバランスのとれた食の提案、生活習慣の見直し、トレーニングメニューの策定なども可能」と指摘している。従来、専属のエキスパート有料でいらいしていたアドバイスを、同じレベルで誰でもば使える時代になった。
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