未熟なカメラマン さてものひとりごと

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真夏の鯉が窪湿原

2010-09-03 23:19:57 | 自然

池の周辺に湿原が広がっています。

途中で、鯉が窪湿原の案内版を見つけ、ナビを無視して進むとやはり細い道。でもなんとか無事に到着することができました。道路沿いの駐車場に5台くらいの車が停まっていました。こちらに来るのはたしかこれで3回目、しかしこのような暑い夏に来た記憶はありません。
 受付で自然保護協力金200円を払うと、係りの方に立体の全体地図で見所など簡単に説明をしていただきました。池の周辺の湿原をひととおり見て歩くと所要時間は約1時間だそうです。確認のため「マムシはいませんよね!」と聞くと「ヘビはいると思いますが、マムシは夜でないと出てきません!」との返事。少し安心してまず、管理棟前の、湿地を進みました。
 鯉が窪湿原は西の尾瀬沼とも言われており、池の周辺に湿原が広がっています。



サギソウ

飛び石を歩くと、いきなり、「サワギキョウ」「オグラセンノウ」「ビッチュウフウロ」「サギソウ」が目に飛び込んできました。こちらへ来た最大の目的が「サギソウ」の撮影でしたので、それはなんなくクリアしたことになります。そういえば、吹屋の町並みでも、通りの鉢に植えられた「サギソウ」を目にすることができました。サギソウは山野草としてお店などで販売されており、乾燥させないように管理すれば栽培も簡単なようですが、自然に咲いているものは大変貴重で絶滅危惧種にも指定されているようです。結局、湿原の中を歩けるのはこの部分だけで。あとはロープなどでしっかりガードされています。人の足で踏まれた植物は、回復までにかなりの日数を要するのだそうです。


サワギキョウにとまるハチ

 鯉が窪池の土手では、鯉のえさを50円で販売しており、腹をすかしているだろうと一つ買って池の傍によると一気に鯉が集まってきます。食べっぷりもすごいですね。人影があるとどこまでも付いていきます。池の周りはすべて遊歩道になっていて、その距離実に2.4キロ。最初は池に面した山裾、木立の中を進みます。太陽はさえぎられ心地よい気分です。おとっと、目の前でヘビに遭遇、さっと逃げていきました。マムシではないものの、注意が必要です。木立の中では、鮮明な色をしたキノコが目に付きます。よくわかりませんが、毒キノコでしょう!そして少し開けた湿地帯では、花にたくさんの昆虫が群れていました。
 湿原の中では、ビッチュウフウロの群生、黒アゲハもアザミの花に停まっていましたが、湿原の中の花や昆虫を撮影しようと思うと、レンズも最低、300ミリから500ミリは必要ですね。ということで200ミリしか持たない私の撮影は、遊歩道近くのものが中心となります。園内には、数組のカップルやファミリーがいました。池の対岸など、遠くから声が聞こえてきます。池にはジュンザイがたくさん葉を広げていました。こういう場所にいるとなんだかほっとしますね。癒されます。
 時刻は、13時半ごろ、そろそろ帰ることにしました。今日のコース、吹屋~鯉が窪、は、古い町並みと湿原の山野草に出会う旅、ということでなかなかのおすすめコースだと思いますよ。家に着くのは、3時頃、国道182号線を通って帰るのもいいけど、遠回りになるので、来た道をゆっくり帰ることにしました。

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