せっかくの休日、被写体を求めて出かけようと思いましたが、例によってなかなか行き先が決まりません。天気予報では、曇時々晴れになっていましたが、いまひとつはっきりしない天気です。
思案のあげく、瀬戸内市の牛窓町を久しぶりに訪ねることにしました。
山陽自動車道早島ICを下りて、国道2号線を岡山方面に進み、途中から岡山ブルーラインに入って、自宅から約1時間半で、最初の目的地牛窓オリーブ園に到着しました。
一般駐車場に車を停め、急な階段を登って展望台を目指します。登るにつれて眼下に瀬戸内海の美しい景色が広がってきます。息を切らしながら、展望台のある日本オリーブ㈱直営のオリーブショップに到着。1階はショップ、2階がカフェになっています。
とりあえず、5階の展望台に上がってみることにしました。晴れていたらどんなによかったことでしょう。正面に、前島、そのすぐ向こうに小豆島が見えます。
周辺は、オリーブの成木が2000本植栽されている独特の景観です。
牛窓オリーブ園
収穫はもう少し先のようです。
日本オリーブ 直営ショップ 乳液は我が家も愛用しています。
ショップからの眺望もなかなかです。
幸福の鐘付近から見る海
最上階5階からの眺望
左の島が前島、その横の小さな島が黒島、その横の島が中ノ小島、端の小島
右に見えるのが牛窓ヨットハーバー
牛窓といえば、日本のエーゲ海といわれていますが、その最初のいきさつをご存知でしょうか。その昔、牛窓オリーブ園を訪れたギリシャ大使館の関係者が、高台から見た海の景色が、故郷のエーゲ海に似ている、と言ったことが最初のきっかけになったようです。
ところで2010年の調査では、オリーブといえば、小豆島のある香川県と、牛窓の岡山県だけでしたが、現在では随分様相が変わってきているようです。
出荷量こそ、香川県がダントツの1位で9割以上独占していますが、栽培面積では以下の通りとなっています。(2015年調査)
(オリーブ栽培面積)
1位 香川県 小豆島
2位 熊本県 天草市
3位 広島県 江田島市
4位 大分県
5位 静岡県
など、11県に拡大し、栽培地のシェアでは、香川県は55%に下がっているのです。
それでは、岡山県はどうだろうと思いましたが、データは見つかりませんでした。
(牛窓ヨットハーバー)
西日本最大級とか
クラブハウス 船の形を模しています。
次に向かったのが、先ほどの展望台からも見えた、牛窓ヨットハーバーです。丘と海にずらりと並んだ白いヨット、とても日本とは思えない景観です。その収容能力は460隻で、西日本最大級とか。船体の形をしたクラブハウスがあり、こちらでは会議室やシャワー室、レストランもありました。
ホテルリマーニ
次に向かったのが、ホテルリマーニです。ランチをしようと思いました。ちょうどこの頃、雲の切れ間から強烈な陽の光が差して来ました。白い洋風の外観はさらに白く照らされて異国情緒たっぷりです。
船が行き交う瀬戸内の海を眺めながら頂くランチは、最高でした。最後にコーヒーとスイーツをいただいて、ゆったりした時間を過ごすことができました。女性のスタッフの方に、黒島ヴィーナスロードのことを尋ねてみました。干潮のとき、3つの島(黒島、中ノ小島、端の小島)に砂の道が現れ、歩いて渡れるようなのです。この方はブライダル担当で、結婚式の前撮りで行かれる方も多いと話されていました。砂浜を歩ける日と時間は、決まっており、このホテルから専用の船が出ているようです。
瀬戸内市立美術館に寄ってみました。
美しい外観です。
絵になります。
ロビーから
ランチは最高でした。コーヒーは南部鉄器の鉄瓶で注いでくれました。
本蓮寺
ランチのあと向かったのが、本蓮寺です。山門を潜ると右手に歴史を感じさせる石段がありました。
その先、中門(国重文)を潜ると、その向こうに、本堂(国重文)や三重塔が姿を現します。境内は、小規模ながらまるで奈良の寺院にでもいるような錯覚を覚えさせます。眼下に海が見え、日本で最も海に近い三重塔だとか。この本蓮寺、江戸時代、朝鮮通信使が4度にわたって宿舎として利用した、朝鮮通信使の遺跡となっています。
山門です。
お堂の屋根が素晴らしい。何焼きでしょうか?
国の重要文化財指定の本堂
三重塔
眼下に瀬戸内海の穏やかな海が広がる
朝鮮通信使も宿泊
しおまち唐琴通り
このあと、牛窓の町並み(しおまち唐琴どおり)を散策しました。特に白壁の土蔵や、歴史の有る建物が連なっているわけではありませんが、人が住むぬくもりが感じられます。
少し歩くと、ここからの振り返った景色が一番と書かれた、小さな案内板があり振り返ると、なるほど、右手上の方に本連寺の塔が見え、なかなか絵になるカットだと思いました。
街中で幟を立てている中年の男性に声をかけられました。
「どちらからお出でになりましたか?」と訊かれたので、井原からです!と答えると、以前、私の勤務する会社に仕事で行っていたとのことで、びっくりしました。。
江戸時代から昭和の町並み
どこか人のぬくもりが感じられる
ベストポジションです。
路地にあった井戸。現役です。
牛窓海遊文化館
牛窓神社
最後に向かったのが、牛窓神社です。牛窓海水浴場横の363段あるという正面参道(石段)を登るのが正式だとは思うのですが、駐車場もあるようなので、車で向かいました。
本殿前の空き地に車を停めると、テントで仕切られたお休み処には、冷水の接待がありました。蚊が多いようで蚊取り線香も炊かれていました。まずは手を清めようと、手水舎に向かうと、下の砂利には何と赤いカニが数匹いました。
面白いのが、横に大きく書かれた注意書き。
「手水舎では、顔・頭・体・足 洗わないでね」これには思わず笑ってしまいました。本当にこんな、ばちあたりがいるのでしょうか。
でも、参道の上り口横が海水浴場なので、海水浴を楽しんだ後、ひょっとしたら上まであがってきて、きれいな水を見て、つい洗いたくなった、というのも、少しだけわかるような気もしました。
(牛窓 おわり)
立派な拝殿
手水舎
カニがいました。
注意書きがおもしろい
立派な本殿です。
思案のあげく、瀬戸内市の牛窓町を久しぶりに訪ねることにしました。
山陽自動車道早島ICを下りて、国道2号線を岡山方面に進み、途中から岡山ブルーラインに入って、自宅から約1時間半で、最初の目的地牛窓オリーブ園に到着しました。
一般駐車場に車を停め、急な階段を登って展望台を目指します。登るにつれて眼下に瀬戸内海の美しい景色が広がってきます。息を切らしながら、展望台のある日本オリーブ㈱直営のオリーブショップに到着。1階はショップ、2階がカフェになっています。
とりあえず、5階の展望台に上がってみることにしました。晴れていたらどんなによかったことでしょう。正面に、前島、そのすぐ向こうに小豆島が見えます。
周辺は、オリーブの成木が2000本植栽されている独特の景観です。
牛窓オリーブ園
収穫はもう少し先のようです。
日本オリーブ 直営ショップ 乳液は我が家も愛用しています。
ショップからの眺望もなかなかです。
幸福の鐘付近から見る海
最上階5階からの眺望
左の島が前島、その横の小さな島が黒島、その横の島が中ノ小島、端の小島
右に見えるのが牛窓ヨットハーバー
牛窓といえば、日本のエーゲ海といわれていますが、その最初のいきさつをご存知でしょうか。その昔、牛窓オリーブ園を訪れたギリシャ大使館の関係者が、高台から見た海の景色が、故郷のエーゲ海に似ている、と言ったことが最初のきっかけになったようです。
ところで2010年の調査では、オリーブといえば、小豆島のある香川県と、牛窓の岡山県だけでしたが、現在では随分様相が変わってきているようです。
出荷量こそ、香川県がダントツの1位で9割以上独占していますが、栽培面積では以下の通りとなっています。(2015年調査)
(オリーブ栽培面積)
1位 香川県 小豆島
2位 熊本県 天草市
3位 広島県 江田島市
4位 大分県
5位 静岡県
など、11県に拡大し、栽培地のシェアでは、香川県は55%に下がっているのです。
それでは、岡山県はどうだろうと思いましたが、データは見つかりませんでした。
(牛窓ヨットハーバー)
西日本最大級とか
クラブハウス 船の形を模しています。
次に向かったのが、先ほどの展望台からも見えた、牛窓ヨットハーバーです。丘と海にずらりと並んだ白いヨット、とても日本とは思えない景観です。その収容能力は460隻で、西日本最大級とか。船体の形をしたクラブハウスがあり、こちらでは会議室やシャワー室、レストランもありました。
ホテルリマーニ
次に向かったのが、ホテルリマーニです。ランチをしようと思いました。ちょうどこの頃、雲の切れ間から強烈な陽の光が差して来ました。白い洋風の外観はさらに白く照らされて異国情緒たっぷりです。
船が行き交う瀬戸内の海を眺めながら頂くランチは、最高でした。最後にコーヒーとスイーツをいただいて、ゆったりした時間を過ごすことができました。女性のスタッフの方に、黒島ヴィーナスロードのことを尋ねてみました。干潮のとき、3つの島(黒島、中ノ小島、端の小島)に砂の道が現れ、歩いて渡れるようなのです。この方はブライダル担当で、結婚式の前撮りで行かれる方も多いと話されていました。砂浜を歩ける日と時間は、決まっており、このホテルから専用の船が出ているようです。
瀬戸内市立美術館に寄ってみました。
美しい外観です。
絵になります。
ロビーから
ランチは最高でした。コーヒーは南部鉄器の鉄瓶で注いでくれました。
本蓮寺
ランチのあと向かったのが、本蓮寺です。山門を潜ると右手に歴史を感じさせる石段がありました。
その先、中門(国重文)を潜ると、その向こうに、本堂(国重文)や三重塔が姿を現します。境内は、小規模ながらまるで奈良の寺院にでもいるような錯覚を覚えさせます。眼下に海が見え、日本で最も海に近い三重塔だとか。この本蓮寺、江戸時代、朝鮮通信使が4度にわたって宿舎として利用した、朝鮮通信使の遺跡となっています。
山門です。
お堂の屋根が素晴らしい。何焼きでしょうか?
国の重要文化財指定の本堂
三重塔
眼下に瀬戸内海の穏やかな海が広がる
朝鮮通信使も宿泊
しおまち唐琴通り
このあと、牛窓の町並み(しおまち唐琴どおり)を散策しました。特に白壁の土蔵や、歴史の有る建物が連なっているわけではありませんが、人が住むぬくもりが感じられます。
少し歩くと、ここからの振り返った景色が一番と書かれた、小さな案内板があり振り返ると、なるほど、右手上の方に本連寺の塔が見え、なかなか絵になるカットだと思いました。
街中で幟を立てている中年の男性に声をかけられました。
「どちらからお出でになりましたか?」と訊かれたので、井原からです!と答えると、以前、私の勤務する会社に仕事で行っていたとのことで、びっくりしました。。
江戸時代から昭和の町並み
どこか人のぬくもりが感じられる
ベストポジションです。
路地にあった井戸。現役です。
牛窓海遊文化館
牛窓神社
最後に向かったのが、牛窓神社です。牛窓海水浴場横の363段あるという正面参道(石段)を登るのが正式だとは思うのですが、駐車場もあるようなので、車で向かいました。
本殿前の空き地に車を停めると、テントで仕切られたお休み処には、冷水の接待がありました。蚊が多いようで蚊取り線香も炊かれていました。まずは手を清めようと、手水舎に向かうと、下の砂利には何と赤いカニが数匹いました。
面白いのが、横に大きく書かれた注意書き。
「手水舎では、顔・頭・体・足 洗わないでね」これには思わず笑ってしまいました。本当にこんな、ばちあたりがいるのでしょうか。
でも、参道の上り口横が海水浴場なので、海水浴を楽しんだ後、ひょっとしたら上まであがってきて、きれいな水を見て、つい洗いたくなった、というのも、少しだけわかるような気もしました。
(牛窓 おわり)
立派な拝殿
手水舎
カニがいました。
注意書きがおもしろい
立派な本殿です。
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