未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

涼を求めて上帝釈を歩く! 日本一の天然橋・雄橋(おんばし)と山野草 広島県庄原市東城町帝釈未渡

2020-09-08 20:41:19 | 自然
訪問日:令和2年(2020)8月23日(日)

猛暑日がつづく8月下旬、涼を求め帝釈峡の渓流沿いの遊歩道を歩いてみたいと思いました。帝釈峡は、中国山地に位置する広島県北東部の庄原市東城町及び神石郡神石高原町にまたがる、全長18キロメートルの峡谷です。国の名勝に指定されており、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地となっています。今回歩くのは、見所の多い上帝釈峡エリアです。
井原市の自宅からの距離は68km、時間にしてちょうど1時間半です。福山市に入り国道182号線を北上しますが、延々と続く坂道。ゆっくり走ると後ろに長い行列ができるので神経を使います。そして上帝釈峡、車を停めたのは、弥生食堂前の第2駐車場です。



弥生食堂 第2駐車場の前にある


散策スタート


早速出迎えてくれたのは、キツネノカミソリ 道沿いの斜面に生えていました


これは、ダイコンソウですね


しっかり身を固めたハイカー、全行程を走破するのでしょうか


渓流のところどころに巨岩

(鬼の唐門)

古い時代の鍾乳洞が崩落し入口だけが天然橋として残っています。高さおよそ8メートルの門はくぐり抜けることが出来ます。さらに門の上には4mの穴「鬼の窓」があります。

(鬼の供養塔)

10mにも及ぶ石柱は、帝釈天に命じられて雄橋・雌橋を造った 陰陽二鬼神の供養塔と言われています。


美しい清流


樹齢数百年?の巨木


何と下の方から新しい若木が成長していました


ここから、とりあえず、天然記念物の雄橋(おんばし)を目指すことにしました。ハイカーの方でしょうか、しっかり山歩きの服装で身を固めた人も多く見かけます。それにしても渓流の何と美しいことでしょう。大きな巨岩も目に付きます。渓流沿いの木陰の道、県南の井原と違って気温は低く感じられました。歩き始めてすぐに見えてきたのが、白雲洞でした。こちらはまだ訪ねたことはありませんでしたが、「入洞はお帰りの方が涼しくてお勧め」との趣旨の看板の文字が目に入ったので。なるほどと、そうすることにしました。

遊歩道周辺には、たくさんの山野草を見ることができます。熱心に撮影している人も何人か目にしました。愛好家にとっては宝の山でも、興味ない人にはただの雑草にしか見えないでしょう。私は詳しくないので花の名前はよくわかりません。でもシュウカイドウや露草もここで見ると、どこか立派で違って見えるから不思議です。球状の花の上にちょこんと止まっている小さなチョウをみつけました。おそらくセセリチョウだと思いますが、体の割に大きな目がとてもかわいく思えました。


(雄橋 おんばし)
全長90m、幅18m、高さ40mの日本を代表する巨大な天然橋。名勝帝釈峡の谷にかかる石灰岩の橋で、その雄大さから「神橋(こうのはし)」とも呼ばれています。

コロナ禍の当日、ここでマスクをしている人いない人は半々のようでした。そして、しばらくして雄橋(おんばし)に到着です。日本一の天然橋、いつみても巨大な姿に圧倒されそうです。ここはまさに撮影スポット。前方から、後方から、そして川に降りてなど何枚も撮影しました。橋の下の湿った暗い場所に小さな石が積み上げられていました。まるで賽の河原のようです。


雄橋に到着。何度見ても圧倒されます。初めて見た人はその巨大さに絶句するとか。


橋のたもとに小石が積み上げられていました


真下からみるとこんな感じ


反対側から


川で遊んでいる人を見ると橋の大きさがわかります


ミズヒキ


ゲンノショウコ


アカツメグサに停まるヒメキマダラセセリ


ヒメジョオン


フシグロセンノウ


ヤブラン



今回はもう少し先まで歩いてみることにしました。帝釈一の急流、断魚渓を目指します。
それでも距離にして500mほど。あっというまです。魚が遡上するのを拒むほど急流ということでしょうか。こうして引き返し、白雲洞を訪ねました。


(断魚渓)

帝釈峡で最も急流を成すところです。これ以上魚が遡上できない、という意味で断魚渓と呼ばれています。太古の時代に海底火山の噴火で堆積した地層で、サンゴやウミユリなどの化石が多数発見される、帝釈台地で最も古い地層です


ピンクの花に停まるモンシロチョウ


お馴染みのツユクサ


ヤマゼリ


美しい渓流


垂れさがる自然の緑のカーテン、地衣類で空気中の水蒸気を吸って単独で育つそうです


名前がわかりません。どなたか教えてください?


大きな木ですが足がタコのように伸びています


こんな軽装でも大丈夫、平坦な遊歩道ですから


美しい清流、癒されます


安全を願う石の観音様、手に持っているのはハスでしょうか

(白雲堂)

マスクをして洞内へ。立派な鍾乳洞です。うまく撮れたかどうかはわかりませんが、こういう場所の撮影、アップで撮影するとなにがなんだかわからない構図になります。なかなか難しいですね。見学して外に出ると、カメラのレンズがあっという間に曇ります。


入り口を入ったところです。今はやりのLED照明でしょうか


瑞穂の滝


天狗岩


石筍 1センチ育つのに200年かかるそうです


蛇イチゴ?


シュウカイドウ

本日の行程、約2時間ほどでしたが随分リラックスできた気がします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西日本有数のひまわり畑・世... | トップ | 井伏鱒二の小説「黒い雨」の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自然」カテゴリの最新記事