未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

九州の旅 1日目 柳川の川下り 福岡県柳川市 平成29年5月27日(土)

2017-06-03 11:32:24 | 観光名所
娘の引越しに合わせ、九州(福岡~熊本~大分)を旅してきました。一番の目的は、由布院温泉での骨休めです。井原を午前8時前に出発し、何とか目的地の大牟田市に午後2時ごろ到着。娘と別れたあと、向かったのがお隣の町、柳川市です。「かんぽの宿柳川」を予約していました。
柳川は水郷の町、掘割を巡る川下りが有名です。午後3時半ごろ、宿に着きチェックインしたあと、受付で、すぐに川下りの申し込みをしました。
当初予定していたのは、別の業者でしたが、宿の提携先業者(城門観光)が安いうえに専用の車が迎えに来てくれるというので、そちらにしたのです。



柳川藩立花氏御花の西洋館


両岸の新緑には癒されます。


水門(右側)幅が狭いので船頭さんの腕の見せ所です。


かんぽの宿の前はとても広いです。


本日の宿泊先、かんぽの宿が見えてきました。

受付で待っているとすぐに業者のマイクロバスが迎えにきてくれました。細い道を進むと4、5分ほどで業者の本社前、待ち合わせの場所に到着です。ちょうど目の前に柳川藩主立花邸御花の白い洋館が見えていました。少しの待ち時間でしたが、業者の若い男の人が美人の奥さんの話をいろいろ聞かせてくれたので逆に楽しい時間が過ごせました。

他のお客さんと合流し、バスで70分コースの乗船場所に向かいます。舟はドンコと呼ばれる和船です。船頭は長い竿を巧みに使って舟を操ります。
この船頭さんがなかなかの唄上手で、その自慢ののどを聞きながら舟はゆっくり掘割を進みます。乗客の中には、北海道や東京、千葉の方もいて驚きました。他の舟には、東南アジアからと思われる外国人が目立ち、ここも例外ではないようでした。
柳川は、一帯に堀が張り巡らされてその総延長は、実に470キロに及ぶそうです。川下りは、往復や周遊ではなく基本行ったきりなので、帰りの注意が必要です。我々はタクシー代わりにそのまま宿まで川を下って送ってもらうことができラッキーでした。
業者の人は大変です。舟を出発点まで同じように竿を使って戻さなくてはならないのです。

「堀」は貯水池として生活用水、農業用水として大切に利用されてきました。水はどちらかというとよどんでいて、決してきれいではありませんが、ほとんど波がないため、両岸に生える木々を映しこんで、とても印象深い景色になっています。
木々の若葉が川面に垂れ下がり、花菖蒲、アジサイ、サツキなども咲いていて彩を添えています。しかし、ヘビが首をもたげて泳いでいたのにはびっくりしました。

低い橋の下を通過するとき、声が反響するので、船頭さんはここぞとばかり自慢ののどを聞かせます。千葉から来たという隣のご夫人は、「いい船頭さんに出会えてよかった」と感激の様子でした。機会があれば、ほかの季節にまた訪ねたい柳川です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする