未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

H25 香川県 梅の名所を訪ねて その2

2013-03-12 22:06:23 | 観光名所

丘陵地に広がる梅園がとても清々しい気分にさせてくれます。

(前回の続き)
次に向かったのが、香川園芸総合センターです。途中に道の駅があったので寄り道をしました。近代的などこかオフィスビルのような外観で、入浴施設が併設されているようでした。あとで調べてみると、お風呂がメインの道の駅だとわかりました。道の駅にもいろんな種類があるのですね。
ここから香川県総合園芸センターはすぐそこ、距離にして2キロ、5分ほどの距離でした。このセンターへ続く道路はとてもきれいでした。
センターに着き、正門を入ると、左側に見学者駐車場があります。なんと40台ほどの駐車場は、すでに満車の状態でした。それほど期待していなかったので入園者の多さに少々びっくりしました。知る人ぞ知るということでしょうか。5分ほど空くのを待って何とか停めることができました。

 管理棟の前には立派な枝垂れがありました。梅だと思いますが、見事な枝ぶりで咲いたら相当なものだと思います。正門から、まっすぐ正面をみると、丘陵地に梅林が見えます。1本1本見事に管理された梅は、さすがだと思いました。ここには100種類の梅があるそうです。本数は全体で170本ほど。残念ながら見ごろはもう少し先のようです。あとで知ったことですが、開花状況は、ホームページで確認できました。前日の3月2日(土)はさすがに専門の機関らしく、次のようになっていました。4分咲き以上:25%、1から3分咲き:25%、開花はじめ:10%、未開花40%とありました。ということで6割が何らかの花を咲かせているということになりますが、見た感じ、ずばり5分咲きぐらいでしょうか。見頃はもう一週間ほど先のようでした。

斜面を上がると、園芸センターが一望できます。温室がたくさんありました。あとで覗いてみましたが、まさに春爛漫。ラン、シクラメンなどの鉢花、色鮮やかなラナンキュラス、やマーガレットなどの切り花などがずらりと並んでいます。梅だけではなく、この温室でかならず季節の花を見ることができるので、有り難いですね。しかも無料ですからいうことはありません。期待以上の施設に感謝してセンターをあとにしました。

次の訪問予定地は、栗林公園ですが、その前に讃岐うどんの名店でお腹を満たすことにしました。今回は事前にネットで調べて準備万端です。全国の人気うどん店ランキングというサイトの香川県で検索。上位100店の中で高松市内を見ると、1番目が「うどん 一福」2番目が「本格手打 もり家」、3番目が「誠うどん」となっていましたが、今回は、距離的に近い「本格手打 もり家」にしました。なかなかおいしいと思える本場の讃岐うどんに出会った記憶がなく、今回は期待をしていました。マニアックなセルフうどんは必要なく、大型駐車場を完備し気軽に行けて、自分の舌でおいしいと思えるうどん屋さんにめぐり合いたいのです。

 人気店らしく、お店には長い行列ができていました。30分ほど待ってやっとテーブルにつくことができました。これだけ混んでいるのに、注文してから出てくるのが何と早いこと。私は、生じょうゆうどん(小)を注文しましたが、これがほんとにおいしい。やっと本物の讃岐うどんのお店に出会えたという感じでした。(小)でしたが、量は結構ありました。しかも値段も安い。いうことなしです。

 こうしてお腹を満たし、最後の目的地、栗林公園に向かいました。(つづく)



もり家の生じょうゆうどんは、絶品です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

H25 香川 梅の名所めぐり その1

2013-03-06 21:15:50 | 観光名所

滝宮天満宮拝殿 両側の2本の梅は、大宰府天満宮から送られたもの

3月3日(日)香川県の梅の名所を訪ねることにしました。ネットで調べると、いずれも高松市内で、栗林公園、滝宮天満宮、香川県園芸総合センターとありました。栗林公園は昨年も行きましたが、1本、1本丁寧に管理された梅の木の花は、とても美しいものでした。昨年より1週間早い今回の訪問、開花状況が気になるところです。

滝宮天満宮と香川県園芸総合センターは初めての訪問です。それぞれの所在地を確認し、まず、滝宮天満宮、次に香川県園芸総合センター、このあと讃岐うどんの名店で休憩を入れ、最後に栗林公園というコースにしました。自宅を9時半に出発し、最初の目的地、滝宮天満宮には1時間半後の11時頃到着しました。

滝宮天満宮の駐車場は、それほど広くありません。10数台がやっとというところでしょうか。駐車場から一段高い天満宮に目をやると、濃い目のピンクの梅が視界に入ります。参門を抜けると境内の両側に梅の木が植えられています。素人のカメラマンを何人か目にしました。こちらには、約250本の梅の木があるそうです。白梅の枝垂れも数本ありました。梅は全体で7分咲き程度でしょうか。見ごろは一週間ほど先のようです。拝殿の前にある二本の梅は大宰府天満宮より寄与された「飛び梅」だそうです。梅の開花状況は、天満宮のホームページでも見ることができます。

天満宮ですから学問の神様、菅原道真を祀っているわけですが、記録によると菅公42歳のときこの地に赴任した記録があるそうです。各地の天満宮でお馴染みの牛の像もありました。お隣の滝宮神社に向かう参道の両脇にも梅の木が植えられていました。こちらはさらに開花が遅いようでした。また、参道にあったマンホールには梅の花がデザインされていました。梅は綾川町の町木のようです。そして、途中で見つけたのが、讃岐うどん発祥の地の石碑です。

今から1200年以上も前に、空海の甥の智泉大徳が、遣唐使として唐に渡った空海から「うどんの祖」を伝授され、故郷である滝宮の両親をもてなしたのが、讃岐にうどんが伝わった最初、と云われているようです。道の駅滝宮には、「うどん会館」もあってこの云われが、町おこしに、ひとやくかっているようです。町内には、讃岐うどんの有名店(山越、松岡など)が多数あります。

拝殿でお祈りをしたあと、社務所で美しい若い巫女さんが、ストーブの前に座ってこけしのようなものに筆で色を付けていました。あれはなんだったのだろうととても気になりました。そして帰る前に、天満宮の横にあったお土産屋さんに寄ってみました。店先の縁台には毛氈が敷かれ、甘酒もいただけるようです。ぽつぽつと客がやってきますが、ここのご主人、入店したすべての客に梅茶をふるまっていました。このサービスがブローのように効いたのか、清水焼の小さな人形を買ってしまいました。それにしても梅の咲くこの時期は、お客も多いでしょうが、普段はどうなのだろう、といらぬ心配をしてしまいます。

滝宮神社をあとにして、次の目的地、香川県園芸総合センターに向かいました。途中の道路の中央分離帯に、梅の木が植えられ、梅の花のピンクの道はとてもきれいで感動しました。以前、小豆島に行ったとき、街路樹にオリーブが植えられていたのを、なぜか思い出しました。(つづく)



境内の紅梅 この日の開花状況は、7分咲きほど
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山市 撫川・庭瀬を歩く(最終話)

2013-03-04 22:04:51 | 古い町並み

川野屋醤油醸造場はどこか郷愁を感じさせる風情があります。

 庭瀬往来を歩いていると、民家の向こうにあの羽釜うどんの幟が見えました。お昼はいっぱいだった駐車場も、この時刻にはもう空いているだろうと、県道につながる路地を進むと、なんだか懐かしい感じの屋根が波打つ川野屋醤油醸造場と書かれた古い建物がありました。横目に見ながら県道に出ると、タヌキが羽釜に入り、頭に木の蓋を乗せたとても大きな愛らしいキャラクターが見えます。駐車場は、予想通り空いていました。羽釜うどんの幟が目立ったため、店名はよく見ていませんでしたが、改めて見ると「あなぶき家」とありました。
 このお店は、店名でもわかるように、あなぶき興産グループの穴吹エンタープライズ株式会社が昨年の5月に、岡山県で初めてオープンさせた、讃岐うどんのセルフ店です。名物は、カルシウムの入った特製の麺。店内の特性羽釜を使って茹で上げています。コシはあの丸亀製麺より少し柔らかめで弾力があります。お値段もセルフならではの低料金、味もなかなかのものでした。

 こうしてお腹を満たし、陣屋町の町並み散策再開です。再び庭瀬往来に戻って東に進むと、前方の町並みのそれらしい雰囲気がだんだんとなくなり、この辺で終わりかなと、南方面の路地に目をやると、木製の大きな常夜灯が目に入り、そちらに進むことに。常夜灯あたり一帯は広く整備されていて比較的大きな水路もありました。案内板には、旧庭瀬港とありました。規模は当時のものと比較しかなり小さいもののようでしたが、近年、常夜灯と旧庭瀬港が復元されたということのようです。

ふと、背後に目をやると、立派な格式のある民家もありました。この辺で、本日の撫川・庭瀬散策を終了しようと、車を停めている庭瀬城址に戻ることにしました。途中で見る水路の多さとお寺の多さに感心しながら適当に路地を歩いていると、なんと方角を見失ってしまいました。これは困ったなと思っていると、遠くにある道標が目に留まりました。随分、東に来ていたようです。
庭瀬城址公園に戻り、次に向かったのが、吉備津神社です。ナビのまま進むと、信じられないような山道に入っていきました。途中で引き返そうと思いましたが、方向転換もままならず、覚悟を決めて前進あるのみで、急な山道を進むとなんとか山を越え、吉備津神社付近に出ることができました。
 
 吉備津神社、急な石段を登ると山門があり、国宝の本殿が見えてきます。近年改修が行われ、屋根がとても美しいのです。少ない梅は見ごろを過ぎており、被写体も他にはなくお気に入りの長い回廊を歩いて行くと、正面の行き止まりに、愛らしいネコが一匹いました。写真を撮ろうと近寄ると、のっそりのっそりと、足の下にやって来て坐り、リラックスしている様子。なんと人懐こいネコでしょう。人をまったく怖がる様子もありません。

こうして、本日の撮影を終了し、家路に着くことにしました。
 撫川・庭瀬の見どころとしては、他に犬養木堂記念館があります。このことはあとで気づきました。庭園もあるようなので、次回の楽しみとしておきましょう。

 撫川・庭瀬地区のように、国の重要伝統的建造物保存地区の指定を受けるほどでもなく小さな昔の情景を留めている町並みが、県内にまだまだあるようです。今後はそういうところを少しずつ訪ねて行きたいと思っています。 

 次回は、3月3日の香川県梅の名所巡りのお話です。



吉備津神社 回廊で見た人懐こいネコ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする