弥谷寺(いやだにじ) 山門の向こうに続く石段
フラワーパーク浦島から、次の予定地である高松市の公渕森林公園に向かう途中、腹ごしらえをしようと、讃岐うどんのお店に寄ることにしました。行ったのは、来る途中で見た、「セルフうどん」と大きく書かれた倉庫のような飾らないお店です。四国に来たなら誰しもが、おいしくて安い、讃岐うどんを食べてみたい、と思うのが常でしょう。期待しながら、入り口が空け離れたお店に入ると異様な匂いが?それはどうも納豆のようでした。メニューを見ると、なるほど納豆を使ったものがいくつかありました。岡山では見ることのない変わったメニューです。私は、ざるうどんを注文しました。確かに安いのですが、味はいたって普通。高速道路の料金が6月から上がり、今度はいつ来れるかわからない四国ですが、これが当分食べることのできない本場の讃岐うどんかと思うと少々残念な気がしました。実は今までおいしい思う讃岐うどんに出会ったことがないのです。それに比べて、岡山にもあるチェーン店の「丸亀××」や、××茶屋はなんとおいしいことか。(すみません、少々辛口になりました)
食後、高速に乗るためICに向かっているとき、道の駅の看板が目に留まりました。「道の駅・ふれあいパークみの」と書いてあります。なにかめずらしい産地のものがあるかも、と期待して寄ってみることにしました。山を少し登ったところにその道の駅はありました。温泉施設や大型の遊具もあって、天気も良く、大勢の利用客で賑わっていました。玉ねぎが安かったので買って出ようとしたとき、山側に四国八十八か所・第71番札所・弥谷寺(いやだにじ)というお寺があるのではありませんか!これも何かの縁とお参りして行くことにしました。とにかく急な参道で、いきなり本堂まで階段約530余と表示がありました。最後の石段(鉄製?)は特に急で、まさに振り返るのも恐ろしい感じです。途中、老若男女のお遍路さんが、額に汗をかいて登ります。88か所というけれど、ここの一寺だけでもこのように大変なのにすべてを走破するのは、いかにしんどいものかと痛感しました。大師堂に参拝したあと本堂までは、これまたきつい登り道でしたが、本堂前からの眺望は、素晴らしいものでした。なるほど、ここで汗をかいて先ほどの温泉施設に入れば、随分気持ちのよいことでしょう。
いいところに施設を構えているものだと感心しました。
公渕森林公園の公渕池
最寄りのICから高速道路に乗って高松中央ICまで一気に車を走らせます。市中、このような町の中にはたして森林公園があるのだろうかと、不思議に思いましたが、しばらくすると大きな堰が見えてきました。一番に近い駐車場に車を停めると、目の前はとても大きな池がありました。まるで湖のようです。この池は、公渕池(きんぶちいけ)といいます。池を見ていると、なんだか北海道にでも来たような錯覚を覚えます。風で水面がたなびき、とても清々しい感じがします。ボタン園・シャクナゲ園と書かれた方角に池の遊歩道を歩きます。途中、後ろから車がたびたび来るのには閉口しましたが、少しすると道の両側は、木々に囲まれ、ちらちらと水面が見える様子はとても気持ちがいいものです。15分ほど歩いてやっと目的地に到着しました。(つづく)
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