日帰り温泉の通路に鉢植えの啓翁桜が咲いた。切り枝を室内の鉢に挿しておくと大寒の季節にも桜をみることができる。顔を近づけると、ほのかに春の香りが漂う。アロマがこのところ生活に入り始めている。ハーブカントリ-という専門店もみつけ、香油を買った。娘の勧めもあって、ローソクのランプにお湯を乗せ、そこへ香油を2滴ほどたらして香りと楽しむのだが、最近、エアーフレッシュナーという芳香浴の方法を知った。エタノールに精油を15滴ほどたらし、水で薄めてスプレー瓶にいれて噴霧する方法だ。ランプ方式ではローソクの日で温める、ランプの光でも癒されから十分に楽しめるが、噴霧式は気づいたとき何時でも香りが楽しめる。因みに使用する精油はローズマリー、レモン、ラベンダー、スイートオレンジなどだ。
ものの本によれば、朝用いるローズマリーとレモンの精油は、交感神経を刺激して体を活動的な状態にし、集中力を高めて記憶力を強化する作用があるという。一方、夜に用いるラベンダーとスイートオレンジの精油には鎮静作用があり、副交感神経を優位にし、不眠解消や不安軽減を促す。高齢者には、脳を刺激する香りを利用することが進められている。