雪がしんしんと降っているのを眺めながら朝食を終えると、朝の光が増し、雲が切れて青空が広がった。朝の光に誘われて朝散歩。さっきまで降っていた雪の晴れ間を狙って愛犬を散歩させている人に出会う。新雪のなかを走る犬も嬉しそうに走っていた。朝のテレビで大谷翔平のインタビューが放映されていた。話題は睡眠の質に及んでいた。一流アスリートも睡眠の質を高めるためにさまざまな器具を用い、枕を特注して努力していることを知った。自分のような高齢者こそ睡眠に着目しなければならない。なぜなら睡眠障害は老化の促進に直結し、認知症につながるからだ。
毎日の晩酌も睡眠にはよくない結果をもたらす。スマートウォッチの睡眠管理を見ても、晩酌しているとどうしても睡眠が浅くなる。そのために夜中に目を覚ますことが多くなる。アルコールの利尿作用もそれに拍車をかけている。晩酌を止めてから10日目だが、夜目覚めることが少なくなった。今朝の目覚めは5時半、6時間と少しの睡眠だがよく寝たという満足感がある。
精神医の樺沢先生は睡眠前にやるべきことをあげている。寝る前にはネガティブなことを考えないこと。その日あった楽しかったこと、満足したことを思い浮かべて幸福な気持ちで眠りに入ると、睡眠の質が深まる。そのために毎日、「ポジティブ3行日記」書くことを推奨している。自分には新年から再開した習慣に、ワンノートのデジタル日記がある。そこに、毎日のよかったことを3行にまとめて書くことにしている。
人間は人工の照明がない時代は、太陽が昇ると目覚め、陽が沈むと眠る習慣であった。鳥などと同じく、体内時計が覚醒と睡眠へ導いた。夜の時間にも活動できる照明は文明の賜物であるが、本能である体内時計の機能を失わせた。朝の光を浴びることは、人間の本能回復にもつながっていく。今日の自殺者の数は感染症や癌による死者を上回る。新型コロナウィルスの流行にばかり目を奪われないないで、人間本来の免疫力を高めること、睡眠の質を高めることがあらゆる病気に打ち勝つ基礎になることを再確認したい。
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