室生口大野駅の静かな佇まい。電車が着くとそのときだけ賑やかになります。
5月8日、高速バスを利用してシャクナゲで有名な奈良の室生寺とボタンで有名な長谷寺に行ってきました。近鉄大阪上本町から大阪線で最寄りの「室生口大野駅」まで行きます。ここから、室生寺まで奈良交通バスで15分程ですが、このバスの本数がととても少ないのです。ほぼ1時間に1本ですね。帰りの時間もしっかり見ておかなければ大変なことになります。最悪の場合、タクシーを利用すればいいのですが、いかに安く行って帰るかをポリシーとしている私としては、そう安易に考えたくないのです。ということで当日のスケジュールはこのバスの時間が最優先となりました。
室生口大野駅は、位置的に高いところにあって、駅前のバス発着所は一段下がったところにありました。駅から降りた乗降客がそのバスを一斉に目指すものですから、乗れなくては大変と皆さん小走りに進みます。案の定、バスはすぐいっぱいになりました。すると乗務員の方がもう一台だしますからと声を掛けると、座れなかった人がどっとそちらに流れます。室生口までの道のりは、まさに渓谷の中を進んでいるようでした。山々の緑がとても新鮮に感じられます。途中、民家はほとんどありませんでした。
やがて前方にお店やら民家やらと少しにぎやかなところが見えてきました。ここが終点のようです。バスからはここで降ろされ、室生寺は歩いてもう少し先のところにあるようです。なにせ、帰りのバスの時刻まで1時間ほどしかありませんので、すべてがせわしなく感じられます。(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます